|
|
Z23:1,000個(3歳雄×3歳雌) |
8月8日(産卵直後) |
|
|
8月10日(孵化半日後) |
8月14日(孵化4日後) |
立秋の8月8日(月)の朝、三歳親魚4尾を入れている140Lプラ舟で、早朝の管理のために近付いても、水面で餌を求めず、しきりに追い合っているので、産卵を疑って写真の雌魚の腹を抑えると、これまでに見たことの無い濃い黄色をした卵をこぼすので、試しに8月の産卵がどうなるのか、採卵してみました。
8月に産卵があったのは初めてで、今年の当歳魚が既に1鉢3尾になったものもいる状態での産卵でした。
同じプラ舟で追っていた三歳雄魚が十分な量の精子を出したので、軽く1,000個を人工授精で採っておきました。
産卵日から、朝の水温は28℃、日中は33℃付近までと、平均すると30℃付近で推移していたため、孵化も早く、一部は丸二日で孵化をはじめ、二日半が経過したときには全ての卵が孵っていました。
産卵後2日半の、孵化したばかりの稚魚の写真を見ると、卵の濃い黄色はさいのうに移行していて、普通の卵では透明なさいのうが黄色くなっていました。
また、さいのうの養分をあまり吸収する前に孵化してしまった感じで、非常に大きなさいのうをつけて孵化している稚魚もありました。
20℃で4日での孵化がベストとされているのに対して、非常に短い孵化時間のため、正常な孵化が行われていないのか、孵化後3日目には、孵化したものの水底で泳げない奇形魚を200尾ハネています。
これ以外の稚魚は順調に成育が進んでいるようで、孵化2日目には自由遊泳に入り、孵化後3日目にはブラインシュリンプの給餌を始めています。
孵化4日目の稚魚を見ると、すでに尾がはっきりと見えていて、成長の速さを見せています。
|