エムピージェイから25日に刊行された新しい金魚情報誌「きんぎょ生活」。毎年1回の発行予定のようです。

　月刊アクアライフの増刊号の扱いで、サイズや厚み、構成なども良く似た形となっていて、全編金魚情報に特化した内容となっています。

　紙面の半分以上が品評会で、全ての魚にそれぞれの愛好会の会長などが魚評を入れているのが特徴です。今回は21カ所の品評会が掲載されていますが、それぞれの様々な品種の見方も、土佐錦魚に置き換えてみると参考になる部分も多く、意外な発見もあり、興味深くためになる内容となっていました。

　昨年11月に高知で行われた土佐錦魚保存会品評会「第40回全国大会」の各部門入賞魚5尾も見開きで掲載されている他、土佐錦魚単独の品評会では関東土佐錦魚保存会の昨年の品評会も掲載されています。

　ガラス水槽飼育の一般愛好家向けの内容ではなく、各品種の愛好団体に属している者でも楽しんで読める内容で、その気で読めば随所に「創り」のヒントとなるものが散りばめられているように感じました。

換水前		換水後
尾の縁が溶けた二歳魚		鳥のクチバシの傷：3歳雌魚

　12月は例年にない冷え込みが続いて、年が明けて1月はほぼ平年並み、2月は前半は冷え込みが厳しい状態でしたが、後半は再び平年並みといった感じで、今年の越冬はかなり厳しい条件となっています。

　あいかわらず波板もなく更水で放置しているプラ舟でしたが、久しぶりに屋上へ上がってみると、この1週間で自然と薄い青水化が進んでいる舟が多くなっていました。

　また、一部の魚では、尾鰭の縁が白濁して溶けているものもあったので、、床直しをして水質の改善を図ることとしました。

　貯水タンクは1月10日に清掃して水を張っていたところ、こちらも薄い青水となっていましたが、ちょうど良かったので、これを用いて全換水しておきました。

　また、水面付近に直接防鳥ネットをかけていた杉舟の3歳雌魚が傷だらけで鱗を散らしていたので、よく見てみると、体の両側に、上から鳥がクチバシで挟んだ跡がありました。
　幸い元気に泳いでいるので、自然と回復することと思います。

　それから、今回の換水と合わせて、二歳魚を中心に少し配置換えを行っています。

　80Lプラ舟No.6には、今年の産卵で期待している明け二歳魚を集めていますが、このプラ舟では、夜間のみ波板を置いて、他より少し早い産卵となるよう調整する予定です。