土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2009年6月30日(火)
梅雨の中の朝凪
昨日の朝の激しい雨 今朝、換水時の洗面器

 昨日は一日中激しい雨で、換水もできない状況でしたが、今朝は一時的に雨も上がっていたので、この隙に丸鉢を8個換水しておきました。

 うちでは、丸鉢もプラ舟も雨は入り放題なので、この2日間で水がかなり入って、どれを見ても透明に澄んでいる状態でしたが、特に丸鉢は換えられる時には出来るだけ換えるように心がけているので、朝の管理で半数を換えておきました。

    丸鉢●  (  )は孵化日
Q:15尾(5/23) Z12尾(5/19) D15尾(5/7)  B12尾(4/29)
X15尾(5/20 L-U12尾(5/20) J13尾(5/10) N12尾(5/13)

 毎日早朝5時半からの管理ですが、今朝はまさに朝凪と言うべき風の無い状態でした。早朝のこの時間帯は、仮に雨天の場合でも一時的に上がっていることが多く、換水が終わって降り出すことも度々で助かっています。

 洗面器に上げた写真の通り、一鉢に12〜15尾になっています。現時点の自己評価では、ZL-UDの稚魚が特に良い形質で、次いでBQCと続き、さらには
KMが少し落ちるが他より優れた部分もあるといった感じで、その他は標準といったところです。

2009年6月28日(日)
水温36℃
L-U12尾(5/20)

 今日も暑い一日で、梅雨の晴れ間とは名ばかりで、梅雨に入って2日降った後はずっと真夏のような暑い日が続いています。
 丸鉢は日中36℃まで上がっていて、水の傷みも早く、今日は昨日換水した鉢もほとんどを換えています。

 写真はL-U
で、1鉢に12尾にしていますが、うちではイトミミズを早朝1回に加え、夕方補助的に僅かに与える感じが基本となっているので、数が減っている割には大きさは急には大きくならず、まだ幼さを見せていますが、腹部の丸みも出て、先週の写真と比較すると確実に土佐錦魚に近づいてきています。

 先ほどO氏と電話で1時間半程度話をしましたが、その中で昨日の日記で少し触れたイトミミズの入荷については、さらに状況が厳しいらしいとの情報もあって、今日注文した会員の話では7月中旬まで入荷が危ぶまれているそうです。
 こちらでのミジンコの採集が困難であれば、鮎餌(2号)に頼らざるを得ないのですが、これまでにも鉢によっては、かなり鮎餌で育てているものもあって、なんとかこれで急場を凌ぐことになりそうです。

 今年の稚魚は色々な掛け合わせで採っていますが、そろそろ稚魚の資質もかなりはっきりと見て取れるようになってきました。
 選別時には両親の資質を考慮して残すべき魚を決めたいので、それぞれの丸鉢には稚魚の両親の写真を名刺大に印刷したものをラミネート加工して表示しています。
 このカードには、孵化日と孵化日数、孵化数も書いています。広島の周辺をいくつか見た感想では、今年は天候も良く皆さん早く大きくされているようですが、うちではなぜか例年通りのサイズで、他と比べると体的に稚魚の成長がゆっくりとなっている感じです。 

2009年6月27日(土)
イトミミズ
分離後の採集イトミミズ 採集日の翌々日のバケツ表面

 ここ数日は良い天気が続き、今日も丸鉢の水温は30℃を超えていました。
 この暑さで、丸鉢は遅くても2日に1回の換水が必須の状況となっています。

 先週の研究会で小さな稚魚は全て分譲に出したこともあって、ブラインシュリンプは既に片付けていて、稚魚へはイトミミズの給餌を行っていますが、来週早々にはストックが無くなりそうです。

 写真のイトミミズは、21日の研究会で採集したものです。

    丸鉢●  (  )は孵化日
Q:15尾(5/23) Z12尾(5/19) D15尾(5/7)  B15尾(4/29)
X15尾(5/20 L-U12尾(5/20) J15尾(5/10) N15尾(5/13)

 右上の写真のように、表面に出てきたものを朝晩採集する形で、その都度テニスボール大の塊が3日間採れましたが、そのイトミミズも今日で底をつき、これからは購入もので過ごすことになります。
 ただ、いつもお願いしているS商店が、今週は在庫が既に無く木曜の入荷待ちとのことなで、この間の数日はイトミミズが切れそうなので、代用品を使わざるを得ない見込みです。

丸鉢● ■40Lプラ舟■ 丸鉢● 
F8尾(5/8) C10尾(5/7)  @8尾(4/20) G10尾(5/8) 
プラ丸鉢● プラ丸鉢●
K15尾(5/10 I10尾(5/8)  M10尾(5/13)   R:10尾(5/29)

 活きが良い国産の採集ものは左の写真のように完全な球状になり、刺激で硬く収縮するのですが、この状態だと保存時の水も汚れにくく換水も楽なのですが、輸入物に頼らざるを得ないのはやはりつらいところです。

 これまでの換水時には、その都度選別も行っていて、各鉢15尾以下になっています。

2009年6月23日(火)
期待の分譲魚
Z16尾(5/19)

 今日は梅雨の晴れ間で水温も30℃まで上がり、蒸し暑い一日でした。研究会と雨とで、少し遅れていた換水を徐々に行って、どうにか一段落といった感じです。

 研究会当日は夏至にあたり、最近は夕方の管理もどうにか行えるほど日が長くなていますが、梅雨時期は雨の中での換水も多くなり、管理はより一層大変になってきます。

 今日の写真は、研究会当日に遠方の会員を福山駅まで送って夕方7時過ぎに帰宅されたO支部長に無理を言って分譲していただいた稚魚で、5/14産卵のものです。

    丸鉢●  (  )は孵化日
Q:15尾(5/23) Z16尾(5/19) D15尾(5/7)  B15尾(4/29)
X20尾(5/20 L-U15尾(5/20) J15尾(5/10) N15尾(5/13)

 昨日と今日とで、換水の折に少し選別を行って配置換えもして、稚魚は図のような配置になっています。
 なお、Zの丸鉢を確保するため、@を40Lプラ舟へ臨時に移動させています。

丸鉢● 洗面器● 丸鉢● 
F12尾(5/8) C11尾(5/7)  O5尾(5/14) G13尾(5/8) 
プラ丸鉢● プラ丸鉢●
K15尾(5/10 I10尾(5/8)  M10尾(5/13)   R:20尾(5/29)

 また、一昨日の研究会の状況を、「研究会活動報告のページ」に追加しています。
 興味のある方はご覧ください。

2009年6月21日(日)
研究会も終わり

  今日の「選別済み稚魚分譲研究会」では、各自の飼育も本格的な当歳魚飼育が始まりつつある中、分譲魚の購入による戦力増強やイトミミズやミジンコの採集などにいつもの研究会より一層意欲的に取り組まれていたようで、夏の飼育が本格化してくる気配を感じさせます。

 なお、研究会の内容について詳細は、後日記載の予定です。

 また、本日も少し話題になっていましたが、支部長のサイト:「ガチンコ土佐錦魚道」の中にある「新土佐錦魚日記」が新しいものにかわっています。
 サイトのトップページからのリンクが無くて気が付かない方もあったようなので、以下に記載しておきます。

 新しい日記のリンク先は、「新土佐錦魚日記」http://kuruma.progoo.com./diary/です。

2009年6月20日(土)
明日は研究会
L-U15尾(5/20)

 今日は明日の「選別済み稚魚分譲研究会」に備えて、一日家を空けるのに備えて、丸鉢の換水と選別を出来る限り進めています。

 左の写真はL-Uで、2週間前の日記の姿でもその良さが際立っていましたが、現時点では最も先の期待が出来そうな資質を見せてくれている稚魚です。

 分譲研究会には、会員の方から個人的な分譲希望もお聞きしているので、うちの稚魚もいくつか要望に合わせて持って行くこととしています。
 その中にはこのL-Uの稚魚と同じ掛け合わせで3週間後に採卵したL-Vを無選別の針仔で全て持って行く他、今日の選別で20尾に減らしたS、同じく5日前に60尾に減らしたBをそれぞれ鉢ごと分譲する予定です。

    丸鉢●  (  )は孵化日
Q:20尾(5/23) @12尾(4/20) D15尾(5/7)  B15尾(4/29)
X25尾(5/20 L-U15尾(5/20) J20尾(5/10) N20尾(5/13)

 おかげで、40Lプラ舟は全て片づけることになり、飼育以降はプラ丸鉢4個を含めて、15個の丸鉢のみとなる予定です。
 これに合わせて、40Lプラ舟の加温用のヒーターを今日は片づけておきました。

丸鉢● 洗面器● 丸鉢● 
F12尾(5/8) C11尾(5/7)  O7尾(5/14) G13尾(5/8) 
プラ丸鉢● プラ丸鉢●
K15尾(5/10 I10尾(5/8)  M10尾(5/13)   R:25尾(5/29)

 なお、話はかわりますが、16日に入会のお問い合わせを頂いた千葉県のK様、まだ連絡がありませんが、不明な点があれば、いつでもご連絡をお待ちしております。

2009年6月18日(木)
入会のお申し込みについて

 トサキン保存会西日本支部への入会申し込みについて、最近特にお問い合わせが多いので、入会にあたっての注意事項について、簡単にお知らせいたします。

 当会は設立以来まだ日が浅く、会員の飼育歴も比較的少ない方が多いことから、現在は研究会を数多く重ねて、実演、実習を中心に各自の技術を高めている所です。

 そのため、会員の方には、基本的には(年に数回でも)研究会に参加していただくように期待しております。

 ただし、特に遠方の方には、参加における負担も大きくなることから、無理な参加は強制していません。現在、当会には関東地方の会員も6名いますが、品評会のみの参加で、研究会には来られない方もいらっしゃいますし、年に数回ながら研究会にも参加されている方など様々です。

 「入会のご案内」のページに、入会申し込み書の送付先をメールでお問い合わせいただくことで手続きを進めていく流れを書いていますが、この時のお問い合わせメールには、何を目指して(期待して)ご入会を決意されたかを合わせてお聞かせいただければと思っています。

 土佐錦魚はどれだけ多くの良い魚を実際に目で見るかが、その後の飼育に非常に大切な要素になってくると思います。もし、分譲魚の購入目的や会報の収集などが当面の目的でなく、研究会に参加されながら本気で飼育を深めてみようとお考えなのであれば、大歓迎です。 

 入会希望にあたっては、これらをふまえて熟考いただき、初めてメールをお送りいただく際には、入会にあたってのお気持ちや、飼育設備や規模、飼育年数や、他の会への所属など、入会申込書にある項目をあらかじめ先にお知らせいただければ幸いです。

 なお、掲示板に昨日書かせてもらったように、返信メールを送ろうとすると、着信が拒否されて送ることができないケースがあります。
 お問い合わせを頂く際には、着信拒否などは解除した上でメールをお送りくださるよう、お願いいたします。

2009年6月14日(日)
貯水タンクの洗浄
X四歳雄×四歳雌:100→40尾(5/20)

 昨日に続き今日も一日中屋上での管理となりました。昨日は朝5時過ぎから8時間休みなく管理した後に夕方2時間の合計10時間、今日も同じく朝が6時間に午後は2時から4時間の合計10時間と、今年の一番の管理時間となりました。

 今日は、ずっと気になっていた貯水タンクの内壁にべったりと付いた黒いヘドロ状のコケを落としておきました。
 冬眠明けに一度洗浄していましたが、再びひどい状況になり、換水の度に給水バルブから剥がれ出たコケが多く出るほどになったので、今日のプラ舟の全換水に合わせてタンクを空にして大掃除を行っています。
 ここ2年は常時タンクの蓋を開けていたのですが、ここまでコケに苦労させられると、閉めざるをえないようです。水質の変化が悪影響を与えないか心配ですが、今日からは蓋を閉めて遮光することとしています。

    丸鉢●  (  )は孵化日
Q:30尾(5/23) @15尾(4/20) D20尾(5/7)  B18尾(4/29)
X40尾(5/20 L-U25尾(5/20) J20尾(5/10) N25尾(5/13)

 写真のXは、5/10に分譲した@Lと交換で今日届いた稚魚です。尾が柔らかく顔が尖り腹形の良い稚魚で、泳ぎも素早く今後が楽しみです。

 今日の選別では、@を2尾、Kを3尾、Jを10尾ハネています。

丸鉢● プラ丸鉢●
F12尾
(5/8)
C15尾
(5/7)
 
K22尾
(5/10
I15尾
(5/8)
 
M15尾
(5/13)
 
加温40Lプラ舟■ ■40Lプラ舟■ 丸鉢●
L-V800尾(6/12) B:500尾
(6/9)
S:60尾
(6/2)
R40尾
(5/29)
G15尾
(5/8)
 

 うちのモルタル丸鉢は11個、3個のプラ丸鉢を足しても14鉢が最大規模なので、いつかの時点では4鉢分の稚魚は処分することになりますが、全く外れで流してしまいたいような稚魚も無く、だんだん苦しい状況になってきました。 

2009年6月13日(土)
小さなイトミミズ
S商店で購入したイトミミズ ばらした直後(拡大)

 今日はイトミミズの購入日。丸鉢飼育も本格化してくる6月からは、昨年までと同様に2週間で1kgを使うペースで、5/30に続いて今年2回目の購入です。

 概ね15鉢に与えていますが、まだ稚魚のサイズが小さく、1kgではかなり余るので、余剰分は二歳・親魚の一部に与えて調整しています。

 写真は前回購入したイトミミズで、半分位使った頃のものですが、今回も前回同様にごく小さいサイズのイトミミズが大勢を占めていて、稚魚に与えやすく助かっています。

    丸鉢●  (  )は孵化日
Q:30尾(5/23) @17尾(4/20) D20尾(5/7)  B18尾(4/29)
K25尾(5/10 L-U25尾(5/20) J30尾(5/10) N25尾(5/13)

 イトミミズは、生き餌専門店の東京のS商店から、クール宅急便で送ってもらっています。基本的に輸入物なので、自家採集したものの日持ちや鮮度には比ぶべくもないのですが、必要な時にお願いすれば、広島の場合は翌日発送で翌々日の午後2時過ぎには手元に届くので、安定供給が最大の魅力です。

丸鉢● プラ丸鉢●  丸鉢●
F12尾
(5/8)
C15尾
(5/7)
 
I15尾
(5/8)
 
M15尾
(5/13)
 
G15尾
(5/8)
 
加温40Lプラ舟■ ■40Lプラ舟■ ●洗面器●
L-V800尾(6/12) B:500尾
(6/9)
S:60尾
(6/2)
R40尾
(5/29)
 O7尾
(5/14)

 今週も選別が忙しい日々でしたが、この1週間でかなり数を絞ってきました。

 丸鉢は全て30尾以下になって、かなり絞りこまれてきましたが、Oは今日の選別で数尾が残せるのみといった状況だったので、お供に少し足して7尾を残して洗面器でしばらく飼うことにしています。

 尾います。数を減らすと急に大きくなりますが、ほとんどの鉢には今後を期待させる魚が1尾程度はいる感じで、これからの成長が楽しみです。

 なお、L-Vは昨日3日半で孵化を終えています。

2009年6月9日(火)
思いがけず良い稚魚
Q50尾(5/23)

 今日の写真は昨日の稚魚とは違ってQですが、今朝の換水時に洗面器に上げてみると、昨日のL-Uに迫る尾肩で、さらに後ろはこちらの方が大きく良い尾をしており、体型も丸手気味でうれしい驚きでした。
 他にも今朝は3鉢を選別して、IKを20尾減らして40尾に、Fを10尾ハネて20尾にしていますが、これらの鉢は平凡な稚魚だったので、Iを40Lプラ舟に降格して飼育することとして、写真のQをプラ舟での飼育から急遽丸鉢へ移動させておきました。
 一方でKは、10日前までは非常に良い評価でしたが、尾筒が長く長手のものがほとんどで、尾は大きいのですが、こちらは急に評価を下げています。
 また夕方の選別では、Nを10尾ハネて30尾にしておきました。こちらは標準よりやや良いという程度の感触でした。

    丸鉢●  (  )は孵化日
Q:50尾(5/23) @30尾(4/20) D30尾(5/7)  B35尾(4/29)
K40尾(5/10 L-U50尾(5/20) J50尾(5/10) N30尾(5/13)

 また、今日も昨日に続いてどの舟でも産卵がありましたが、昨日の写真の稚魚と同じ組み合わせならば採る価値はあるので、L-Vとして約800個の採卵をしておきました。

丸鉢● 丸鉢● プラ舟 
F20尾
(5/8)
C40尾
(5/7)
 
G35尾
(5/8)
I40尾
(5/8)
 
加温40Lプラ舟■ プラ丸鉢●
S:500尾
(6/2)
R:120尾
(5/29)
O30尾
(5/14)
 
M35尾
(5/13)
  

 昨日はBを50尾から35尾に減らしていますが、この評価は標準といったところです。

 また、今日の夕方にはBが3日半で孵化を終えています。

 

2009年6月7日(日)
抱卵雌親と期待の稚魚…、研究会活動記録の更新

 今朝の丸鉢の水温は15℃。6月に入ってからは丸鉢の夜間の覆いはしていませんが、週間予報でも最低気温は15℃を下回ることもなさそうで、これからはようやく初夏の飼育に変わってきそうな感じです。
 ちなみに、日中の丸鉢は32℃まで上がっていました。

 今朝もプラ舟では3尾が産卵していましたが、今回は採卵は行っていません。左の写真は三歳雌魚で、この魚も今朝産卵がありましたが、そのまま産むに任せています。
 産卵があるプラ舟は濁りが早く、常時軽くかけているエアーレーションの泡切れも悪いので、早朝でも一見すれば産卵の有無がわかりますが、このままでは水が傷んで危険な状態になるので、夕方までには必ず全換水をするようにしています。
 ちなみに、この写真の撮影は昨日の産卵前のもので、典型的な抱卵による腹の膨らみ方を見せていて、下腹部が後方へ張り出しながら全体の丸みを増しています。

 
今日の選別は、以下の4鉢を行っています。

 写真のL-Uは、100尾から半数に減らしています。尾が大きく尾肩がしっかりした稚魚で、50尾以上は減らせない感じで、今後に期待させる稚魚です。

 
Jも同様に、100尾から半数に減らしています。両親とも皺の無い素直な尾だったのでこれが影響している感じで、尾芯が立ち気味で後ろの尖りがある尾も見られましたが、素直な張りの良い尾も多くあり、こちらはやや奥手気味の成長を感じさせます。

    丸鉢●  (  )は孵化日
I60尾(5/8)  @30尾(4/20) D30尾(5/7)  B50尾(4/29)
K70尾(5/10 L-U50尾(5/20) J50尾(5/10) N40尾(5/13)

 @は少し桜尾や片腹が目立った鉢ですが、10尾をハネて残った30尾は、素直で柔らかな尾を持つ魚が揃い、ようやく良さを感じさせてくれるようになってきました。

 Rは、ようやく尾の形が判断できるぎりぎりの小さいサイズで、良いものを抜き出す選別としましたが、残るものが非常に少なく、無理に120尾を拾うのがやっとという感じでした。

丸鉢● 丸鉢● プラ舟 
F30尾
(5/8)
C60尾
(5/7)
 
G35尾
(5/8)
Q:50尾
(5/23)
 
加温40Lプラ舟■ プラ丸鉢●
S:500尾
(6/2)
R:120尾
(5/29)
O30尾
(5/14)
 
M35尾
(5/13)
  

 また、今日は非常に遅くなってしまいましたが、トサキン保存会西日本支部の「無選別稚魚分譲会」の研究会活動報告のページを更新しておきました。
 なお、このページが書きかけだったため、日記の更新ができず、6月分を今日まとめて書いて更新したような感じとなっていますが、実際はその都度記録したものです。

2009年6月6日(土)
入道雲と豪雨
B二歳雄×三歳雌:500個

 今日は暖かい朝で、久しぶりに暑い陽射しが朝からありましたが、どうもおかしな雲だと案じていた通り、昼過ぎには一時的な豪雨となり、夏の夕立を感じさせる初夏の天気でした。

 また、この5日間は温度も低く推移して産卵の気配が無くなっていましたが、今朝の水温は丸鉢でも20℃となって、プラ舟のあちらこちらで再び産卵がありました。

 もうすでに鉢が足らず、40Lプラ舟で臨時に飼っている状態なので、孵化させる場所も無く、とりあえず分譲用に1腹だけ採卵しておきました。

 今日産卵した更紗の四歳雌魚で採った稚魚は、父親違いで3通りの組み合わせで採っていて、これまでの選別結果から、何れの稚魚も親骨が硬いのか、左右の張りの違いが認められるので、今回は親骨が柔らかく、良い張りをしている魚を相手に選んでかけておきました。

    丸鉢●  (  )は孵化日
I60尾(5/8)  @40尾(4/20) D30尾(5/7)  B50尾(4/29)
K70尾(5/10 L-U100尾(5/20) J100尾(5/10) N40尾(5/13)

 今日の選別では、C40尾をハネて60尾に、Gを50尾ハネて35尾に、Mも50尾をハネて35尾、Oも45尾をハネて35尾、、Qを150尾から50尾まで減らしています。
 

丸鉢● 丸鉢● プラ舟 
F30尾
(5/8)
C60尾
(5/7)
 
G35尾
(5/8)
Q:50尾
(5/23)
 
加温40Lプラ舟■ プラ丸鉢●
S:500尾
(6/2)
R:400尾
(5/29)
O30尾
(5/14)
 
M35尾
(5/13)
  

 100尾以下の鉢が増えてきて、ようやく換水などの管理も容易になってきました。明日も選別は休みなく続きますが、1鉢にかけるスピードが全然違うので、今後はその手間を換水の回数に変えて行く感じとなります。

2009年6月5日(金)
タマミジンコも順調に増殖

 この3日間は曇天が続き、稚魚の成長も少し緩やかになった感じがします。

 6月に入ってからは、1日から稚魚に与え始めているイトミミズが多量にあるので、ブラインシュリンプの後にすぐにイトミミズに切り替わった鉢もかなりある状況です。

 おかげで、培養しているタマミジンコが順調に増えて、例年通り良い湧き具合になってきています。

 ここ3日間の選別は、

 3日に、C半数をハネて100尾に、Dを30尾ハネて50尾にしましたが、この2鉢では稚魚同士で尾をかじりあっていて、親骨の先や尾先が食いちぎられた稚魚が多く見られました。ブラインシュリンプが何度か切れて1日絶食状態となることがあったので、その折に多く入っていて餌が不足したのだと思われます。

 また、4日には、Kを100尾から70尾に、Iを100尾から60尾に減らしています。Kの稚魚はこのサイズで明らかに他より尾が大きいのですが、少し尾筒が長い感じに見えるのが気がかりなところです。
 続く今日5日は、@の半数をハネて30尾としNを60尾ハネて40尾としています。

2009年6月2日(火)
早くも6月
    丸鉢●  (  )は孵化日
I100尾(5/8)  @60尾(4/20) D80尾(5/7)  B50尾(4/29)
K100尾(5/10 L-U100尾(5/20) J100尾(5/10) N100尾(5/13)

 6月に入り、先週末に購入したイトミミズ(1kg)を十分に食べて、丸鉢の稚魚も日に日に大きくなってきています。

 最近では、早朝は5時半から7時まで、夕方が6時半から7時までの管理となっていますが、早朝の4鉢の換水と選別が最大限で、夕方には暗くなる前の給餌のみを無理に行うサイクルとなってきました。

丸鉢● 丸鉢● プラ舟 
F30尾
(5/8)
C200尾
(5/7)
 
G85尾
(5/8)
Q:150尾
(5/23)
 
加温40Lプラ舟■ プラ丸鉢●
S:500尾
(6/2)
R:400尾
(5/29)
O80尾
(5/14)
 
M85尾
(5/13)
  

 今朝の換水と選別は次の通りです。
 Fを10尾ハネて30尾にしていますが、この鉢は5/21の日記で「30尾程度しか残せそうにないが無理に70尾を拾った」と書いていたように、今回残した30尾は現時点では欠点の無い良いものが揃ってきました。全体的に丸手の魚が多い感じです。

 Gは、15尾をハネて85尾にしています。こちらはハネる魚がおらず、無理やり減らした感じです。

 Oは、不正魚が多く、150尾から80尾までにしています。

、また、Mを100尾から85尾に減らしています。

 Sは、加温の40Lプラ舟に浮かべた洗面器内でエアーかかけて孵化させていましたが、産卵から3日半の夕方で孵化が終わりました。この舟のQを無加温の所に移動させて、このスペースにSを広げています。

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