土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2011年6月29日(水)
水温35℃

モルタル丸鉢  
I:13尾
(5/11孵化)
N:14尾
(5/12孵化)
H:14尾
(5/11孵化)
K:13尾
(5/11孵化)
M:14尾
(5/12孵化)
J:12尾
(5/11孵化)
A11尾
(5/5孵化)
 B12尾
(5/5孵化)
モルタル丸鉢 
I:14尾 
(5/9孵化)
O:10尾
(5/25孵化)
P:16尾
(5/25孵化)
Q:17尾
(5/25孵化)
  プラ丸鉢
C3尾
(5/5孵化)

(21):2尾
(6/5孵化) 
R:2尾
(5/27孵化)

S:10尾
(6/5孵化)
 F:9尾
(5/8孵化) 
(22):9尾
(6/5孵化) 

 この2日間は蒸し暑い日となり、両日とも朝の水温は27℃。そんな中、昨日の朝には、飼育スペースの都合で冬眠明けから雌雄を常に同居させている3歳魚の140Lプラ舟では、6/2に産卵した3歳雌魚が2尾の雄に追われ、プラ舟の隅の上方で3度目の産卵をしていました。

 この時期の採卵は水の傷みも招きやすく、魚も消耗するので全く迷惑な話ですが、今回も産むに任せて、夕方換水しています。

 昨日の日中は33℃まで上がった水温が、今日は35℃まで上がって、梅雨も明けたかのような6月とは思えない暑さですが、魚の方はいたって調子良く、今日もよく泳いでいました。

 写真は丸鉢の換水時ですが、各鉢には12尾〜15尾が主流となり、一段と存在感を増して太みをつけた稚魚が、そろそろ当歳魚と言える形になってきています。

 それから、遅くなりましたが、26日に開催した「トサキン保存会西日本支部」の「一般分譲会・研究会」は、参加者23名で盛況のうちに無事終了しています。

 個人的には、2歳雌魚を1尾、稚魚(ABのミックス):15尾で1セットのみを分譲に出しましたが、何れも評判がよく、特に稚魚は「このサイズで既に十分腹の出た体型、綺麗に尖った顔、大きな尾と3拍子揃っていて、どうやったらこんなに出来るのか?」と何人にも聞かれるほどで、くじ引きでの購入者抽選も最多の希望者により行われました。

 一般参加者は、四国をはじめ遠くは群馬県からもお越しいただきました。分譲会の最中には色々と個人的に質問もされながら、有意義に過ごされた様子が、後日届いたお礼のメールから推察され、一安心でした。

 詳細の記事は、「研究会活動報告」に掲載しています。 

2011年6月25日(土)
2歳魚の変化
2歳雄魚(去年のAの1尾)
 2歳雌魚(去年のTの1尾)
J(5/8孵化)のうちの1尾 

モルタル丸鉢  
I:14尾
(5/11孵化)
N:14尾
(5/12孵化)
H:14尾
(5/11孵化)
K:14尾
(5/11孵化)
M:14尾
(5/12孵化)
J:12尾
(5/11孵化)
A12尾
(5/5孵化)
 B14尾
(5/5孵化)
モルタル丸鉢 
I:14尾 
(5/9孵化)
O:10尾
(5/25孵化)
P:18尾
(5/25孵化)
Q:18尾
(5/25孵化)
  プラ丸鉢
C3尾
(5/5孵化)

(21):2尾
(6/5孵化) 
R:2尾
(5/27孵化)

S:10尾
(6/5孵化)
 F:10尾
(5/8孵化) 
(22):9尾
(6/5孵化) 

 ここ3日間は寝苦しい夜が続き、今朝の水温も28℃となっていました。

 おかげで水の傷みも早く、全ての丸鉢とプラ舟を毎日の換水としています。

 梅雨の合間ながら、夏らしい蒸し暑い日が続いていますが、二歳魚は伸び盛りで、雄の尾はより大きく、雌は太さを増してきています。

 左の写真上は、やや細身ながら尾が大きく返しの良い二歳雄魚で、左目の上から褪色が始まって来ています。

 
後ろに小さな弛みがありながら、後ろの張りが良いので、褪色して目立たなくなれば、と期待しています。

 左の写真中の魚は、二歳雌魚で、実物は写真よりさらに丸みが強く、ころころの体をしています。

 稚魚の方は、ここ数日の換水の度に数を減らして、ほとんどの鉢で15尾を切っています。

 変わったところでは、左の写真下のように、去年と同様、今年も尾筒の色が黒い稚魚が2尾出ています。

 この稚魚はJのうちの1尾で、この掛け合わせは父親違いの兄弟掛けですが、この両親達は同じ雌親から出ています。

 なお、もう1尾の尾筒が黒い魚はMから出ていますが、この雌親も上と同じ雌親から出ていて、Jの両親と腹違いの兄弟魚が産んだ稚魚ということになります。

 また、去年の尾筒が黒い稚魚(去年のF)は、Mの雌親の兄弟魚(両親とも同じ)にあたります。

 これらのことを考え合わせると、共通の祖母に当たる雌親に遺伝的な要因があるのかもしれません。

 さて、明日は「トサキン保存会西日本支部」の「一般分譲会・研究会」です。近づいていた台風も、研究会の開始時刻には、通り抜けているとの予報も出ていますが、若干雨には降られそうな感じです。

 雨天でも屋根のある広い場所があるので、分譲会も決行です。遠方からの参加者も多いので、皆様気を付けてお越しください。

2011年6月22日(水)
尾芯飛び

モルタル丸鉢  
I:16尾
(5/11孵化)
N:16尾
(5/12孵化)
H:15尾
(5/11孵化)
I:15尾 
(5/9孵化)
M:16尾
(5/12孵化)
J:14尾
(5/11孵化)
A14尾
(5/5孵化)
 B14尾
(5/5孵化)
モルタル丸鉢 
K:17尾
(5/11孵化)
C16尾
(5/5孵化)
P:19尾
(5/25孵化)
Q:18尾
(5/25孵化)
  プラ丸鉢
O:10尾
(5/25孵化)
(21):2尾
(6/5孵化) 
R:2尾
(5/27孵化)

S:10尾
(6/5孵化)
 F:10尾
(5/8孵化) 
(22):10尾
(6/5孵化) 

 そろそろ、稚魚も大きくなってきたので、一部の丸鉢では毎朝の換水に移行しています。

 換水時には、少しでも狂いの生じたものは即ハネているので、今日の時点では各鉢に15尾前後が主流となってきています。

 今日の写真はHのうちの1尾です。まだ2cmちょっとのサイズながら、非常に良い姿を見せているのですが、残念なことに尾芯が途中で消えているのでハネとなった魚です。

 19日の日曜日に、高知と愛媛からうちに見学に来られた会員の方にもお話ししましたが、尾の後ろの大きい魚が主流となっているうちの系統では、尾芯飛びや桜尾、尾芯下げが生じやすい反面、これらにならずに残ったものは非常に良いものが出るように感じています。

 今日も梅雨らしい天気で、朝から湿度も高く、3歳の入っている140Lのプラ舟では、雌が追われて激しく水を飛ばしながら隅の方で産卵していました。

 左の写真の通り、プラ舟の縁には飛び散った卵が打ち上げられています。

 産卵した雌魚は、もう今年何度目になるか分からないほどですが、今回も採卵は行わず、そのまま産むに任せて放置し、汚れた水の改善にと、夕方に換水のみを行っています。


 また、イトミミズについては、中国からの輸入が再開して、明日には届くこととなっています。代用の餌には、養殖しているタマミジンコで十分な量が得られているので、これを2日与えて食い繋ぎ、特に困ることはありませんでしたが、一安心といったところです。

2011年6月18日(土)
ブラインシュリンプ終了
モルタル丸鉢  
I:21尾
(5/11孵化)
N:20尾
(5/12孵化)
H:20尾
(5/11孵化)
I:18尾 
(5/9孵化)
M:25尾
(5/12孵化)
J:25尾
(5/11孵化)
A21尾
(5/5孵化)
 B21尾
(5/5孵化)
モルタル丸鉢 
K:25尾
(5/11孵化)
C21尾
(5/5孵化)
P:30尾
(5/25孵化)
Q:20尾
(5/25孵化)
  プラ丸鉢
O:30尾
(5/25孵化)
S:15尾
(6/5孵化)
 F:15尾
(5/8孵化) 
(22):30尾
(6/5孵化) 
40Lプラ舟
(21):2尾
(6/5孵化) 
R:2尾
(5/27孵化)
  
A:21尾(5/5孵化) I:21尾(5/8孵化)

 梅雨らしい天気が続いて、昨夜も雨が降り、今朝から一日曇り空でした。

 
この1週間も、天候に関係なく、丸鉢は1〜2日での換水のペースが続いています。

 選別は換水時に目に付いたものをハネる程度だったので、ほとんど減っていなかったので、今朝の換水で全ての鉢を確認して各鉢は10尾以上を減らして、右の表のとおり20尾前後としています。

 今日の写真は、ここまでずっと成長を追っているAと、現時点でうちの稚魚では今年一番良さそうな形質を見せているIです。

 どちらも、尾の後ろが大きく、これから数を減らせば、急に大きくなってくることと思います。

 逆に、不良魚が多く、選別を行った結果、たった2尾となったR(21)もありました。

 なお、今日でブラインシュリンプの給餌は終了としています。合わせて40Lプラ舟を加温していたヒーターも不用になってきたので片づけを行って、飼育スペースがすっきりと夏のモードとなって来ました。

 稚魚の餌については、6/5孵化のうちで最も小さい稚魚にはタマミジンコで、それ以外はイトミミズでの給餌を行うようにします。

 ただ、6/4以降、毎週送ってもらうことようにしていたイトミミズが、採集地の中国では大水で流されてしまい入荷が延期となっているので、こちらが少し心配です。

2011年6月12日(日)
梅雨の中の換水

モルタル丸鉢 (無加温)  
I:30尾
(5/11孵化)
N:30尾
(5/12孵化)
H:30尾
(5/11孵化)
I:35尾 
(5/9孵化)
M:35尾
(5/12孵化)
C35尾
(5/5孵化)
A35尾
(5/5孵化)
 B:35尾
(5/5孵化)
モルタル丸鉢 (無加温)  
K:40尾
(5/11孵化)
J:40尾
(5/11孵化)
P:50尾
(5/25孵化)
Q:40尾
(5/25孵化)
  プラ丸鉢(無加温) 
O:30尾
(5/25孵化)
S:100尾
(6/5孵化)
40Lプラ舟 (20℃加温) 
(21):300尾
(6/5孵化) 
(22):600尾
(6/5孵化) 
 プラ丸鉢(無加温) 
 F:35尾
(5/8孵化)
R:2尾
(5/27孵化)
 

 今朝も雨。梅雨時期の丸鉢の換水は、少し油断すると赤班病などに罹るので、雨の中では特に滞りなく行うよう、今日も雨の中での換水を行っています。

 各鉢の尾数は30尾程度になり、洗面器へのすくい上げもそれほど苦になりませんが、雨の中の管理はやはりこたえます。

 今日は午後から、トサキン保存会西日本支部の会員の方が、雨の中、見学に来られました。
 一通り魚をすくい上げてご覧いただいた後、稚魚を5鉢分譲したので、飼育スペースに少し余裕が出来たので、配置換えを行っています。

 また、今日は6/5に孵化した最後の稚魚のうちの1腹Sを選別してみました。孵化後7日目で、まだ尾が開いたばかりですが、初めての選別で300尾から100尾に減らしています。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【分譲会のお知らせ】

 平成23年6月26日(次の日曜日)に、トサキン保存会西日本支部では、一般の方も対象に、稚魚・二歳魚・親魚の「分譲会」を行います。

 今年度初めての、「会員以外も参加できる分譲会」です。

 詳しくは、掲示板をご覧ください。

 

2011年6月10日(金)
タマミジンコ大増殖
220Lプラ舟のタマミジンコ 水面を拡大 軽く一すくい

 今日は雨上がりで朝から湿度が高く、220Lプラ舟の水面では赤く色付いたタマミジンコがこれまでになく渦を巻いていました。

モルタル丸鉢 (無加温)  
I:30尾
(5/11孵化)
N:30尾
(5/12孵化)
H:30尾
(5/11孵化)
I:35尾 
(5/9孵化)
M:35尾
(5/12孵化)
C35尾
(5/5孵化)
A35尾
(5/5孵化)
 B:35尾
(5/5孵化)
モルタル丸鉢 (無加温)  
K:40尾
(5/11孵化)
J:40尾
(5/11孵化)
P:50尾
(5/25孵化)
Q:40尾
(5/25孵化)
  プラ丸鉢(無加温) 
O:30尾
(5/25孵化)
F:35尾
(5/8孵化)

 今週は、イトミミズの給餌を開始したため、タマミジンコの給餌をほとんど行っていないことに加えて、今朝の無風状態により酸欠になったタマミジンコが、全て水面に上がってきているようです。

 写真以外の所でも、水面全面で同様に渦を巻いており、十分すぎる量があったので、2歳・親魚にすくい取って与えています。皆、喜んで追って食べている姿は、体調の良さをはっきりと感じさせます。

 また、
ここ数日は、稚魚の丸鉢は、1〜2日に一回の換水と、同時に行う選別で、それぞれ数を減らしています。

 特に、5/25に孵化したOPQの稚魚は、この1週間で2回選別してかなりの数を減らしています。

 Pの稚魚が非常に良く、(親骨が硬いのが少し気になりますが、)後ろも大きく張りの良い尾肩だった反面、OQの稚魚は出来が悪く、親骨は硬いのに張りが甘く、狭いU字型の尾肩がほとんどで、一気に数を減らしてしまった感じです。

 親骨の硬い稚魚は、尾の左右の付き違いが泳ぎにすぐに表れるので、選別では親骨の角度と泳ぎで見ています。

40Lプラ舟■ (20℃加温)    
S:300尾
(6/5孵化)
  (21):300尾
(6/5孵化)
  (22):600尾
(6/5孵化)
 40Lプラ舟■ (無加温)    
R:40尾
(5/27孵化)
  G:35尾
(5/8孵化)
  I:35尾
(5/11孵化)
洗面器(無加温)     プラ丸鉢(無加温)    プラ丸鉢(無加温)
 E:15尾
(5/8孵化
  @35尾
(5/5孵化)
  L:30尾
(5/11孵化)

 なお、親骨が硬いものがほとんどなので、狂いが生じれば悪くなる一方ですが、残せるものがあれば、良い魚を得られるような気がします。

 その他には、同じ雄親を使っているINについても同様に、後ろの大きな尾肩のある尾で良さそうな感じです。

 また、順調に良い姿を見せているAと同じ雄を用いたMも、同じような尾で良さそうな感じです。

 FGについては、極端な丸手の雌親にもかかわらず、稚魚のほとんどは長手で、不思議な感じです。

2011年6月5日(日)
丸鉢を回る稚魚
換水後のA Aの鉢 

 今日は一日曇り空でしたが、各鉢はイトミミズの給餌で水の傷みも激しく、特に激しい3鉢は昨日に続いての換水としています。

 イトミミズの初給餌から一夜明けただけですが、今朝の給餌ではイトミミズの味をしめたようで、振り分け入れたイトミミズに、勢い良く寄ってきて食べていました。

 イトミミズの給餌が始まると、ようやく土佐錦魚のシーズンが始まったように感じます。

 
一方、昨日から、稚魚が丸鉢の縁を回って泳ぐ姿が目に付くようになって来ました。

 同じように管理していても、よく泳ぐ鉢もあれば、なかなか泳がないものがあるのが不思議ですが、良い形質を見せているものはよく泳ぐような気がします。

モルタル丸鉢 (無加温)  
G:40尾
(5/8孵化)
N:30尾
(5/12孵化)
H:30尾
(5/11孵化)
I:40尾 
(5/9孵化)
@40尾
(5/5孵化)
C40尾
(5/5孵化)
A40尾
(5/5孵化)
 B:40尾
(5/5孵化)
モルタル丸鉢 (無加温)  
I:40尾
(5/11孵化)
J:40尾
(5/11孵化)
 L:30尾
(5/11孵化)
Q:600尾
(5/25孵化)
  プラ丸鉢(無加温) 
K:50尾
(5/11孵化)
F:40尾
(5/8孵化)

 さて、今日の写真もAの鉢ですが、今日久しぶりに洗面器に上げたBの稚魚についても同じような形質を見せていて、こちらの出来も良いようで、さらにこれからの成長が楽しみな状況となっています。

 その他に、今日は産卵からちょうど3日目で、6/2採卵のものが全て孵化しています。

 これに合わせて、40Lプラ舟の選別を進め、その他の鉢もいくつか選別を進めています。

 特にEの鉢では、今回の選別でわずか15尾まで減ってしまったため、丸鉢での飼育はスペースの都合上断念し、とりあえずたらい型のFRP洗面器(ブルー、深型)に入れて様子見としています。

 







40Lプラ舟■ (20℃加温)    
S:300尾
(6/5孵化)
  (21):300尾
(6/5孵化)
  (22):600尾
(6/5孵化)
 40Lプラ舟■ (無加温)    
O:100尾
(5/25孵化)
  R100尾
(5/27孵化)

  P:400尾
(5/25孵化)
洗面器(無加温)     プラ丸鉢(無加温)    プラ丸鉢(無加温)
 E:15尾
(5/8孵化

   M:60尾
(5/12孵化)
  I:60尾
(5/8孵化)









 

2011年6月4日(土)
イトミミズ給餌開始
Aの鉢

モルタル丸鉢 (無加温)  
G:40尾
(5/8孵化)
F:40尾
(5/8孵化) 
H:30尾
(5/11孵化)
I:40尾 
(5/9孵化)
@40尾
(5/5孵化)
 
C60尾
(5/5孵化)
 
A40尾
(5/5孵化)
 
 B:40尾
(5/5孵化)
モルタル丸鉢 (無加温)  
I:40尾
(5/11孵化)
J:40尾
(5/11孵化) 
 L:30尾
(5/11孵化)
Q:600尾
(5/25孵化)

 今日からイトミミズの給餌を開始しています。

 最も早いものは孵化後4週間(30日目)、遅いものでも3週間(23日目)ですが、少し遅かった感じがするほど、稚魚はタマミジンコのおかげか、十分なサイズになっています。

 イトミミズは午後2時過ぎと5時ごろの2回、ともに少量を与えていますが、喰い付きは上々のようです。

 今日の水温は、朝20℃だったものが、午後には丸鉢で30℃、プラ舟でも28℃まで上がっていました。

 稚魚の選別と換水は随時行っていて、この頃は1週間に2回程度となっています。なお、換水時には丸鉢のコケはしっかりと落としています。

 また、5/25以降に孵化した針仔には、ブラインシュリンプを給餌して1週間になりましたが、何れも立ち上がりが良く、期待が持てそうです。

 

40Lプラ舟■ (20℃加温)    
O:300尾
(5/25孵化)

S:400個

(浮洗面器内)
  R300尾
(5/27孵化)


(21):400個
(浮洗面器内)
  P:800尾
(5/25孵化)


(22):800個
(浮洗面器内)
 プラ丸鉢(無加温)    40Lプラ舟■ (無加温)    
K:50尾
(5/11孵化)
  E:40尾
(5/8孵化

  N:40尾
(5/12孵化)
   プラ丸鉢(無加温)    プラ丸鉢(無加温)
     M:60尾
(5/12孵化)
  I:60尾
(5/11孵化)
2011年6月2日(木)
最後の産卵
S:400個(2歳雄×3歳雌) (21):400個(2歳雄×3歳雌) (22):800個(2歳雄×3歳雌)

 6月に入って、今日は2日目。梅雨らしいはっきりしない天気が続いて、今朝も湿度が高い朝で、水温は昨日と同様18℃となっていました。

 最近は、毎朝どれかの雌魚が卵をこぼしている状態でしたが、今朝は、
3歳魚が2尾追われていて、そのうちの1尾(昨年の全国大会の2歳魚の部優勝魚)がようやく初産卵となったので、これを人工授精で採卵しています。

 この3歳魚は、冬眠時はひっくり返って水面に腹を上にして浮かんでいて、3月には底で座り込むようになりながら、5月に入ってようやく立ち直った魚ですが、この1ヵ月で十分に成熟した様子で、卵の数も何千と出る状態までに回復しています。

 今年はもう採卵しない予定でしたが、この雌魚が産むのであれば、無理をしてでも採っておこうかとの思いで、スペース的にはどこにも入れる場所もない中、とりあえずの採卵としています。

 

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