この1週間は非常に冷え込みが厳しく、真冬の気候に逆戻りで、昨日も今朝も丸鉢には厚い氷が張り、日中も水温は10℃まで上がらない日が続いています。
ここまで寒い状態が長引くと、春の産卵も気がかりになるので、これまで冬囲いをせずに夜間も寒風にさらしていたプラ舟も、昨日から夜間のみ波板掛けを行うこととしています。
また、水温は上がらない状態ですが、近づけば水面で餌を欲しがる状態なので、3月に入ってから、ごくわずかの給餌を再開しています。
左上の写真の明け二歳魚は、昨年のG(5/4孵化)で、秋から胸鰭にうっすらと追星も確認できる雄魚のようですが、写真を撮って昨年9月の姿と比較してみると、冬の間にも尾が大きく成長しているのが、はっきりと感じられました。
後ろには皺も寄せていますが、色も赤が濃くなっていて、全体的に良い資質を見せ、産卵シーズンが楽しみな魚となっています。
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2014年3月9日撮影 |
また、右の写真の明け二歳魚も上と同様に昨年のG(5/4孵化)から残している雄魚で、こちらは親骨の柔らかいタイプです。
遅くに褪色が始まったため、更紗模様も薄く、まだ黒い部分もありますが、兄弟魚は何れも濃い赤色となっているため、暖かくなってくれば、はっきりとした模様を見せる魚となるかと思っています。
これらGの兄弟達は、昨年の当歳魚で最も多い8尾を残していますが、何れも袋や後ろが大きな、尾の大きい特徴を見せています。
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