土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2009年7月30日(木)
ビフォーアフター
 
換水前 換水後

梅雨空も、ようやくおさまり、今日は久しぶりにまぶしい陽射しで、当歳魚の丸鉢には尾にガスが入るものが出たほどです。

 梅雨時期には水も傷みやすく、特に今日のような梅雨の晴れ間に温度も上がると、湿度が高かった分、なおさら傷みが進んでしまいます。

 上の写真の手前のプラ舟は、余ったイトミミズを若干与えたのも影響して、全換水から2日でこれだけの青水になってしまいました。
 奥の
プラ舟もついでに換水して、ともにすっきりとなり、コケもかなり落としています。


 右下の写真は、7/7の日記で紹介した二歳雄魚のその後です。
 いまだに褪色途中で、非常にゆっくりとした色変わりとなっています。写真では分かりにくいのですが、赤い部分はかなり濃い状態になってきました。

2009年7月26日(日)
続く長雨の影響
白点病になった土佐錦魚

 今日も雨。梅雨とはいえ、これほど雨が続く梅雨らしい梅雨は子供の時以来ではないかと思えるほど、最近の記憶にはない長雨が続いています。

 この長雨で、なんと白点病になった魚が1尾、23日に確認できました。
 この7年間、白点病などはうちで出たこともありませんでしたが、写真の3歳魚が急に発症して驚きでした。
 換水が非常に滞って、コケが長く10cm近くに伸びていたことも起因していると思いましたが、すぐに換水してメチレンブルーを入れ、毎日全換水の対処のみで、3日目にはあっさりと完治しています。
 ちなみに発症した舟は、1日目は給餌を止め、2日目には僅かに給餌し、3日目には半量、4日目の今日には普段通りに戻しています。
 
 なお、1週間前の7/19の日記の赤斑病の当歳魚は、毎日の換水だけで特に対処しないまま、予想通り3日目にはこちらもあっさりと完治しています。

J6尾(5/10孵化)の中の1尾

 また、先週から褪色が始っていたJの1尾が、写真のように褪色が進んできました。

 この鉢は、同腹の兄弟にももう1尾に褪色が始まっていて、I氏の系統の血が3/8入っているので、うちの魚の中では特に褪色が早いようです。

 7/22の日記の、L-Uの中の1尾は相変わらずの色で、こちらは褪色ではなさそうな雰囲気です。

 今週1週間の間で、1鉢あたりの尾数は5〜6尾となっています。

 
Q:6尾(5/23孵化)  Qの中の1尾

 今日の当歳魚はQで、1鉢に6尾を残しています。

 この鉢は、基本的に丸手で、やや尾筒の詰まり気味なものもありながら、総じて良い腹でしたが、すでにどの魚もそれぞれに癖が出てきて、この段階で品評会魚はいなくなっています。

 右の写真は、Qの中の1尾で、もっとも尾の大きな魚です。
 尾芯わきに皺が入りかかっているので、品評会は難しい魚ですが、尾筒の太みとバランスの良さで、来年まで残す魚として内定しています。

 梅雨時期はあまり餌を食べないため、給餌をかなり控えるようにしなければ、泳がなくなって急に尾に皺が入ってくるので、特に給餌量には細心の注意が必要です。

2009年7月22日(水)
ブラインシュリンプの成体と部分日食
ブラインシュリンプ(Artemia salina

 稚魚へのブラインシュリンプの給餌を完全に終了して、既に1カ月が過ぎています。

 最後のブラインシュリンプの幼生を少し残しておいて、常温のプラケースに入れ、乾燥クロレラ粉末を僅かずつ給餌するのみで、無換水の放任飼育をしていましたが、写真の通り大きく成長して、現在は体長1cm程度の成体となっています。

 写真は、雌雄のペアで写っているもので、左の肌色がかったものが雌、右の緑がかったものが雄です。
 雄には交尾のとき雌を背面後方から捕まえるための大顎があるので、このサイズになると簡単に見分けられます。

AM10:14 AM10:48

また、今日は広島でも日食が見られました。

 最大で直径の85.7%までが欠ける部分日食ながら、肉眼の観察は不可能とのことでしたが、薄曇りの天気が幸いして、(途中数回でしたが)十数秒の間は肉眼で直視できるほどでした。

 その際に、デジタルカメラでも直接撮影が可能な状態にもなったので、あわてて撮った写真が右上の2枚です。

 広島市では、部分日食は午前10時前から始まり、次第に欠け幅が増えてゆく中、11時前には最も太陽が細くなり、12時過ぎまでかかって元に戻る間は、極薄い雲がかかったり雲間から太陽がのぞいたりで、非常に観察しやすい天候でした。

L-U6尾(5/20孵化) L-Uの中の1尾

 今日の当歳魚L-Uは、昨日のDに比べてさらに筒が詰まり気味なのが心配な当歳魚です。

 きれいな腹形の丸手で、顔の尖りも良いので、昨日の鉢に比べてもさらに餌を控えて、どうにか良い形で育てたいと考えています。

 なお、アップの1尾を含めた2尾が、褪色始まりのような模様を見せています。

 母親が2歳の夏に褪色しましたが、父親は4歳の今でも黒いままなので、当歳の7月から変わるとは考えにくいのですが・・・。

2009年7月21日(火)
イトミミズの給餌量とストック量
D6尾(5/7孵化) Dの6尾の中の1尾

 毎朝の丸鉢の換水は、今日も変更なしで、雨の中でしたが全14鉢を換水しています。

 当歳魚の給餌は、平日は朝6時半と夕方6時半の2回与えています。
 丸鉢14個での給餌量は、現在はイトミミズを1週間で500gが基準としています。
 1回あたりのイトミミズの給餌量は、朝は1鉢に2.5cm径の塊、夕方は日没までに食べきれる量として1.5cmの塊としています。
 

20L発泡スチロール容器のイトミミズ500g

 なお、うちではS商店から送ってもらう購入の輸入ものを用いていますが、17℃の水温の井戸水で朝夕2回の全換水をして、20Lの発泡スチロールのケースに蓋をした状態で、軽いエアーレーションをする形で、イトミミズのストックを行っています。

 冷水での朝夕の換水と保温ケースにより、屋上の半日陰に置いた状態でも、水温の上昇は23℃程度までに抑えられ、給餌とともに量は減りつつ1週間程度でちょうど無くなるペースとなります。

 ただし、状態良くキープし続けるには、当初に導入するイトミミズの量と水量のバランスが大切で、もちろんイトミミズが少ないほど状態良くキープできますが、この水量と管理方法では20Lの水量に対して750gのイトミミズが最大限で、試しに1kgも入れると、3日目からはどろどろに溶けて腐りつつ茶色く濁る状態になるので、現在では500gを1週間ごとに購入して使い切る状態を繰り返すようにしています。

 以前は、1kgを2週間持たせるペースで購入していましたが、この場合には上記の容器を2個使ったストックが必要でした。
 今年からは、職場近くの会の仲間と共同購入しているので、毎週500gを追加する形として、ストック容器も1個で済んでいます。

 今日の当歳魚の写真はDです。やや尾筒が詰まり気味な感じで顔も崩れてきているので、餌を控えめに与える管理とするつもりです。

2009年7月20日(月)
腹の出方
Z6尾(5/19孵化)

 昨夜からの豪雨と雷が1地日中続いて、今朝も換水が非常に難かしい天候ではありましたが、激しい雷雨の中ながら、どうにか全ての丸鉢を換水しています。

 給餌が3日間滞ったので、今日は雨の中となりましたが、朝8時と昼過ぎ14時に計2回の給餌を行っています。

 1日降り続いた雨も、夕方にはかなりおさまってきたので、各鉢を洗面器に上げて、いくつか写真撮影を行っておきました。

 今日の写真は何れもZの鉢の当歳魚で、これまで少し太らせ過ぎていたのが、3日間の絶食により少し改善したような感じでした。

 下の写真の1尾は、このサイズでの理想的なバランスを見せているので、試しに手ですくい横見でも姿を確認してみました。

Zの6尾の中の1尾(上の左右の写真は同じ魚)

 背びれから口先までの直線ときれいな背下りながら、腹出しも良く体高も十分で、先が楽しみな魚でした。

 どの丸鉢も写真の通り今日の給餌で腹の出方も回復している感じです。


 また、今朝の換水時には、先週から各鉢1尾ずつ減らして、各鉢を6尾程度としています。

  丸鉢●  (  )は孵化日
Q:6尾(5/23) Z6尾(5/19) D6尾(5/7)  G:6尾(5/8)
X7尾(5/20 L-U6尾(5/20) J7尾(5/10) N7尾(5/13)

 また、Bの稚魚は6尾のうち何れにも皺が入りつつあるので、Gと場所を入れ替えておきました。Bの鉢は、丸手で大きい尾に渡りが長く、親骨の張りと押さえがきいているので品評会に一番近い鉢でしたが、皺で一気に降格扱いとなっています。

丸鉢● プラ丸鉢●
F3尾(5/8)
@3尾(4/20) 
C6尾(5/7)  K2尾(5/10)、
R
:3尾(5/29)
丸鉢● プラ丸鉢●
B6尾(4/29)  I5尾(5/8) M5尾(5/13)


2009年7月19日(日)
1日の水の傷み
赤斑病の当歳魚、写真2枚とも同じ魚(左:上見、右:斜め上から見たところ)

 昨日と今日は留守にしたので、17日以降今日までの3日間が絶食となってしまいました。

 換水は18日の早朝に行っていたのですが、その日が梅雨の晴れ間で天気が良すぎたあと、今日は一転して激しい雨で、給餌は無くても水の傷みは激しかったようです。

 帰ってから各鉢を確認していると、鉢の中の1尾が少し雲をかぶったように見えたので、洗面器に上げて見ると、写真の通りの赤斑病でした。
 雨の日でも毎朝の換水を続けている管理では、なかなか見ることのできない赤斑病ですが、この長雨続きの梅雨真っ最中で、1日換水をしなかっただけで発症しているとは驚きでした。

 赤斑病については、しっかりと体力がある状態での発症時には、ほぼ問題無く換水だけであっさりと回復するので、うちでは特に対策は行いませんが、今年の梅雨は例年に無く雨が多いようです。

2009年7月17日(金)
丸手ながら尾筒が詰まらないバランスの良い魚と梅雨時の換水
G7尾(5/8孵化) 

 昨日からの激しい雨で、今朝は初めて丸鉢の換水を見送っています。
 明日まで換水が出来ない状況なので、今日は給餌も全く無しとしています。


 今日の写真はGで、12日に写真を載せたFと雌親が同じなので、体型を見るとよく似ているのがわかります。

 この鉢は特にしわや癖の無い素直な尾をしていますが、尾の後ろが狭いのが少し気がかりな魚達です。

 中央が特に目をひく魚で、バランスも良く落ち着いた姿勢で安定感もあって、顔の尖りと口先から腹にかけてのラインが素晴らしく、尾筒もしっかりしており、既に土佐錦魚らしい体型で、力強さと上品さを兼ね備えた雰囲気を見せてくれます。

 この7尾をざっと見ても尾筒の長短が色々ありますが、これくらいの長さがちょうど良くなるようです。

2009年7月14日(火)
突然の分譲会
6/21の研究会で撮影したO氏の稚魚

 一昨日、O支部長の新土佐錦魚日記で発表されていたとおり、7/19(日)に支部長宅で一般の方を対象に、分譲会が行われます。

 時間は午後13時から16時頃とのことで、分譲魚は当歳、二歳、親魚を準備され、また飼育場の見学も可能とのことです。
 
 分譲魚のレベルはかなり高いようで、会員も数名が既に参加したいとの希望もあったそうです。

 O支部長宅の場所か住所を既にご存知の方は良いのですが、分からない方で当日参加してみたい方は、私の方へ住所をお問い合わせください。(7/15:昼すぎに復旧したそうですので、今後はO支部長に直接お問い合わせください)

 昨日、電話でお話を聞いたところ、氏のパソコンに不具合が起きて、7/13夜からマウスでのクリックを受け付けず、3度目の「新土佐錦魚日記」の更新作業もメールへの返信も何もできない状態に陥っているそうです。(7/15現在、原因はソフトの不具合で、すでに解決したとのことです。)

 本日7/14に、修理に持ち込まれるとのことでしたので、当分の間はパソコン上での作業は全く行えないそうです。
(7/15の「新土佐錦魚日記」にて、「PC復活」の記事があるとおり、7/15現在では問題無くメールの送受信が可能とのことです)

2009年7月12日(日)
鉢減らし
F3尾(5/8孵化)
@3尾(4/20孵化)
K2尾(5/10孵化

 毎日の丸鉢の換水が始まって5日目となりました。早朝に16鉢の換水では600Lタンクの水も不足気味で、手間もかかり時間的な負担は思った以上で、撮影もできず今日まで日記も滞ってきましたが、今日は少し撮影もしておきました。

 稚魚も当歳魚と呼ぶ方がしっくりくるようになり、秋に品評会への出品が見込めない鉢も出てきたことから
2鉢を減らして、一緒にしても見分けがつくようにタイプの明らかに異なる3鉢分8尾を混ぜて、管理することにしました。

L-U7尾(5/20孵化)
L-U7尾(5/20孵化)
Z8尾(5/19孵化)

 一緒にした鉢は左の写真の3鉢で、それぞれの特徴は以下の通りです。

 Fは、極端な丸手と写真の3尾ような中手が出た腹で、尾の皺は入り難い良い尾で、きれいな顔と腹型で尾筒もしっかりした感じはありますが、親骨の柔らかさが無い腹で、この3尾以外は処分しておきました。

 @も3尾を残しましたが、相対的に尾が小さく長手から中手にかけてがほとんどという腹で、産卵が早かったこともあって既に前決めをしています。
 残した3尾についても、写真のものも皺が入りかけていて、他は尾を振っているものと尾が小さいもので、既に1尾も品評会魚はいませんが、もう少し様子を見たいので一応残しています。

 Kはさらに残しづらい腹でした。この腹は体型が長手で細いものが全てと言えるほど多く、片腹や体の曲りなども目立った腹でした。
 写真の片腹の2尾の他は、非常に長手で細いので、この2尾を無理やり残しています。

 一方右下の写真は、7/2の日記のL-Uです。7/4に写真を載せたZも合わせて撮影しています。

 どちらも尾の後ろの幅が広く大きい尾ですが、大きすぎるものは尾芯を下げたりして狂いやすいので、中央のL-Uのようなバランスの魚がこの時期のベストではないかと思っています。

 この1週間の選別で、各鉢1尾程度減らして7尾前後としています。今回2鉢を減らしたので、合計で14鉢となりました。

 丸鉢●  (  )は孵化日
Q:8尾(5/23) Z8尾(5/19) D7尾(5/7)  B7尾(4/29)
X9尾(5/20 L-U7尾(5/20) J7尾(5/10) N8尾(5/13)






 丸鉢●  (  )は孵化日
F3尾(5/8)@3尾(4/20)、K2尾(5/10  C7尾(5/7) 
 丸鉢●  (  )は孵化日  プラ丸鉢●  
G7尾(5/8) R:6尾(5/29) I6尾(5/8) M6尾(5/13) 


2009年7月7日(火)
二歳魚の褪色

 昨日届いた1kgのイトミミズは、非常に小さく活きも良い状態で、ようやく餌も一安心といった感じです。

 イトミミズが無い間にアユ餌で凌いだ丸鉢では、アユ餌が馴染んできたのか、ここ数日はよく消化して腹も出てきた感じで、ミジンコの鉢の方がかえって崩れてきたようにも思えます。

 今日も梅雨らしく湿度の高く蒸し暑い日でしたが、日中の曇天に時折のぞく厳しい陽射しは真夏の暑さを感じさせます。
 夕方からは風も強く、夕立のような雨も降り始めて、しばらく降り続いており、夏の訪れもすぐそこまで来ているようです。

 この気候で、丸鉢はたった一日で明らかに濁りの兆しが見られるほど傷んできているので、今日から毎日の換水になりましたが、二歳以上のプラ舟も同様に水の傷みが激しく、2〜3日が限界となってきています。

丸鉢●  (  )は孵化日
Q:10尾(5/23) Z9尾(5/19) D10尾(5/7)  B9尾(4/29)
X11尾(5/20 L-U8尾(5/20) J10尾(5/10) N10尾(5/13)

 産卵シーズンも終わり、水温の上昇に合わせて二歳魚の褪色も進んできています。
 写真は昨年のトサキン保存会西日本支部の品評会で当歳魚の部で優勝した魚で、返しも大きくなり尾の大きなバランスの良い魚になってきています。
 この魚は褪色が非常にゆっくりと進んでいて、4月の下旬にはひれ先が白く目立ってきていましたが、いまだに写真のような状態です。

丸鉢● ■40Lプラ舟■ 丸鉢●
F8尾(5/8) C9尾(5/7)  @6尾(4/20) G9尾(5/8)
丸鉢●  (  )は孵化日 プラ丸鉢●
K10尾(5/10 I8尾(5/8) M8尾(5/13)  R:6尾(5/29)

 丸鉢の稚魚の方は、概ね1鉢に8〜10尾としています。

2009年7月4日(土)
尾の大きな稚魚とイトミミズの代用のミジンコ
Z10尾(5/19孵化) B12尾(4/29孵化)

 最近では、換水時にそれぞれの鉢から洗面器に稚魚を上げた際に、非常に目立って目を惹きつける稚魚がいくつか見られるようになってきました。

 また、サイズ的にも成長が著しく、昨日とは明らかに成長している姿に驚かされる毎日です。

 上の写真の左の1尾、上の写真右側の写真の中央にいる魚は、尾の後ろが特に大きく、鉢の中で目を惹く魚です。

 先日ストックが尽きたイトミミズの代わりに、現在はミジンコ(ダフニア)を一部の鉢に使っていて、昨日夕方にも蓮田で追加採集しています。

この洗面器の量で約8鉢分 1鉢あたりの1回の給餌量

 現在、右写真の30cm洗面器に入っている程度のミジンコを、8鉢の稚魚に給餌しています。

 参考までに1鉢の1回分の給餌量も写真に写しておきました。
 写真に写っている網は12cm径のもので、中央のミジンコの塊(約1.5〜2.0cm径)を各鉢に1日2回給餌しています。

 なお、心配されていたS商店のイトミミズも本日入荷するとのことで、月曜日には再び入手できる予定です。

2009年7月2日(木)
梅雨の中休み、イトミミズもお休み・・・。

 昨日までの激しい雨も止み、今日から3〜4日は晴れ間も見られるそうで、梅雨も中休みに入った感じです。

 
ここまで、二歳以上の魚の入ったプラ舟では、いつもどこかで産卵している状況の中、最近では全く産むに任せて放置しているので、プラ舟の縁にこぼした卵も全く気にしていませんでしたが、ここ3日の雨の中で産んだ卵のうち何個かが、写真の通り発眼していて、その生命力に驚かされました。

 一部の鉢のみに与えて食い繋いできたイトミミズも、今朝で全く無くなってしまいましたが、今日は蓮田でミジンコが採れたのでこれを与えています。

X12尾(5/20孵化 L-U12尾(5/20孵化 @8尾(4/20孵化

 稚魚はこの梅雨の中でもどんどん大きくなってきています。サイズも3cmをこえてくると、それぞれの腹の特徴が顕著になてきて、タイプの違いが一目瞭然になっています。

 写真は、特に特徴が異なるものを3タイプ撮影しています。左の2鉢XL-Uは、同じ時期の孵化ながら、体の太みや尾筒の長さ、目先や顔の尖り、親骨の張り方や後ろの大きさなどが大きく異なっています。

 丸鉢●  (  )は孵化日
Q:12尾(5/23) Z12尾(5/19) D12尾(5/7)  B12尾(4/29)
X12尾(5/20 L-U12尾(5/20) J12尾(5/10) N12尾(5/13)

 上の写真右の@は、他の写真の稚魚に比べて1カ月早く孵化したものです。
 こちらは小さいながらも既に尾を極め始めていますが、きれいな顔と素直な尾でこの先が楽しみになってきています。
 飼育層が不足して、40Lプラ舟での飼育となっていますが、他の丸鉢の魚とじっくり比べて見て、今後が期待できず流すようなものが出てくれば、昇格とする予定です。


丸鉢● ■40Lプラ舟■ 丸鉢●
F8尾(5/8) C10尾(5/7)  @8尾(4/20) G10尾(5/8) 
プラ丸鉢● プラ丸鉢●
K12尾(5/10 I10尾(5/8) M10尾(5/13) R:10尾(5/29)

 なお、今朝の選別で、何れの鉢も12尾以下となってきました。
 これからが、急に大きくなってくる時期です。

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