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H:8尾(5/4孵化)のうちの1尾 |
G:10尾(5/4孵化)のうちの1尾 |
広島の梅雨明けは、平年より13日、昨年より9日早く、1週間前の7月8日となりましたが、その後は猛暑が続き、昨日と一昨日の夕立以外は雨もなく、一方で湿度は異常に高く、蒸し暑い夏が続いています。
例年であれば、7月に入れば毎朝の換水で成長量が増して、すぐに1鉢あたり1ケタの尾数になっているところですが、今年は3日に1度程度の換水しかできておらず、ようやく1鉢8尾になってきたところです。
一方、褪色の状況については、早い丸鉢では半数以上が褪色を始めているところもある感じです。
以前は、褪色の早い個体は尾が小さく残せないものばかりでしたが、ここ数年、うちの系統が確立してきてからは、良い魚も褪色が早いものが多く見られます。
●モルタル丸鉢● |
C:4尾
(4/21孵化)
E:2尾
(4/30孵化) |
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G:8尾
(5/4孵化) |
N:9尾
(5/12孵化) |
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J:8尾
(5/7孵化) |
F:8尾
(4/30孵化) |
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D:1尾
(4/30孵化)
I:7尾
(5/4孵化)
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H:8尾
(5/4孵化) |
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I:8尾
(5/4孵化) |
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O-D:31尾
(7/1孵化) |
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O-B:29尾
(7/1孵化) |
●プラ丸鉢● |
O-C:21尾
(7/1孵化) |
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(26):5尾
(6/14孵化) |
●モルタル丸鉢● |
O-@:21尾
(6/4孵化) |
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O-A:30尾
(6/5孵化) |
G:8尾
(5/4孵化) |
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G:1尾
(5/4孵化)
H:6尾
(5/4孵化) |
●プラ丸鉢● |
K:7尾
(5/11孵化) |
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Q:7尾
(5/17孵化) |
写真左はH(5/4孵化)のうちの1尾で、実物は写真以上に顔や体型も良く、やや尾筒の詰りが気になりますが、中手・長手タイプなので今後も突っ込むことは無さそうなので、気になる魚です。
写真の右は、今年の稚魚の中で最も数多く残しているG(5/4孵化)のうちの1尾で、2鉢に分けて飼育しているG(5/4孵化)のうち、小さいサイズの鉢の中に入れている魚です。
やや細い体に見えますが、このサイズの当歳魚としては、私が考える理想的なバランスの体型を見せています。
G(5/4孵化)、H(5/4孵化)、I(5/4孵化)の当歳魚は、何れも同様に出来が良く、ハネがあまり出ないため2鉢に分け入れて飼育をしています。
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220Lタマミジンコ培養プラ舟 |
そこで生きていた当歳魚・・・。ハネ。 |
さて、当歳魚は、主に鮎餌の2号を与え、補助的にタマミジンコを与えていますが、今朝タマミジンコを掬うと、驚いたことに土佐錦魚の当歳魚が一緒に網にかかり唖然としました。
タマミジンコを培養している220Lプラ舟は、朝夕にドライイーストを給餌するため、しばらくは白く濁って、酸欠でタマミジンコが浮いて渦を巻く状態の中、日中の水温は40℃に迫るほどで、時折悪臭がするほど茶色く濁っていました。
それが、何かのはずみで混入した卵か針仔が、餌以外は最悪ともいえるこの環境で、死ぬことなく成長を続けて、今ではうちのどの当歳魚よりも大きくなっていました。
背びれが半分ほどの幅しかなく、帆立に近い姿の完全なハネですが、タマミジンコを食べ続けた効果か、尾筒の太みや金座の大きさが際立っていて、帆立でなければ(顔の悪さ以外は)一応残せるレベルだったというのがまた面白いところです。
ちなみにこの茶色い水のpHを測ってみると7.4であったので、数値上は生きれる値のようです。
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