土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2007年1月28日(日)
青水について・・・、会報を明日発送

 暖冬で暖かい日が続く中、平年並までは寒くありませんが、最近はそれなりに水温も下がっています。それでも毎朝の水温は寒くて5℃、暖かければ8℃位で推移しています。ちなみに今朝は5℃でした。

 この一ヶ月は色々とバタバタしていて自由な時間が無く、全く魚の世話も出来ず、放任状態ですので、壁面にはコケが付き、底にはフンやコケの塊などが溜まって、どんどん青水の色が薄くなっています。

 うちのベランダでは、魚の姿さえ全く見えない状態から、写真の様な状態になっていますが、魚の状態は非常に良いので、あまり気にせず(実際は手を入れる時間もとれないので・・・)、このままの状態とします。

 青水は、屋上で飼育している場合には、波板を掛けた状態でも、飼育水が蒸発する以上に雨や雪による水の入り込みがかなりあるので水位が下がる事も無く、適度に新たな水が補充されていましたので、うちでは一度作れば薄まる事はありませんでしたが、ベランダで雨の入り込みが無い状態では、こうも簡単に薄まっています。

 元水の水質も屋上とベランダでは変わっているので、これも影響しているはずで、水道水では青水の持ちが悪く、降雨に頼った水の更新ができない状態と、日照不足が追い討ちを掛けているようです。

 逆に言えば、よく青水の維持が出来る(良質の植物プランクトンが増えやすい)水質の井戸水などで、適度に雨が入り、十分な光量があれば、波板を掛けっぱなしで特に何もしなくても、長い期間良い状態が保てる事になります。

 青水の管理にも様々な方法がありますが、一般によく言われている「土佐錦魚の飼育には、これが絶対という飼育方法は無い」との表現は、「それぞれの飼育環境に合わせて、色々と飼育方法を変えなければ、良い魚は出来ない」という事をあらためて教えてくれているように感じます。

 さて、トサキン保存会西日本支部の会員の方には、お待たせしてしまった会報ですが、一昨日刷り上って届いたので、今日は発送の準備をしました。
 雨で濡れたりしない様に、ビニール袋で包んで封筒に入れるだけですが、新規入会の方へは会員証を作って入れたり、品評会のDVDを希望される方へはこれを複製して同梱したりで、思いの他時間がかかり結局4時間はかかりっきりでした。

 会報は、明日には全員分を発送しますので、近隣の方は今月中に、遠方の方でも遅くとも来月の頭にはお手元に届くと思います。

2007年1月19日(金)
会報の製本化、完成目前

 正月からトサキン保存会西日本支部の2007年の会報作りを進めてきましたが、今日は見本の2回目が印刷会社から届きました。

 1週間前にやっと完成した原稿は、即日印刷会社と打ち合わせを行い、若干修正して週明けに送った所、翌日には1回目の見本が届きました。(驚きの対応の速さで、価格もかなり低い設定で、便利な時代になったと感心させられました)

 この見本を元に、(細かな点ばかりですが)全てのページを修正して、一昨日第2稿を送りましたが、今回届いた見本では修正するところは全く無さそうです。

 この印刷会社は、土日は休業ですが、本印刷開始の了解を伝えれば、5日もあれば手元に80部が届く見込みですので、なんとか今月中の完成は無事達成できそうで、一安心です。

 今回の会報2号は、カラー6ページ、白黒26ページで、前回の手作りのものに比べて格段に良いものとなりました。今後は表紙のデザインはそのままで、紙の色を変えて毎年号を重ねる予定です。

 なお、正月以降ですでに2名の新規入会がありました。会報の原稿変更はこれで締め切りとなりますので、今後の入会の方は、次年度の会報から会員名簿に記載させて頂きますので、ご了承下さい。

 また、今日は「トサキン保存会西日本支部の2007年行事予定」のページを追加しました。会員の方、および入会・見学を希望される方は、ご確認下さい。

2007年1月7日(日)
「2006年写真館」を新設しました。

 年明けからずっと気になっていましたが、今日は少し時間が取れたので、写真の整理をして、「2006年写真館」を新設する事ができました。

 集めてみると、それぞれ特徴のある良い魚が多く出来た年だと思います。今年は丸鉢2個と80L舟3個でどこまで出来るか分かりませんが、一生懸命頑張りたいところです。

2007年1月3日(水)
「土佐錦魚を創る」も3年目となりました。
 今年で「土佐錦魚を創る」も3年目に入りました。飼育も研究も(できれば普及も)さらに飛躍する年としたいものです。

 昨年は「トサキン保存会西日本支部」の活動のおかげで、非常に充実した年となりました。

 今年は、会報の製本化を早々に仕上げてのスタートとなる見込みで、現在30ページ分の原稿が出来上がっています。
 会報のページはあと少し増えるかもしれませんが、他にも色々と研究会や活動のあり方等を改善するつもりですので、さらに充実した活動となると思われます。

 さて、新年を迎えて、正月からトップページの写真を右のものに変更しました。年が明けて4歳となった雄魚で、昨年の品評会では上位入賞できませんでしたが、返しの良さと広い渡りの丸手の魚なので、写真のようにこの角度で撮影すると、瞬間的に非常に良く見える時があります。
 写真は秋遅くのもので、褪色直後の姿で、現在はもう少し褪色が進み白い部分が増しています。昨年同様種親としての活躍を期待していますが、丸鉢2個しか採らない予定ですので、あまり血が濃くなるのも避けたく、こちらも発情状況次第で、かけ合わせに使うのは微妙な感じです。

 また、今年は非常に暖かいためか、昨年の冬は少し逆立ち気味だったこの魚も全くひっくり返る気配もなく非常に安定した泳ぎをしています。

 ちなみに舟の青水はあまり濃いものは調子が良くないようなので、うちでは時折薄めつつ、薄めの色合いで維持しています。

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