土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2014年1月26日(日)
少し暖かな日の換水

 昨夜の雷雨の影響か、今朝は少し暖かく、連日氷が張っていたプラ舟の水温は7℃もあり、一日変わらず維持していました。

 今年は波板もなく、青水にもせずに、過酷な低温にさらされての冬越しですが、今のところ問題もなく、魚も例年通りの状態です。

 各プラ舟の状態は様々で、壁面や底面に赤茶色いコケのついたもの、緑色で糸状のコケが壁面から長く伸びたもの、手で触れると舞い上がる緑のコケが浅く積もるように底に沈んでいるものなど、隣り合っていても、それぞれに違いが出ています。

 
冬越しに入る時に、新たに追加して設置したプラ舟はコケの付きが悪く、やや濁りもみられ、どの舟にもコケを食べたあとのフンが多く堆積してきたので、この冬はじめての換水を行い、半分から全量の換水で、何のプラ舟も透明な更水に戻しておきました。

 換水後は、いつものように、近づけば水面で餌を求める様子も見られましたが、春までの2か月弱は、まだ耐える日が続きます。

2014年1月1日(水)
越冬の状況
プラ舟はかろうじて凍らない状態 丸鉢には1cmの氷が張る
0℃にじっと耐える2歳魚 0℃でも水面で餌を求める当歳魚

 新たな年を迎えて、「土佐錦魚を創る」のサイトも10年目の節目の年となりました。

 毎年の経験の積み重ねが、飼育の向上や改善に繋がるよう、色々と自らの環境で検証しつつ、取り組んでいきたいと考えています。

 さて、この冬の越冬の状況ですが、波板無しの更水飼育に対し、本格的な寒波が襲ってきています。

 写真は、昨年の12月28日の朝のもので、今年2回目の積雪で、水温が0℃となった時のものです。

 この日は、朝10時を過ぎても0℃のままで、日中も3℃までしか水温は上がらず、この後もこの寒波は3日間続きました。

 ただ、中の土佐錦魚たちは、順調に寒さに耐えている様子で、当歳魚は0℃の水温にもかかわらず、水面で人影を追うほど、活動的でした。

 当然ながら、もう1か月以上も餌を与えていない状況ですが、特に痩せた様子もなく、フンの状態からもコケを食べていて健康な様子が感じられます。

 2歳魚や親魚はさすがに緩慢な動きで、水面で寄って来ることもありませんが、秋口から座り込んでいるものを除くと、転覆しているものも青水飼育の時と同程度なので、ここまでは順調の様子です。

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