土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2012年3月31日(土)
氷の後、4日目で更水飼育へ
換水後のプラ舟 換水後、餌を求める2歳魚

 3/27(水)の朝には丸鉢に5mmほどの氷が張るほどの冷え込みでしたが、今日までの4日間は比較的暖かく、昼間の気温も15℃前後の日が続いています。

 25日の日曜日以降は、2度の4/5換水を夕方に行って、今朝の換水で完全な更水となっています。

 今朝は天気が悪く、冷たい霧雨も降っていましたが、10時過ぎには強風の中ではありましたが、時折の日差しは暖かく、水温は6日続けて12℃まで上がっています。

 この1週間の給餌は1日に1回程度を通常の半分以下の量で与えています。

2012年3月25日(日)
再び冬の気候
昨日の換水後 寒空に咲く庭の暖地桜桃

 ここ数日、朝が寒く冷え込んで、プラ舟は7〜8℃の水温のため、終日波板をかけっぱなしとしています。

 冷たい雨も降り、曇天で気温の低い1週間だったので、換水のタイミングもありませんでしたが、ここまで薄めた青水が再び濃くなってきたので、昨日は水温8℃と冷たい中でしたが、無理に換水して再び薄めています。

 
一日冷たい風が強く吹いていましたが、日中は少し晴れ間ものぞき、昼には水温も12℃まで上がったので、昨日は久しぶりに給餌を行っています。

 今日も昨日に続いて冷たい霧雨の一日でしたが、梅に続いて庭の暖地桜桃もようやく咲き始め、もうすぐ5分咲きの状態となっています。一昨年より2週間遅れで開花した昨年よりさらに1週間遅い感じで、これまでで最も遅い開花です。

 まだ3〜4日は低温が続く予報が出ているので、4月を前にして、今年は立ち上がりが難しいスタートです。

2012年3月20日(火)
夜間は再び波板を・・・、昨年の写真館を追加
夜間・早朝は波板で再び覆う

 3日続いた暖かな朝も今朝は一転、気温は3℃以下まで下がっていました。

 プラ舟の方は、夜間の波板被覆のおかげで7℃の水温を保っていて、朝10時過ぎに波板を取ってみると、水面で相変わらず餌を求める姿を見せてくれました。

 今日の給餌は、水温が12℃まで上がった午後2時に1回のみとしています。

 明日と明後日は同様に冷え込むようなので、今日も夕方6時過ぎには再び波板をかけています。

 また、今日は時間が取れたので、昨年の写真をまとめて、「土佐錦魚写真館2011年」のページを追加作成しています。

2012年3月18日(日)
さらに青水を薄めて
2/3程度を換水後 水底の魚影も確認できる濃さ

 今日は少し雨が残り、おかげで波板の下のプラ舟の水温は12℃もありました。

 朝10時には雨も上がったので、換水を行って青水をさらに薄めています。

 今回は約1/3の古水を残して更水を足したので、換水後には水底にいても魚影が確認できる濃さに薄くなっています。

 
今日は一日曇り空で水温は13℃程度でしたが、餌を求める姿は昨日より確実に勢いが増していたので、昨日同様のわずかな量の給餌を換水後に行った後、午後2時にも再度同量の給餌を行っています。

 シーズン再開となり、動き出した飼育管理ですが、今日はトサキン保存会西日本支部の4月研究会についても案内メールを送っています。

 4月8日(日)に広島県福山市のO支部長宅で行われる研究会では、「二歳・親魚の一般分譲会」も13時から同時開催となります。

 会員以外で参加を希望される一般の方は、詳細な開催場所をお伝えしますので、メールにてお問い合わせください。

 一般分譲会の詳細は、掲示板に記載しているので、そちらもご覧ください。 

2012年3月17日(土)
初給餌

 昨日から今朝にかけての雨も上がり、今日は昼過ぎると16℃まで気温が上がって、雨のたびに春へと近づいていく感じです。

 今日は一日曇り空でしたが、昼間には波板を外して日光を当てると、水温は13℃まで上がっていました。

 水面に上がって餌を求める姿を見て、給餌の量はごく少量として、今年初めての給餌を行っています。

 なお、夕方からは再び波板をかけています。

2012年3月15日(木)
土佐錦魚シーズン再開の床直し(初換水)
庭の白梅も開花 換水後の水合わせ
 今朝は、暖かな雨上がりの朝となり、庭の白梅もようやく咲き始めました。この白梅が咲く頃が、ちょうど春へとの気候の変わり目となるので、うちでは床直しを行い、土佐錦魚を起こす指標としています。

 今年の梅の開花時期について、広島気象台は平年の3週間遅れの2月28日に開花したと発表がありましたが、うちでは毎年、これよりさらに2週間遅れた開花となり、今年も不思議とこの通りになっています。

 ちなみに、昨年の庭の白梅は、平年の2週間遅れで3月初めの開花でしたが、今年はさらに1週間遅れています。

 今日は午後からは暖かくなり、気温は15℃まで上がってきました。週間天気予報でも極端な冷え込みもなく、徐々に暖かくなっていくようになっており、床直しの指標となっている庭の白梅も開花したため、今日は午後に床直しを行いました。

 
換水後 換水前
 プラ舟の水温は12℃とまだ少し冷たく、波板を外すと写真の通り濃い青水が若干黄色味を帯びて、中の魚影は全く確認できない濃さとなっていました。

 手探りで魚を探して洗面器に一尾ずつあげ、底に2cm程度の青水は元に返すため別容器にとって水を抜き、更水を追加して今年初めての換水としました。

 今年の越冬では、プラ舟にエアレーションをせず波板を掛けただけとしましたが、隙間から雨水も入って水位は全く下がっておらず、壁面や底面にはコケも無い状態で青水も薄まることもなく、調子良く冬を越したようです。

 
 換水では、わずかな青水を戻しただけですが、底の魚までは確認できない濃さの青水の透明度となっています。

 換水後には、多くの魚が水面に上がって餌を求めてきましたが給餌は行わず、夜からは雨も降る予報だったので、再び波板をかけておきました。
2012年3月11日(日)
トサキン保存会中部日本支部研究会

 昨年東京の池袋で行われた全国大会(第四回全国土佐錦魚品評大会)の会場で、トサキン保存会中部日本支部の泉支部長から依頼があった講演のため、今日は愛知県で行われた中部日本支部の研究会へお邪魔しました。

 泉支部長をはじめ中部日本支部の会員の皆様とは、午後の4時間ちょっとの間でしたが、非常にあたたかな雰囲気の中で、時間が経つのも忘れるほど、色々な話題で盛り上がりました。

 また、講演と言うとおこがましいのですが、私からはパワーポイントをプロジェクターでスクリーンに映していただいての説明で、20枚ちょっとのものを見ていただきながら、飼育と繁殖の事例をもとに、より良い土佐錦魚を創るための考えをお話ししました。

 参加された中部日本支部の会員の方には、どれだけ参考となったかはわかりませんが、私自身にとっては、これまでの経験と事例を検証する良い機会をいただき、大変良い経験となりました。

 
お招きいただいた泉支部長と中部日本支部の皆様に心からお礼申し上げます。

 なお、当日の詳細を「土佐錦魚訪問記」のページに追加しています。

2012年3月4日(日)
春の準備と冷たい雨
秋以降洗っていないタンク内壁 洗浄後 貯水後

 昨日は春めいた暖かさだったので、気になっていた貯水タンク内の清掃を行いました。

 うちでは、貯め水は600Lタンクでエアーレーションしながら換水用に備えていますが、付随している蓋は用いず、外気にあてて、日光も中に入る状態としています。

 そのため、コケがすぐに壁面に付いて、あまり放置しておくと、パイプからの水の出が悪くなるほどになるので、年に数回は内部をブラシで洗い落としています。

 昨日は今年初めてのタンク内洗浄としましたが、今日は打って変った冷たい雨で、この水を使うことなく過ごしています。

 先日の気象庁の発表にあった通り、今年は6年ぶりとなる、久しぶりの寒冬とのことですが、屋上飼育で自然の低温をもろに受ける形となるうちの飼育場では、春はもう少し遅くになりそうです。

 ここ数年は2月の終わりには床直しをして、少しずつ青水を薄めていましたが、今年の気候では3月中旬にまでずれ込みそうな感じです。


 右の写真は、先日も紹介した昨年タマミジンコを培養していた220Lプラ舟です。

 中の仔虫の数もかなり増してきましたが、ケンミジンコが多数混ざっているようでした。

 起こすまではまだ時期がありますが、この様子ではリセットした方が良いようにも思えます。

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