土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2013年3月30日(土)
桜満開、タマミジンコを屋外に
近所の満開の桜(夜桜を撮影) タマミジンコ用の220Lプラ舟

 夜間の波板の覆いの下で、ここ3日間は朝の水温も12℃程度、昼間は16℃を超えてきています。

 近所の桜は、1週間前は3分咲き、一昨日までは5〜6分咲きで足踏みでしたが、この陽気でようやく今日は満開と呼べる感じになっています。

 戸外で昨年タマミジンコを培養していた220Lプラ舟では、タマミジンコの他にケンミジンコやその他のプランクトンが色々と増え始めている状態だったので、リセットするために昨日は綺麗にコケを全て落とし、半日間乾燥させておきました。

 これに、換水時の古青水を移し入れ、写真のような状態で室内で殖やしていたプラケースのタマミジンコを入れて、屋外培養のスタートとしています。 

2013年3月24日(日)
順調に春が
更水だが壁面にはコケが プラケースで大増殖のタマミジンコ 転覆から回復した明け3歳雌魚

 つい1週間前には丸鉢に氷が張り続けるほどの冷え込む朝もありましたが、少しずつ確実に暖かくなって、ここ数日間は波板の下ながら、朝の水温も10℃以上を保つようになってきています。

 今日は、日中は18℃まで水温も上がって、魚の動きや餌の食いも活発になってきています。

 冬眠明け以降は、1週間程度での1/2から2/3を換水する感じでしたが、そろそろ底や壁面にはコケもしっかり付いてきたので、再び落とす時期になってきています。

 さて、室内のプラケースで培養を始めていたタマミジンコですが、わずか2週間で10匹から大増殖とも言える状態になり、写真の通り容器の限界に達しています。

 本来なら、屋外のプラ舟で本格的な培養を開始するところですが、色々と忙しく今回はお預けとしています。来週には室外に移したいところです。

 また、この暖かさで、冬の間プラ舟の底で転覆し右側を下に横たわっていた明け3歳雌魚が、3日前から正常に水中で姿勢を保てるようになり、自由に泳げるように回復しています。

 丸手の雌なので、半ばあきらめていましたが、思いの外順調に好転した様子です。

 転覆時の影響で、鰭先は裂けてまだ傷みも見られますが、右の鰓後方には白っぽくできていた傷は、既にあまり気にならない感じに劇的に回復しているので、産卵には特に影響もなさそうな雰囲気です。

2013年3月10日(日)
春一番、タマミジンコも初確認
タマミジンコ培養の220Lプラ舟 室内のプラケース

 今日は風が強く、春一番のような強風が一日続いていました。

 そろそろ、産卵に備えて、産卵前の魚に与えるタマミジンコの準備を始める時期となっています。

 左上の写真は、昨年屋外でタマミジンコを培養していた220Lプラ舟の現在の状態です。
 
 冬期もそのまま放置していたので、低温で親虫は死滅して、周囲や水底に耐久卵が残っているのみの状態となっていましたが、本日肉眼でよく見てみると、小さな仔虫を確認することができました。

 ネットで掬ってみると、10数匹採集できたので、他にも湧いていたケンミジンコなどと分離して、純粋なタマミジンコだけを10匹程度をプラケースに入れて、室内で培養を開始することとしました。

2013年3月9日(土)
暖地桜桃も開花、青水をさらに薄め
庭の梅は満開に 庭の暖地桜桃も3分咲き 今朝の1/2の換水後 
 夜間の波板の覆いの下で、朝の水温は徐々に上がって、6日は7℃、7日は8℃、8日は12℃、今日は15℃と急に春めいてきています。

 庭の梅は既に満開となり、続いて暖地桜桃も咲き始めています。

 梅の開花は平年より遅くなりましたが、桜の開花予想は平年より少し早い感じと発表されていて、暖地桜桃も桜と同じ傾向が見られるようで、ほぼ平年並みの開花となっています。

 土佐錦魚の方も、水温の上昇に春を感じている様子で、水面で盛んに餌を求めるため、朝夕2回程度、ごく少量を与えています。

 また、前回の換水から4日が経過していることもあって、今朝はさらに青水を薄める感じで、1/2の換水を行っています。

 今日は陽射しも強く、日中の水温が17℃まで上がっていたので、一日3回の給餌としています。

2013年3月5日(火)
梅の開花と鶯の初鳴き、シーズン再開の床直し
庭の白梅は3/1に開花 2/3の換水後

 ようやく3月に入りました。昨日の朝と今朝は、うちでも鶯の初鳴きが確認でき、梅も1枝に2〜3輪が咲き、春が目前に来ていると告げられている感じです。

 うちの庭の梅は、最初の一輪が開いたのが3月1日で、例年同様に広島地方気象台の梅の開花から2週間遅れの開花でした。

 広島の梅の開花は、平年よりは11日遅くなったそうで、この冬の冷え込みの厳しさをそのまま反映していますが、昨年よりは11日早いとのことで、異常な寒波だった昨年よりは早まっているようです。

 プラ舟の水温は午後には12℃となっていて、明日以降も次第に暖かくなり、安定した陽気との週間予報となっているので、今日は1/3の古水を残して換水を行っています。

 青水の換水量を2/3としたのは、急激な水質変化を避けるためですが、今日の換水ではそれぞれの水質をpHメーターで数値を測ってみたので、参考までに記載しておきます。

 @換水前日の夕方にタンクに入れた井戸水のpHは5.8

 A本日の夕方までエアーレーションした@の井戸水は、pH7.4

 B換水前の80Lプラ舟の状態の良い比較的濃い青水は、pH8.7

 C換水後の薄い青水はpH8.3(A:B=2:1で混合)

 結果的に、今回の換水でpHは8.7から8.3に変わっただけなので、水の透明度はかなり上がって換水後すぐに水面で餌を求める状態となるほどでしたが、見た目ほど水質変化はなく、緩やかな換水ができたと言えるようです。

 右の写真の4歳雄魚も状態良く冬を越したので、換水後の薄青水とともに洗面器に掬い上げ撮影してみました。

 
この魚が入っているプラ舟は特に濃い青水を維持していたこともあって、模様の赤も濃くなっていて、特に痩せた感じもないようです。

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