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@1,000個(2歳雄魚×3歳雌魚) |
A900個(4歳雄魚×3歳雌魚) |
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孵化槽の40Lプラ舟は20℃ |
遮光のため板で覆う |
朝から雨が降る中、水温は16℃と暖かく、最近腹部が非常に柔らかくなっていた写真の3歳雌魚が今年初めての産卵となりました。
冬眠明け後、雌雄は一度も混泳させていないため、追尾などの産卵の兆しもない中、うちでは冬期の冷え込みが激しく、毎年4月下旬から5月初めの産卵開始だったので、今回の産卵はいきなりで、危うく見逃すところでした。
これまでの10年間をみても、4月の中旬より前に産卵したことはなく、まだまだ先だと思っていたので、雄が精子を出すかどうかも確認しておらず少し心配でしたが、この雌魚と合わせても良さそうな雄を4尾確認したところ、全てが十分に精子を出す状態だったので、そのうちの2尾で採卵しています。
今朝は雨が降り続いていたので、10時前に屋上に上がり、孵化槽の準備や換水を行いながら昼前後の採卵となりました。
産卵した3歳雌魚は、先日の日記で記載した転覆から劇的な回復を見せた魚です。
卵は白っぽく、3歳にしてはやや小さ目ながら、数はいくらでも産める状態で、少し腹を押さえると簡単に卵を出し続ける感じでした。
ただ、雨に濡れながらの採卵でもあり、各掛け合せで1,000個程度を確保してやめておきました。
■40Lプラ舟■ (20℃加温) |
A:900個 |
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@:1,000個 |
@で使った雄は、うちの2歳魚の中では長手で尾が大きいタイプで、唯一顔が気に入らないのですが、雌魚が顔が良いのであえて用いています。
雄の精子はスプレー状で良く出ていて、2時間後に確認したところ、ほぼ受精して透明になっているようでした。
Aの雄は、今年4歳になる魚で、昨年もこの雌と6/10に交配しています。
この時は時期も遅く、雌魚は4回目の産卵だったりと条件が悪く、結果的に残せるものが出ませんでしたが、この雌魚の子は他の交配でも良い子を多く出しているので、今年はリベンジの採卵です。
雄は、粘度の強い真っ白な精子で、あまり拡散しない感じでしたが、こちらも2時間後にはほとんどが受精して透明となっていました。
さて、明日はトサキン保存会西日本支部の研究会です。
掲示板にも記載している通り、一般分譲会も併せて行われるのですが、少し天気が心配です。
午後は晴れる予報が出ていたので、あまり影響はないと思いますが、久しぶりに多くの会員と会えるのが楽しみです。
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