土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2010年2月28日(日)
床直しで初換水

 今日も比較的暖かい朝となり、水温は10℃で、昨夜からは波板の覆いを外していますが、特に問題も無いようで、順調な滑り出しです。

 昨日の貯め水は、爆気1日を経て、今朝10時の貯水タンクの水温は15℃と、冬眠明けの魚にとって、使いやすい温度となっていました。

 換水は今朝予定通り行い、古水を1/3程度別の容器に取って残し、底や壁面などに付いたコケを手で軽くこすって、2/3の更水を足す形で全てのプラ舟の換水を行って、この冬初めての床直しとなりました。

 おそらく、実際はこのままは冬眠明けとなるので、厳密には床直しとは言うべきではないのかもしれませんが、どちらにしても、冬季に汚れた水質は、かなり回復できたことと思います。

 昨日の日記と見比べると、青水の濃さがかなり違うことがわかりますが、視界が良くなった魚達は、水面に上がってきてしきりと餌を欲しがるので、各舟にパラパラと昼を挟んで2回ごく軽い給餌を行っておきました。

2010年2月27日(土)
冬囲い外し

 この1週間は非常に暖かく、春を思わせるような天候で、今朝の水温は15℃もありました。

 久しぶりに波板を外して冬囲い中のプラ舟を確認してみると、どの舟も青水がかなり濃い状態で、さすがに床直しをしなければ、と思わせる感じでした。

 日中には17℃まで水温が上がって、換水日和ではありましたが、貯水タンクは昨年から手つかずで内壁面にはビロード状の黒い苔がびっしりと付いた状態なので、とりあえずこれをきれいに落とし、一日エアーレーションした水で明日換水することにしています。

 なお、今夜は小雨がぱらついていますが、今後1週間は継続して比較的暖かい日が続く予報が出ているので、今日からは波板の覆いを外しています。

2010年2月22日(月)
座談会の記事を追加

 昨日の昼間は研究会日和で暖かな一日でしたが、今日はさらに温度が上がって、これから1週間は、最低気温が5℃を下回ることも無い暖かな天気となる予報が出ています。

 もう3月が目前で、いよいよ春がすぐそこまで来ている感じです。

 なお、今日は、昨日の研究会の内容を整理して、「研究会活動報告」のページに記事を追加しておきました。

2010年2月21日(日)
座談会盛況

 今日の座談会には19名が出席し、いよいよ2010年の「トサキン保存会西日本支部」の活動がスタートしました。

 年を明けてから、今日までに4名の新規会員が増え、今回の座談会も活気のあるものとなりました。

 昼食後の小川支部長による「当歳魚の創り方」の講演は1時間にもなり、冬ごもり明けの魚の起こし方から始まって、親魚の選定、産卵の誘導、稚魚の選別や管理など、熱の入った解説でした。

 その他にも、丸鉢の作成作業実演やミジンコの採集、尾型不正魚の矯正方法など、盛りだくさんの内容で、夕方5時30分まであっという間に過ぎた充実の一日となりました。

 詳細は後日、あらためて掲載の予定です。

2010年2月20日(土)
明日は座談会

 今夜遅くまでかかってしまいましたが、どうにか「トサキン保存会西日本支部」の最初の行事前日に、今年の会報と昨年の品評会のDVDを準備することができました。

 ちなみに、DVDはとりあえず30枚を用意しましたが、このDVDのデータ焼き付け作業だけでも1枚10分かかるので、最低でも正味5時間が必要となりましたが、まだ追加作成もあるはずですし、全国大会のDVDも残っているのがつらいところです。
 
 さて、明日の行事は「座談会」の名前通りに、色々な土佐錦関連の話を仲間内で交わしながら、それぞれの飼育に備える内容となることと思います。
 ブラインシュリンプエッグの共同購入をはじめ、丸鉢の飼育実演などもあって、明日は有意義で充実した一日となりそうです

2010年2月10日(水)
青水の中の変化

 昨日と今日は暖かい雨が降り、夕方でも気温が18℃と、おかしな気候が続いています。

 前回の日記から1週間経った7日の日曜日に、魚がどこにいるかわからない濃さとなっている親魚の入ったプラ舟の青水を探って、魚の状態を確認しておきました。

 水面付近まですくい上げてみると、何れの魚も状態はよく、給餌も挿し水も全く無い状態が続く中で、かえって太みを増した魚ばかりでした。

 写真はその時に撮った1尾で、撮影時だけは貯水タンクの更水を用いて写しています。
 この三歳雄魚も、昨年12月の冬囲い開始時の姿と比べると、若干太みが増して、渡りも伸びた感じもあり、急に良さを増してきたようです。
 
 尾芯の癖が修正できれば、さらに良さを増す魚ですが、返しの大きな魚は、迫力が全く違うので、春にはとりあえず産卵に使って楽しむつもりです。

2010年2月1日(月)
プラ舟の明け二歳

 昨日の日記の丸鉢とは打って変わって、今日の写真は冬囲いで越冬中のプラ舟の様子です。 

 こちらは波板をかけて発泡スチロールの断熱材を保温用に巻いてはいますが、実際は2か月近くも挿し水さえしておらず、何の世話もしていない状態です。

 エアーも通常通りかけていたので、水も減っているかと思いましたが、写真でもわかるように、水位が1〜2cm下がっている程度で、ほとんど変わっていないので拍子抜けするほどでした。

 写真は昨日の夕方4時ごろのものです。せっかくなので中の魚の状態も見てみようと、久しぶりに手を水に入れると漬けると、これほどまで冷たかったかと改めて感じるほどでしたが、この時の水温は7℃でした。

 魚の状態は、この2カ月ではほとんど変わっておらず、写真の明二歳もわずかに褪色が進んでいる程度の違いで、状態も良いようでした。

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