土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2010年11月29日(月)
「冬の到来を告げるポプラ」と「初氷」
ポプラの落葉(東側の山々) ミジンコを培養している220Lプラ舟

 今朝はこの秋一番の冷え込みで、80Lプラ舟にかけてある波板を外してみると、その下の青水は4℃の水温となっていました。

 日中も水温は10℃までしか上がらなかったようで、夕方6時には既に8℃に下がっていました。

 冬籠りの指標としている東側のポプラの木の落葉も、あと僅かを残すのみとなり、冬は目前の感じとなっています。

 今朝のうちの屋上には霜も降りて、だるまメダカを飼育している40Lプラ舟では、薄い氷が全面に張っていました。

 また、今朝は青水が濃くなって安定している「タマミジンコ培養中の220Lプラ舟」でも、右の写真のように氷が張りかけていて、縁から氷の柱が伸びる様子を見ることが出来ました。


 ちなみに、この「タマミジンコを培養している220Lプラ舟」では、いまだに毎日親指の先くらいの塊を2個ずつ採集して、給餌に用いていますが、さすがに今日の給餌は人工飼料も活餌もともに中止としています。

 それから、今日は以前から気になっていた「土佐錦魚関連のおすすめリンク」のページを更新しておきました。

 廃止となったリンク先を削除して、新たに先方からもリンクを張って頂いていた4つのブログを追加しています。
 
 また、先日も全国大会でお世話になった「金魚屋バンビーノ」さんも追加しています。なお、こちらのブログでも全国大会の結果を紹介されていますので興味のある方はご覧ください。 

2010年11月28日(日)
青水の換水方法
濃さの異なるプラ舟(換水後) 最も薄い青水のプラ舟(換水後)

 ここ数日、朝の水温は8℃前後、日中は12〜13℃、夕方波板をかける時には10℃といった感じで、比較的安定して推移しています。

 12月を目前に控えて、冬籠りも目前となり、昨日は1週間ぶりの換水を全てのプラ舟で行っておきました。
 本格的に冬籠りに入るまでには、もう一度換水を行う予定ですが、予想ではさらに10日前後かかるかと思っています。

 右の写真は、先日の品評会へ出品した魚を入れているプラ舟の換水後の状態です。出品前から少しずつ青水を薄めて、当日はごく薄い青水で輸送していたこともあって、帰ってからも1つのプラ舟にまとめて管理しています。
 このプラ舟は、他の舟の青水の濃さの半分程度の色で、薄く明るい青水ですが、今回の換水も他と同様に行って薄めています。

 ここまでは前述のような水温の変化の中、まだ給餌も続けているので、あまり濃い色にする必要もなく、写真のような濃さに保っていますが、そろそろ冬籠りに備えて徐々に青水の濃さを増して行くつもりです。

 なお、換水時には、魚を洗面器に掬い、上水をネットで越しながら一旦全ての水を別の容器に移し取り、プラ舟の底や壁面に付き始めたコケを綺麗に取り去ってから、元水を2/3戻して、1/3は更水を足しています。

2010年11月24日(水)
昨日の結果
二歳魚の部:優勝 二歳魚の部:第7位
 当歳魚の部:優勝  当歳魚の部:準優勝

 昨日の「第三回全国土佐錦品評大会」の結果を、「品評会の記録」のページに掲載しておきました。

 室内での撮影で、2人に手伝って頂きながらライトを当てての撮影でしたが、そのおかげでどうにかほとんどの魚はなんとか見られる画像が撮れたと安堵しています。

 今回の品評会では、撮影されている方が多いように感じましたが、画像で改めて確認してみると、さすがに全国大会としてのレベルの高さを再認識させられました。

 ちなみに、撮影画像のデータを見てみると、当日撮影した写真は合計で652枚、うち1尾ずつの魚影は計550枚、1尾ずつの魚影の撮影時間は計120分間、連写は1枚も撮っていないので13秒に1枚のタイミングを狙っての撮影となっていましたが、出来上がりの魚影写真は50枚なので1尾あたり11枚を撮っていたこととなります。

 いかに品評会魚と言えども、11枚の撮影ではベストショットはなかなか撮れないのが実態で、今回の写真も白色や黒色の底板の中で極めた姿が撮れたものが少なくなったのが残念な所です。

 出品者の中には、自分の出品魚はもっときちんと写して欲しいと思われる方もあると思いますが、審査員としての作業もあり、間を縫っての正味2時間の撮影だったので、お許しいただければと思います。


 右上の写真は、昨日うちから持参した魚の結果です。「品評会の記録」のページに掲載した写真とは別の画像ですが、何れも当日会場で写したもので、少し、角度など違ったものを選んでみました。

 右下の写真は頂いたトロフィーです。ずっしりと重い天然石と金属製で、昨日の帰り道ではいただいた賞の重みをあらためて感じながら歩きました。

 これらの魚も大事にしながら、昨日多くの方から教わった内容についても、ともに来年以降の飼育に活かしていきたいと思っています。

2010年11月23日(火)
和やかな雰囲気の全国大会

 本日、「第三回全国土佐錦品評大会」が愛知県名古屋市のリバティーペットカレッジにて盛大に行われました。

 主催地の「トサキン保存会中部日本支部」の泉憲明審査長の開会宣言の後、田中國衛代表の冒頭のあいさつに「魚で競い、人とは和む」気持で、との意味の言葉もありましたが、これに象徴されるような和やかな雰囲気で楽しい集まりになりました。

 参加者は30名を超え、出品魚も、親魚22尾、二歳魚23尾、当歳魚25尾がそれぞれ審査されましたが、さすがに各組織の品評会から選抜された上位入賞魚の集まりだけあって、全国大会の名に恥じないレベルの高い品評会内容であったと感じました。

 また、開催地組織の「トサキン保存会中部日本支部」の皆様には、品評会の大会運営に一丸となって取り組まれている感じがしました。
 手作り感のこもった賞状やキーホルダーなど、準備も大変だったことと思いますが、他組織の会員がそれぞれの帰路についたころ、中部日本支部の皆様が後片付けを手分けして始められた姿に頭の下がる思いで会場を後にしました。
 皆様、本当にお世話になりました。

 内容の詳細については、後日掲載の予定です。

 
最後に個人的な結果ですが、当歳魚の部で「優勝」と「準優勝」に、二歳魚の部で「優勝」と「7位」となり、予想以上の上位に入賞することが出来ました。

2010年11月22日(月)
品評会前の尾芯飛び?
支部品評会6位の当歳魚 運搬はキャリーカート利用

 いよいよ明日は「第三回全国土佐錦品評大会」ですが、出品魚の最終確認をしてみると、残念ながら写真の当歳魚の尾芯が、ほとんど消えかけている状態となっていました。

 写真撮影した画像でも、改めて拡大して確認してみましたが、尾芯の先ではごく細くなりながらも、どうにかあるようにも見えるのですが、褪色による色抜けも重なり、より一層尾芯を見え難くしている感じです。

 11/10の日記の写真と同一魚なので、色の加減で見え難くなってだけだと思いたいのですが、正直どちらとも取れる状態なので、残念ながら急きょ出品を取り止めとするつもりです。

 他の出品魚達は、明日の早朝に袋詰めし、写真の発泡スチロール箱に入れ、キャリーカートで会場まで移動させることとなります。

 うちからは二歳魚2尾と当歳魚2尾の出品なので、2段積みまでは必要ないかもしれませんが、実際に入れてみて判断するつもりです。

 今回の名古屋会場は室内での品評会なので、水温はあまり気になりませんが、写真の撮影はかなり困難だと聞いているので、その点が少し心配です。

 普段見られない特徴を持った優れた形質の魚も、色々と出てくることと思いますが、何よりも年に一度お会いする方達も多く、非常に貴重な一日となるはずなので、非常に楽しみです。

2010年11月21日(日)
「晩秋に昇る太陽」と「紅葉が朝焼けを受けて」
東側から望む日の出 朝日を受けた北側の山

 この頃は日の出も随分と遅くなり、うちでは実際に太陽が顔を出すのがちょうど朝7時ごろになっています。
 朝の管理は、水温が7〜10℃となっている中、波板を外して、青水の状態が進みすぎているプラ舟を半分〜2/3程度換水し、1日1回の給餌を行うのみです。

 写真は2枚とも同じ日の同じ時刻、数日前の朝7時ものです。放射冷却で冷え込み、気温が3℃まで下がった日でした。

 左の写真では、朝日でシルエットを見せているポプラの木に、まだ少し葉が残って写っています。このポプラの葉は、日に日に葉を減らしていますが、毎年最高水温が10℃以下になってしまう頃には完全に葉を落とすので、この木の落葉が冬囲いに入る目安になる木です。

 一方、朝日を受けた北側の山では、紅葉が進んでいますが、今年は昼夜の気温差が大きいことから、紅葉も鮮やかになっているようです。この日は、珍しく朝焼けで山が赤く染まっていました。

 さて、第三回全国土佐錦品評大会も明後日に迫ってきました。とりあえず掲示板の方には開催地の地図なども掲載しています。

2010年11月20日(土)
青水の中の当歳魚の変化
J(5/20孵化) のうちの1尾 C(5/9孵化)のうちの1尾 E(5/11孵化)のうちの1尾

 今朝の水温は10℃、日中は暖かな日となって17℃まで上がっています。ここ数日は朝7〜10℃、昼は15℃前後といった感じで、少し暖かな秋に戻ってきています。

 青水の中の土佐錦魚達は、見え難い状態にはありますが、少しずつ確実に変化をしているようです。いくつか更水に上げて撮影してみましたが、左上のように桜尾がきつくなっているものや褪色が進みつつあるもの、中央のように丸みを増して太くなっているもの、右のように一層赤が濃くなっているものなど様々です。

2010年11月15日(月)
青水と換水
3回目の青水薄め後 2010年11月11日
 
2回目の青水薄め後 2010年11月7日

 11月に入って半月の間、平年より5℃前後も寒い日が続いていますが、青水は3〜4日で換水をすべき濃さになる感じで、順調に安定してきています。

 
プラ舟の青水薄めは、週に1〜2回のペースで行っていて、うちでは底の魚の姿が見える濃さの方が調子が良いようです。

 写真はどちらも1/2程度の換水を行って、青水を薄めた直後のものですが、2〜3日もすると濃くなりすぎるので、各舟の状況に合わせて濃さを薄めている状態です。

 また、給餌は、1日1回早朝のみの人工飼料ですが、どの魚も痩せることなく状態良く保っています。

 夜間の波板掛けによる保温についても、例年通りの効果を上げていて、青水と波板によって早朝の水温を5℃前後高く保っている感じです。

2010年11月13日(土)
丸鉢の冬期の扱い

 昨日に続いて、モルタル丸鉢の冬期の扱いについて掲示板に質問の書き込みがあったので、こちらでお答えします。

 丸鉢の冬期の管理についてですが、モルタル丸鉢は各自で自作されたものや流通販売されているものがありますが、材質(砂や孔隙の量)や形状(厚さや形)も様々なので、一概には言えないかと思いますが、総じて言えば水を張っていた方が良いと思います。

 丸鉢を年数とともに育てようと考えると、内側表面のモルタルの風化でコケの付きを良くすることや、僅かににじみ出す水に夏季の冷却効果を期待するなど、使い込む方がより良くなるとされますが、この場合には、丸鉢を乾かすと水の通り道を乾燥した有機物(コケやフンなど)がこびり付いて塞ぐことにもなりやすいので冬期も常時水を貯めるようにします。

 ただし、水を入れておくだけでも、丸鉢はコケが付いてしまい、来春の使用時には、かなりしつこく生えたコケを除去する手間が発生することとなります。
 このコケに対しては、ワイヤーブラシで擦りとるのが面倒な方は、塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)による処理もされていますので、実際はそれほど問題にはならないかと思います。

 また、丸鉢の水が凍るような低温となっても、これによって鉢が割れるようなことはないと思います。
 鉢の水全体が底まで凍るようであれば話は別ですが、これまでにも表面が数センチ凍るようなことは度々ありましたが、この程度では問題はありませんでした。

 一方、スペースの都合で丸鉢を片付けてプラ舟を設置する場合もありますが、冬期に丸鉢の水を抜いたまま放置しておくと、モルタルの隙間に入り込んだ水分が凍結によって膨張して、割れやすくなります。
 そのため、冬期に水を抜いておく場合には、雨露を防いで乾燥させて保管する方が良いと言えます。 

2010年11月12日(金)
青水の作り方と管理

 掲示板に、冬場の管理について質問の書き込みがあったので、越冬までの管理の注意点を、私なりの意見として書いてみます。

 これからの時期は、朝の最低水温が10℃を切って来るので、その対策として、青水を用いるのが一般的です。

 青水は、長期に渡って水質を安定して保ちやすいため、低温期の魚にショックを与える換水を極力減らせることが出来ます。

 また、水温の低下を防ぐ効果があり、更水と比べると最低水温を2〜3℃高く保つことが出来ます。

 加えて、青水の中で越冬させると、更水に比べて体の太みを保ちやすいのでやせることが少なく、体色も濃く鮮やかな発色になります。

 そのため、最低水温が10℃を下回る頃には、青水を用意して徐々に飼育を切り替える飼育方法が昔から行われています。

 青水は種水がある方がより早く出来あがり、良い種青水があれば、初期に水質を悪化させること無く、スムーズに良い青水飼育に移行できるので、どこかから持って来れるようであれば、それを用いるのがお勧めです。

 種青水が無い場合は、更水から飼育槽で作ることも可能ですが、この場合には、飼育尾数をやや多めとして、ごく軽いエアーレーションを水面付近で行って水に動きを作ること、壁面や底面など全てのコケを完全に取り去って、出来るだけ日照と温度を確保するように管理します。
 夜間は波板をかけて温度低下を防ぐなどの気配りは、魚にとっても青水にとっても良い効果をもたらします。

 なお、低温期の給餌は、消化の良い物が基本となりますが、イトミミズはこの時期には魚も好んで食べないようになり、これを与えた場合には水の傷みも増すので、水を汚し難い人工配合飼料を与えるようにします。

 青水飼育での人工配合飼料の給餌は、青水を構成する植物プランクトンにとっても、様々な必要性分をバランス良く持っているので、青水の育成にも適していますが、青水の中では魚の状態や残餌の確認も困難になるので、与える量には留意し、少なめの量で与え、残すことが無いように注意します。

 その他に、青水飼育の注意点としては、日中の思わぬ温度上昇によるガス症が発生することがあるので、天気予報を参考にしながら適宜更水で薄めて、あまり濃くなりすぎないようにしつつ、冬季でも10cm幅の板を1枚かけて常時影を作っておくようにすると被害が少ないかと思います。

 また、飼育容器については、モルタル製の丸鉢は保温効果が少なく、1日の水温の変化が急激であるため極力用いないようにし、保温剤を用いたプラ舟など、温度変化の緩やかな容器で飼育するようにします。

 写真のように青水の濃さは飼育容器の環境などによって様々ですが、魚の水面での給餌催促や泳ぎから判断して、自分の環境にあった青水の姿を見つけることも大切です。

 一般的な青水換水の目安としては、1週間程度を限度に1/3を換えるようにします。 

2010年11月10日(水)
「紅葉葉楓」の落葉
2010年11月3日

 街路樹のモミジバフウ(紅葉葉楓):別名アメリカフウの紅葉と落葉が一気に来た感じで、歩道には毎朝かなりの葉が落ちてくるようになっています。

 ここ2日の朝の水温は波板の下で10℃、日中も15℃までといったところであまり上がらず、少し冬を感じる寒さが続いています。

 餌は早朝一回の人工飼料のみですが、青水の中ではかえって太みを増すものも多く、どの魚も色を濃くしている感じです。

 現在、当歳魚は26尾を残していますが、そのうち褪色中の当歳魚が2尾、褪色が止まって逆に黒く戻っている当歳魚が2尾となっています。

 写真の当歳魚は、先日の品評会で6位となった魚ですが、こちらは少しずつ褪色が進んでいて、印象がかなり変わってきていますが、褪色が戻った魚については特段の伸びが見られない感じです。

 この魚も8日の日記で写真を掲載した赤勝ち更紗の当歳魚と兄弟魚で、A中から残している魚です。

2010年11月8日(月)
青水の中での変化
2010年11月8日 2010年9月12日

 今朝は霧のかかった暖かな朝で、波板の下でのプラ舟の水温は昨日と同じく15℃となっていました。

 今日の写真の当歳魚は、 A
中から4尾を残しているうちの1尾です。
 右の写真は褪色中の9/12の姿で、その後に赤勝ち更紗になっていましたが、この1週間の青水飼育で急に赤が濃くなってきています。

 後ろも大きくなってきて、二歳以降が楽しみな魚になってきましたが、この兄弟達は皆尾芯の先が消えそうなのが気がかりです。

2010年11月7日(日)
青水の色と水質の誤認
7日後 2010年11月6日 水面で餌を求める当歳魚

 小雨が少し残った朝、降り終わった8時過ぎに波板を外すと、プラ舟の青水の水温は15℃もあり、どの舟の魚も水面で餌を求める状態でしたが、今日は薄曇りで日中も水温は上がらず、終日この温度を保っていました。

 今日で青水にして1週間が過ぎて8日目となりますが、昨日濃すぎる1舟を1/3排水し更水を足して薄めた他は換水もまだ行っていなかったので、各舟のpHを測って水質を確かめてみました。

 写真右上の当歳魚5尾が入っている「明るく薄い青水の舟@」はpH8.5、同じく当歳魚5尾が入っている「最も暗い濃い青水の舟A」はpH9.0でした。
 どちらの舟も青水化が進むに従って、植物性プランクトンの炭酸同化作用によりpHが上がり、土佐錦魚に適したpH8.5前後になっているっている状態と考えられますが、これらの舟ではまだ排泄物の蓄積による酸化は始まっていないようです。

 一方で、「昨日少し薄めたプラ舟B」は大きめの二歳魚が3尾入って水の傷みが早いのか、見た目はAと同じ程度の濃さながら意外にもpH7.5でした。
 貯水タンクCの更水(毎日40L程度足すだけで1週間置いている水)がpH7.5となっていることから考えると、Bは青水化に伴うpH上昇(アルカリ化)と排泄物によるpH下降(酸化)が拮抗していると推察されます。

 このことから、見た目が同じように濃い青水でも、pHは7.5〜9.0まで開きがあり、単純に青水の濃さだけでは水質はわからないことがよくわかります。
 さらに、逆に明るく薄い青水が土佐錦魚に最も適したpH8.5になっていることもあるので、特にまだ換水できる水温を保っているこの時期については、濃い青水の色に惑わされず、適度に更水で薄めた方が良さそうな感じです。 

2010年11月6日(土)
二歳魚のゆっくりとした褪色
 
2010年10月27日   2010年10月5日 

 今朝は波板の下でプラ舟の水温は10℃、日中は暖かくなり17℃まで上がっていました。

 今日の写真は二歳雄魚で、去年のDから残している魚です。写真の左右を比較しても褪色はあまり進んでいないように見えますが、褪色が始まったころの7/10の姿と比べてみると、4カ月かかってのゆっくりとした褪色の中で、この3週間でようやく少し変化を感じるようになってきたのがわかります。 

2010年11月4日(木)
夜間の波板

 昨日も冷たい朝でしたが、今朝もさらに冷え込むとの予報が出ていたので、昨夜からプラ舟には波板をかけています。

 このおかげで、波板のかかっていない所では5℃まで水温が下がっている中、波板の下のプラ舟は10℃を保っています。

2010年11月3日(水)
青水の変化
4日後 2010年11月3日
 2日後 2010年11月1日
0日目 2010年10月30日

 11月に入ってから、早朝の水温は下がる一方で、1日は12℃、2日は10℃、今日3日は8℃と2度ずつ下がっている状態です。

 朝の水温が低い中、日中は15〜17℃の水温まで上がっていて、今日で4日目となる青水も順調に濃くなってきています。

 青水化をスタートした10月30日以降は換水をしていませんが、金魚の状態は更水の時より良くなっており、水面での給餌催促や泳ぎから見ても、低温時期は毎日の更水での換水より青水で換水間隔をあけた方が良いことを改めて感じさせます。

 最近では日の出も6時半を過ぎてきていて、日没は5時半過ぎと日が短くなってきています。

 青水化をスタートすると、日々の管理がほとんど無くなってくるので、早朝の換水の忙しさからは解放されていますが、朝の低温と日の短さに制限されて、給餌しにくい状況で、出勤前の1日に1回、朝のみの人工飼料が基本となっています。

 右下の写真は、先日の日記でも触れた「金魚百華」第2号で、創刊号とは打って変わったシックな表紙デザインになっています。

 内容も、らんちゅう以外の金魚を扱う雑誌となっているため、最も人気の高い土佐錦魚に一番多くのページを割いている感じでした。

 2009年の品評会の結果紹介のページには、掲載されている31大会の中で、3つが全品種を対象として、他は単一品種の大会で、土佐錦魚は9大会、地金4大会、ナンキン2大会、東錦2大会、オランダ獅子頭7大会、蝶尾1大会、キャリコ金魚1大会、大阪らんちゅう1大会、穂竜1大会、という内訳になっていました。

 その他に、前号に掲載されていなかったトサキン保存会(本部)の2008年の品評会結果も別に掲載されているので、土佐錦魚については、かなりの点数を見ることが出来るものになっています。

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