先週の1/3換水から1週間経過したプラ舟の青水ですが、先日pH(水素イオン濃度)を測ってみると、何れもpH7程度でした。
個人的には、土佐錦魚に最適な水は弱アルカリ性となるpH7〜8程度だと感じているので、冬場の青水としては範囲内の良い状態だと考えています。
うちで換水に用いている井戸水は、原水でpH5.8と低く、酸性に大きく傾いているため、そのまま使うとpHショックを起こすほどですが、炭酸ガスが多く溶け込んでいるのか、(普通はエアーレーションで酸性に傾くところですが、)うちでは丸1日のエアーレーションで爆気を行うと、夏場はpH7.5まで上がります。
この水は、コケの動きが活発な夏には、毎日の換水に用いると、丸鉢をpH8前後に維持してくれているので非常に助かっています。
飼育水は時間の経過とともに、排泄物が原因となる硝酸塩の増加で、pHが次第に下がり魚にとって危険な状態になりますが、これを回復させるコケや青水など植物の硝酸塩吸収によるpH上昇効果も、冬場はあまり期待できないのが実態です。
そのため、雨水の平均pHが4.5前後であることからも、波板で完全に囲ってしまうまでは、pH面からの理想として、pH7以上に青水を維持するために、もうしばらくは週に1回程度の換水による水質改善が必要だと感じています。
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