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状態の良い所は薄黄色の青水 |
青水の濃さは様々 |
ここ5日間で気候は春めいてきて、気温は上り調子で、昨日は15℃、今日は17℃まで最高気温が上がり、春のような気候が続いています。
うちではまだ波板をかけっぱなしで放置していましたが、今朝の水温が波板の下で11℃となっていて、日中は15℃まで上がっている状態なので、今日は2/3の換水を行って、戻す1/3の元水はネットで濾して、全てのプラ舟で床直しを行っておきました。
青水の状態はプラ舟によって大きく違っているので、換水前にpHをチェックしてみると少し意外な結果となりました。
魚の状態が良い所は、pH8.5と理想的な値を維持していましたが、これらのプラ舟の青水の色はどれも薄い黄色がかった状態でした。
一方、青水が非常に濃いものは、どれもがpH9.5となっていてアルカリに偏りすぎていました。中の魚はいくつか調子を崩していて、尾に充血があったり、体表の一部に薄く雲を被るものも見られる状態でした。
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換水後の様子 |
水面に餌を求めて寄ってくる |
昔の名人と言われる高知市の飼育家は、薄く黄色がかった水で冬を越させていたとの話も聞いていましたが、らんちゅうなどで言われてきた濃い青水に対する評価は、土佐錦魚の飼育にとってはイメージから来た思い込みで、本来は間違っているのかもしれません。
右の写真は換水後ですが、状態の悪い濃い青水は全て捨ててPH8.5の薄黄色の青水を状態の良いプラ舟から移し、どのプラ舟もほぼ同じ濃さにしています。
換水に使った井戸水(汲み置き爆気したもの)のpHは8.0だったので、冒頭の割合での混合により、最も状態が良かったプラ舟もさらに良い水の状態となったようで、換水後にはどの舟の魚も人影を追って水面に上がって来て、餌を求める状態になっています。
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