土佐錦魚日記「トサキンにっき」

<<2014年 5月のページ2014年7月のページ>>
2014年6月29日(日)
空梅雨?
C:15尾(5/8孵化)

モルタル丸鉢
J:20尾
(5/18孵化)
I-L10尾
(4/21孵化)
B:12尾
(5/5孵化)
 
@12尾
(5/4孵化)
I-T15尾
(4/23孵化)
I-T12尾
(4/23孵化)
C:15尾
(5/8孵化)
E:13尾
(5/8孵化)
G:12尾
(5/8孵化)
F:13尾
(5/8孵化) 
I:18尾
(5/18孵化) 
S:18尾
(5/24孵化)
M:18尾
(5/22孵化)
N16尾
(5/22孵化)
R17尾
(5/23孵化)
H:16尾
(5/18孵化)
プラ丸鉢
P:11尾
(5/22孵化)
 
O20尾
(5/22孵化)
2340尾
(6/6孵化)
D:6尾
(5/8孵化) 

 この時期にしては比較的良い天気が続いた1週間で、今日も日中は暑い日差しが痛いほどでした。

 丸鉢の選別もかなり進んで、主なものは20尾以下となっています。

 最近は丸鉢の朝の水温も安定していて、20℃を確保しています。

 日中は30℃近くまで上がっていて、稚魚も食欲が非常に増してきています。

 写真の稚魚は、今年最も気に入っている鉢のC(5/8孵化)で、今朝の選別で18尾から3尾減らして15尾としています。


2014年6月26日(木)
お知らせと先日の研究会の記録
参考:5月分譲会の支部長の分譲魚


【お知らせ】

 7月6日(日)に、トサキン保存会西日本支部の小川支部長が、自宅にて、一般の方を対象に分譲を行うとのことです。


 詳しくは掲示板に記載しているので、興味のある方はご覧ください。




-----------------------------------------------------------------------------

青組:2位  白組:5位

 さて、遅くなりましたが、先日の研究会の記録をまとめ、研究会活動報告のページに掲載しておきました。

 右下の2尾の2歳魚は、うちから持って行った2歳魚研究会の出品魚です。

 それなりの欠点のある魚を主体に持ち寄って、審査員は会員全員で、皆の投票審査による順位付けだったので、品評会の審査とは少し基準が違った結果となっているとは思いますが、少なくとも人気投票としてはまずまずの評価をいただいたようです。

2014年6月22日(日)
二歳魚研究会・分譲会
分譲会 二歳魚研究会 総合1位

 今日は朝から雨でしたが、早朝から二歳・親魚の換水をして、研究会場に着くと、ほぼ雨も止んでいました。
 以降は薄曇りで過ごしやすい一日で、会員20人が集まって、和やかな研究会となりました。

 二歳魚研究会は、出品魚が16尾と少ないながら、様々なタイプの魚が集まっていました。

 今回の二歳魚研究会は、欠点がどう評価され、どのような形質が品評会の審査にどれだけ影響するのかを習得するため、若干の欠点のある魚を中心に、会員全員が審査して順位付けする方式で行われました。

 出品魚は2グループに分けて順位を決め、写真の魚が総合1位となっています。

 また、合わせて行った分譲会は、会員のみを対象に小規模に行いましたが、この時期は皆の興味が稚魚に向いているようで、出品・販売数ともにかなり少なくなっていました。

 詳細については、後日掲載の予定です。

2014年6月21日(土)
明日は二歳魚研究会・分譲会
二歳雄魚(昨年のO-A 二歳雄魚(昨年のG 二歳雌魚(昨年のG
 明日は「トサキン保存会西日本支部」の二歳魚研究会・分譲会です。

 二歳魚研究会は昨年に続いて2回目となります。出品は各自2尾となっているので、色々なタイプの魚が集まるよう期待しています。

 また、合わせて行われる会員同士の分譲会では、うちからも2歳魚と稚魚を出品予定でしたが、今朝の選別で、予定していた稚魚がごく少なくしか残せなかったので、稚魚の出品は取りやめとしました。

 2歳魚の方は、写真の3尾のうち2尾が譲渡先が決まっているので、残りの1尾を分譲に出し、これに加えてもう1尾を出すかどうかは、明日の朝に決めることになると思います。

 
モルタル丸鉢
J:40尾
(5/18孵化)
I-L15尾
(4/21孵化)
B:20尾
(5/5孵化)
 
@20尾
(5/4孵化)
I-T15尾
(4/23孵化)
I-T15尾
(4/23孵化)
C:20尾
(5/8孵化)
E:20尾
(5/8孵化)
G:20尾
(5/8孵化)
F:20尾
(5/8孵化) 
I:20尾
(5/18孵化) 
S:20尾
(5/24孵化)
M:20尾
(5/22孵化)
N20尾
(5/22孵化)
R25尾
(5/23孵化)
H:20尾
(5/18孵化)
プラ丸鉢
P:30尾
(5/22孵化)
 
O30尾
(5/22孵化)
2390尾
(6/6孵化)
D:16尾
(5/8孵化) 
 さて、うちの稚魚も選別が進んで、ほとんどの鉢で30尾以下としています。

 6/2に採卵した22は、6/15に行った初回の選別では400尾を残していましたが、今朝の選別では左右の親骨の角度や高さが異なっており、ほぼ残すことができなかったので、流すこととしています。

I-L15尾(4/21孵化)
 一方、最も大きなサイズは写真のI-Lで、1鉢に15尾としています。

 今年の稚魚全体に言えることですが、例年より若干成長が緩慢なように感じます。
2014年6月15日(日)
水換えの日々
丸鉢は3〜4日での換水 丸鉢の縁を回る稚魚達

モルタル丸鉢
J:40尾
(5/18孵化)
I-L18尾
(4/21孵化)
B:25尾
(5/5孵化)
 
@25尾
(5/4孵化)
I-T22尾
(4/23孵化)
I-T22尾
(4/23孵化)
C:27尾
(5/8孵化)
E:25尾
(5/8孵化)
G:25尾
(5/8孵化)
F:25尾
(5/8孵化) 
I:30尾
(5/18孵化) 
S:30尾
(5/24孵化)
M:30尾
(5/22孵化)
N30尾
(5/22孵化)
R30尾
(5/23孵化)
H:30尾
(5/18孵化)
プラ丸鉢
P:40尾
(5/22孵化)
 
O40尾
(5/22孵化)
D:22尾
(5/8孵化) 
23100尾
(6/6孵化)

 この時期の管理には、毎朝2時間半と夕方1時間をかけて行っていますが、まだ初選別前の稚魚もいるため、ブラインシュリンプの給餌や稚魚の換水に二歳親魚の管理と、色々な作業が重なって意外と手間取るため、大忙しの日々が続いています。

 ここ数日は水温も上がって、丸鉢では日中30℃前後となっていて、稚魚の食欲は底なしの感じとなってきています。

 稚魚には、1日に何度もアユ餌を与えるようにしていますが、3cm近いサイズまで成長した稚魚では、特に活発に泳ぎ回る様子が見られ、丸鉢では縁に沿って泳ぐ様子があちこちで見られるようになっています。

 稚魚の換水間隔は3〜4日に1回となっていますが、3日目には底にフンなどもたまって、これ以上間隔を延ばすことはできそうもない感じで、そろそろ本格的な夏の兆しも見えてきているので、ここからが正念場といったところです。

2014年6月8日(日)
進む選別と優れた稚魚の形質
モルタル丸鉢
J:50尾
(5/18孵化)
I-L20尾
(4/21孵化)
B:35尾
(5/5孵化)
 
@35尾
(5/4孵化)
I-T30尾
(4/23孵化)
I-T30尾
(4/23孵化)
C:35尾
(5/8孵化)
E:35尾
(5/8孵化)
G:35尾
(5/8孵化)
F:35尾
(5/8孵化) 
I:50尾
(5/18孵化) 
S:50尾
(5/24孵化)
M:45尾
(5/18産卵)
N80尾
(5/18産卵)
K:50尾
(5/18孵化)
H:50尾
(5/18孵化)
プラ丸鉢
P:50尾
(5/18産卵)
 
O50尾
(5/18産卵)
D:27尾
(5/8孵化) 
R50尾
(5/23孵化)

I-L20尾(4/21孵化) I-T30尾(4/23孵化)
C:35尾(5/8孵化) S:50尾(5/24孵化)

 今日は曇天の中にも晴れ間が覗くおかしな天気でしたが、おかげで選別も進み、丸鉢はほぼ50尾以下になり、かなりすっきりとすることができました。

 稚魚の給餌は、孵化から1か月前後でアユ餌の2号に変えていますが、平日は朝夕にしか給餌ができないので、この時期には太みのある体型にはならないのがつらいところです。

 ただ、今年も20通りを超える交配をして、その成育を見比べているので、既にいくつか気に入った鉢が出来ています。

 今日は久しぶりに時間が取れたので、稚魚の写真を撮ることができました。

 左上のI-L(4/21孵化)は、うちで一番大きな稚魚で、1鉢に20尾となっていますが、形質の揃いが良く欠点があまり出ないので、決定的なハネがおらず、なかなか数を減らせないでいます。
 左下の1尾をはじめ、他にも2尾が既に褪色を始めています。

 右上はI-T(4/23孵化)で、こちらも揃い良くハネがなかなか出ないため、2鉢に30尾ずつとしています。
 親骨が柔らかく、バランスが良いので、秋にはかなりの数が残せそうな感じです。

 左下のC(5/8孵化)は、このサイズながら、うちの系統の特徴が良く出ている稚魚で、金座から横に尾肩を張りつつ親骨を後ろに流す理想的な角度で、親骨には既に返しが見られ、後ろも大きいので、将来が楽しみな稚魚です。

 右下の稚魚S(5/24孵化)は、これまで40Lプラ舟にいましたが、今日の選別では予想通りというか、それ以上に良さそうな形質を見せているので、D(5/8孵化) をプラ丸鉢に押しのけて、丸鉢に移動させています。
 写真のように親骨が長く、尾が大きくなるのは確実で、雌親の資質をはっきりと受け継いでいるようですが、この稚魚の祖父(横綱認定魚)の隔世遺伝なのかもしれません。

 さて、先日採卵した2223ですが、孵化後2日目となって、夕方には自由遊泳を始めたため、今日からブラインシュリンプの給餌を始めています。 

2014年6月7日(土)
梅雨の影響
21:50尾(5/23孵化)

 広島は6月4日に梅雨入りして、その後今日まで毎日雨が降ったり止んだりのいかにも梅雨らしい天気が続いています。

 この5日間は曇天で、陽射しが強くなることもなく、時折の激しい雨がかなりの量降り込んでいて、その影響で稚魚の何尾かには赤斑病が見られました。

 中には、写真のような変わった症状の稚魚も見られたので、写真に撮ってみました。
 左上の稚魚は、一見すると尾に赤い模様が入ったようで、右下のもう一尾も頭部に朱色が入り、どちらも左右対称に赤くなっているので、まるで模様のようです。

 降雨後は水が澄んでいるため、見た目にはきれいな水に見えますが、雨はかなりの酸性で、降雨が続くと水質が大きく変わってしまうため、降雨後は速やかな換水が必要です。

 この時期には、産卵や選別が重なり、換水が遅れがちとなるので、意識して早目に換水をするよう気を付けたいものです。

2014年6月2日(火)
選別と産卵に追われて・・・。丸鉢20個に
22 :3000個(3歳雄魚×3歳雌魚) 23800個(2歳雄魚×3歳雌魚) 
モルタル丸鉢
J:70尾
(5/18孵化)
I-L21尾
(4/21孵化)
B:45尾
(5/5孵化)
 
@45尾
(5/4孵化)
I-T35尾
(4/23孵化)
I-T35尾
(4/23孵化)
C:40尾
(5/8孵化)
E:40尾
(5/8孵化)
I:120尾
(5/18孵化) 
F:40尾
(5/8孵化) 
G:40尾
(5/8孵化) 
D:40尾
(5/8孵化) 
M:100尾
(5/18産卵)
N100尾
(5/18産卵)
K:110尾
(5/18孵化)
H:100尾
(5/18孵化)
プラ丸鉢
P:130尾
(5/18産卵)
 
O120尾
(5/18産卵)
I-O:28尾
(4/23孵化)
 
J:70尾
(5/18孵化)

 ここ最近は、朝4時30分起きの日々が続き、稚魚の選別をひたすらこなして、丸鉢20個に移動させています。

 初回の選別が主のため、時間がかかって大変な中、ほぼ毎日何尾かの雌が産卵している状況で、全て流してはいますが、その対応にも時間がとられるので、これらをこなしつつ、朝夕には選別と同時に飼育槽の配置換えを繰り返すハードな管理作業に追われています。

 そんな中、昨日の日中は30℃を超える暑さで、今朝は22℃の水温と曇天で湿度の高い状況と、絶好の産卵日和となり、写真の3歳雌魚がようやく今年初産卵となりました。

 22のペアは、昨年の5月に倒れられたO氏から預かっている3尾の3歳魚のうちの2尾で、今年も氏に代わって採卵して稚魚をお渡しするつもりでしたが、なかなか雌が卵を産まず困っていたので、ようやく一安心の心地です。
 採卵数は、念のため余分を見て多めに採卵し、80Lプラ舟で20℃に加温して孵化させています。

 ちなみに、もう1尾預かっている3歳雌魚は、4/12以降まともに採卵できず、ようやく昨日本格的に採卵できていましたが、今日の雌魚の方が良い資質を持っているので、こちらはスペースの都合で流しています。

 また、4/12のように全く孵化しないような事態に備えて、保険的に23ペアでも採卵しています。

 夕方確認すると、どちらも受精率はほぼ100%といった感じで、順調に孵化しそうです。

 なお、今回の産卵で孵化スペースが完全に不足することとなったため、丸鉢で無加温の状態で5日かかって孵化した
Q (5/18産卵)は、フナ尾が多いこともあって流しておきました。

 さて、遅くなってしまいましたが、先日の研究会の様子は、「研究会活動報告のページ」に掲載しておきました。

トップページへ戻る