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2008年9月29日(月) 秋らしい日々
今朝も昨日と同じく丸鉢は14℃、昨日の日中は20℃まで、今日は17℃止まりの寒い一日となっています。
プラ舟の方は、朝が17℃となっていました。朝の換水時には、この寒さで水道の水がひどく温かいほどで、貯水タンクの水温は18℃となっていました。
管理時間の都合で、低温の日は5℃程度暖かい水で換水する事になってしまいますが、これは特に気にしておらず、早朝の給餌のためにはかえって良いことだと割り切って管理を行っています。
ただ、この3日間は、特に急な低温続きとなったので、今日の給餌は朝のみとしています。明日と明後日も低温続きで雨も降る予報となっているので、毎朝続けてきた朝の換水も、明日は様子を見て延期する可能性が高くなっています。
写真は7/25の日記で褪色の様子を紹介していた二歳雄魚ですが、7/18の姿と比べると細かった腹も少しずつ改善して、雄でありながら、なんとかここまでの腹となって来ました。
尾芯脇にたるみもありますが、良い魚になってきたと思っています。
2008年9月27日(土) 冷え込み
昨日の天気予報は西高東低の冬型の気圧配置を伝えていましたが、今朝はその予報通り丸鉢で14℃、プラ舟でも17℃の水温となっていました。
この1週間の最低水温は23℃前後だったので、それより10℃も低い今朝の温度は、魚体に相当なストレスを与えたようです。
昨日の夕方の給餌で通常通りの量としていたのも災いし、急な冷え込みに消化不良を起こしたのか、鉢底のフンの量が非常に多く、中には白いフンをしているものもあり、丸鉢の当歳魚はいずれもやや顔が悪くなっている感じでした。
写真の当歳魚はCで、皺を寄せるので品評会魚ではありませんが、綺麗な顔とすっきりとした体型で、鉢の中で目をひく魚です。
親骨が真横に張っているので親魚までは持たないかもしれませんが、一昨年の当歳魚研究会で優勝した雄親に雰囲気が少し似ているので、来年の種用に使えれば・・・と考えています。
2008年9月23日(火) 一昨日の結果
今日は日中30℃を超える水温で、良い天気となりました。一昨日は換水も給餌も行なえず研究会にかかりっきりで、昨日は子供の学校行事があり、今日やっとしっかりと管理と観察が行えました。
分譲魚を22尾(うち二歳3尾、当歳19尾)出したので、80Lプラ舟は親魚と二歳魚がともに3尾ずつ、当歳の丸鉢は4尾ずつとなり、秋へ向けてゆったりと飼育できる体制となり、プラ丸鉢は3個片付けて屋上もすっきりとした感じです。
左の写真の二歳雄魚は、一昨日の当歳魚研究会で2位になった魚(丸鉢A)の雄親です。
褪色が終わったばかりで色が薄いのですが、O氏の純系にしては珍しい白勝ち更紗になりました。
まだ少し色が抜けそうな雰囲気を見せていますが、反しの大きい尾の柔らかいところがこの魚の雄親に似ており、会魚ではありませんが大切にしたい魚です。
●モルタル丸鉢●(日付は孵化日) L:4尾(5/23) F:4尾(5/20) N:4尾(6/19) B:3尾(5/10)
その他:1尾
L:1尾(5/23)
C:2尾(5/11)
K:1尾(5/27)H:2尾(5/26)
K:2尾(5/27)
C:3尾(5/11)
分譲魚:1尾A:4尾(5/11) D:4尾(5/17) 当歳魚は、分譲魚の出品と合わせて鉢数、尾数を減らして、以下の通りとしています。
これまでは掛け合わせ別に鉢を分けていましたが、もう間違えようが無いほどそれぞれの魚に特徴があるので、出来ればサイズだけは揃えるようにして、鉢数を10鉢にしています。
●プラ丸鉢● O:7尾(6/28) また、一昨日の結果については、入賞魚15尾の写真を添えて、「研究会活動報告」に記事を追加して記載しておきました。
2008年9月20日(土) 明日は「分譲会・当歳魚研究会」
いよいよ、明日は「トサキン保存会西日本支部」の分譲会・当歳魚研究会です。事務局としても色々と準備がありますが、無事盛会に終わればと思っています。
つい先ほど、10月の品評会のポスターを作りました。第三回となる品評会ですが、明日の研究会でその出品状況も見通しが立つと思います。
天気が少し心配ですが、午後から回復する予報に期待したいところです。
2008年9月11日(木) 「分譲会、当歳魚研究会」の打合せ
9月21日に迫った「分譲会・当歳魚研究会」まで、いよいよあと10日となりました。
昨夜は、支部長と電話で、「分譲会(当歳魚研究会)」の打合せを色々と行っています。
今年からは、一般の方への分譲を積極的に行なうために、会場を広島駅から徒歩10分程度のところにある「広島市東区民文化センター」に移しての開催としています。
今までの研究会での分譲は、会員のみが対象でしたが、今回は「当歳魚研究会(品評会)」にあわせた形で、「分譲会」をメインに開催します。
なお、10月の「第三回品評会」にも「一般への分譲会」を予定していますが、こちらの分譲会は規模を小さくして「品評会」をメインにする予定です。
参加希望の方には、事前申込みなどは特には受け付けてはいませんが、これまでにも、研究会がある度に、メールで分譲希望の問い合わせがありますので、おそらく今回も多くの方々が購入に集まられるのではないかと思っています。
分譲魚の出品は、支部長をはじめ、希望する各会員が任意に行なうので、親魚、二歳魚、当歳魚と色々と並ぶものと予想されます。
少なくとも種魚として恥ずかしくないレベルのものに限って出品されますので、ハネ扱いで使い物にならない魚は当然並びませんが、出品予定を集計してみると100尾前後は集まりそうな勢いです。
うちからの分譲魚の出品も、当歳魚は写真のFの魚をはじめとして10〜20尾程度、二歳魚は3尾を出品するつもりです。
当歳魚は特に今まで丸鉢に残している魚なので、何れも捨てがたい特徴は持っていると思います。購入された方には採卵に使っていただけると幸いです。
当日のご案内を、掲示板にも掲載して置きましたので、詳しくはそちらをご覧下さい。
2008年9月9日(火) 二歳も成長期
今朝の丸鉢は水温18℃と冷たく、プラ舟でも20℃となっていました。
日中は30℃を超えているので、毎日10℃以上の温度変化となっていますが、このメリハリの利いた水温変化が食欲を駆り立てているようで、当歳と二歳はこの頃毎日サイズアップしているのが実感できます。
写真の二歳雌魚は昨日の写真の鉢と同じ両親で昨年採ったものから唯一残している魚で、雌魚ながら大きな尾で見栄えのする魚です。
この雌魚が産んだNの鉢は、ほとんど全てが尾を下げており、品評会魚は残らないと思われますが、稚魚は何れも大きな尾と綺麗な顔と腹型を受け継いでいて、泳ぎを見るのが楽しい鉢になっています。
2008年9月8日(月) 色変わりの進む鉢
今日の最低水温は23℃、最高は34℃となっています。当歳の丸鉢にはここち良い水温変化のようで、顔の尖りも腹出しも日に日に良くなっており、毎日が非常に楽しい気分です。
ただ、サイズアップも甚だしく、大きくなりすぎが少し心配なほどの食欲を見せているのが気がかりです。
写真の鉢はDで、うちで一番大きなサイズになっています。この鉢は5尾中の4尾が色変わりをほぼ終えてきました。系統的にはI氏の血が3/4となっています。
この鉢の両親は、ともに当歳の夏過ぎには色が変わっていたので、褪色が早い形質は完全に遺伝ですが、さすがにI氏の系統の良さを見せていて、顔の尖り方が非常に上品で、腹にかけても綺麗なラインで魅せてくれます。
一昨日から当歳にも鮎餌(3号)を夕方与えるようにしていますが、朝はイトミミズを引き続き与えています。
今日購入したイトミミズも、あと1回購入する程度(都合2〜3週間)で、そろそろ完全に鮎餌のみの給餌に換えて行く予定です。
2008年9月7日(日) 夏の名残と秋の訪れ
H L 7月以降、平年より非常に高い気温で推移した気候が、8月の中旬で一転して低く推移し、また9月に入って暑さが戻ってきました。
この3日間は夏に戻ったような気候で、蒸し暑く日中は水温も30℃を超えていますが、朝は涼しくなってきて23℃程度となっています。
当歳魚はようやく少しずつ変化してきて、サイズも急に大きくなり、夏から秋への移り変わりを感じさせます。
●モルタル丸鉢●(日付は孵化日) L:5尾(5/23) F:5尾(5/20) N:6尾(6/19) B:5尾(5/10) O:7尾(6/28) H:5尾(5/26) C:5尾(5/11) A:5尾(5/11) D:5尾(5/17) 左のHは、2週間前に定規と一緒に写した写真で紹介した小さい方の魚で、今年一番の当歳はどうやらこの魚になりそうです。
まだ、サイズ的には少し小さいのですが、尾が柔らかく、体に対する尾の比率が大きい魚です。
尾の後の張りが良いので皺は入りそうにありませんが、桜尾や尾芯飛びにならない事を祈るばかりです。
●プラ丸鉢● P:7尾(6/28) K:5尾(5/27) J:5尾(5/27) G:2尾(5/26)+Mix:3尾 右のLは、尾が小さいながら、丸手の体型で気に入っている魚です。
泳ぐ際には尾芯に皺を寄せるので、おそらく皺で品評会には出せない魚になりますが、こちらもこの2週間の姿と比べると、尾が大きくなってきているので、今後に期待しています。
2008年9月5日(金) 久しぶりの見学
先日、久しぶりに個人的にO氏のところへ見学に出かけました。(「土佐錦魚訪問記」に記事を追加しているので、詳しくはそちらをご覧下さい。)
O氏はしきりに「今日は顔が悪い」と話され、非常に気に入らない様子でしたが、左の写真の様な当歳魚が”ゴロゴロしている”状態で、とても良い勉強になりました。
帰ってから、うちの魚と見比べては、その違いにため息をつくことしきりです。
下のうちの魚の写真と比べてみると、違いは紙一重と見られる方があるかもしれませんが、実際はその厚さに、なかなか埋まらない大きな壁を感じます。
2008年9月1日(月) 「Tシャツ型の尾?」と「顔の良し悪し」
B
A 昨日の日記に皺が入った2尾を紹介しましたが、皺が無いのはこの2尾を含めて現在6〜7尾・・・。
9月の当歳魚研究会には一人4尾の出品となるので、遅く生まれたN、O、Pにわずかな望みを繋ぐのみですが、この2尾にももう少し見れるように伸びてもらいたいところです。
左のBは、尾の後の幅が一定で、まるでTシャツのような不思議なシルエットの尾型です。
雌親の血をひいて顔の尖りが良く、雄親譲りの柔らかい尾のため返しが今ひとつですが、二歳以降の伸びが期待できる晩成型のタイプのようです。
右のAは、昨日兄弟魚を紹介しましたが、こちらは少しタイプが異なる魚ながら、同じく晩成型の尾をしています。顔をもう少し良くしなければ、と思いながらここまで来たのですが、最後の追い込みでどこまで調整が効くかといったところです。