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更水で波板無しの越冬 |
水温3℃の中で体寄せ合う姿 |
寒い毎日が続いていて、今年の冬は例年にも増して寒い予報が出ています。
そんな中、これまでと異なり、今年は波板を掛けず、青水にもせずに、更水での越冬を試みています。
これまでは、越冬中に波板をかけて、コケを全て落として青水にする飼育法をする傍ら、一部では放任のプラ鉢などで更水による越冬も補助的に行っていましたが、双方に利点があることから、今年は試験的に更水での越冬に切り替えています。
波板の下の青水飼育では、更水より水温が3℃程度高く維持できるので、魚体への負担が少ないのですが、冬でも晴天で日照が強ければ尾にガスが入ることが多く、青水で中が見えないので、気付かないうちに尾をかなり傷めてしまうこともあり、水の傷みが課題でした。
一方、波板を用いずに、コケを付着させたままでの更水飼育では、水温の面ではかなり厳しい条件となりますが、水中の様子がいつでも確認でき、日照も十分なため白雲病になることもなく、晴天でもガスが入らないメリットがあります。
うちでは通常も雨が入り放題の飼育をしているので、雪や雨の入り込みは特に心配していません。
結果が出るのは来春となりますが、低温による転覆や産卵への影響、やせるかどうかなどをしっかりと検証して、次年度からの越冬の方法を決めたいと思っています。
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