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2006年9月24日(日) 品評会のポスター作成
先日から、「トサキン保存会西日本支部」の2006年品評会の開催告知ポスターを作っていましたが、支部長と何度か打ち合わせを行い、どうにか完成しました。
せっかくですので、どなたでも自由に使って頂けるように、HPで掲載しています。細かい説明は「品評会ポスター」のページで行っていますのでご覧下さい。
「トサキン保存会西日本支部」では、品評会を一般の方へ積極的にPRし、土佐錦魚の普及に力を入れる方針です。
研究会活動での指導が行き届かなくなる事が心配されるので、会員の方は積極的に募るつもりはありませんが、一般の方へはこの素晴らしい魚をもっともっと知って欲しいと思っています。
なお、会員の方には、これに地図を入れてデザインを少し変えたものを作っていますので、後日メールでデータをお送りします。
各自で必要部数を印刷して、友人、知人に配って頂き、できればペットショップや観賞魚店などで掲示して頂けるよう取組みをお願い致します。
また、品評会が近づけば、会員各自には葉書でご案内を行う予定です。
2006年9月22日(金) ガクト模様?
今朝の換水時に、この当歳を洗面器に上げて驚いてしまいました。褪色が始っまったようですが、尾の色変わり部分が独特で、見た瞬間に、この魚の父親であるガクトの尾の模様を連想してしまいました。
この魚は先日の研究会で6位だった魚です。最近腹が出てきて、目先もかなり改善してきました。(写真は給餌前の朝6時頃のもので、残念ながら実物は写真ほど尖った顔はしていませんが・・・)
尾が十分な魚は、こうなってくると、非常に良い魚に急変してきます。模様については、恐らく褪色の一時的なもので、すぐに消えて行くだろうと思いますが、ガクトの子である以上、何かを期待させるには十分な要素を持っています。
この模様がどのように変わるか、楽しみが一つ増える事となりました。これからの飼育にも励みになります。
2006年9月18日(月) 研究会から一夜明け・・・
今日は半日、昨日の研究会の活動報告の記事を書き込んでまとめました。ガクトの写真も追加して掲載していますので、ご覧下さい。
また、昨日の研究会で、コケの話がありました。うちでは、屋上での井戸水飼育では茶色いコケが付きやすい状況でしたが、ベランダの水道水に変わってからは一変して緑色のコケが付くようになっています。
水質の差によるものだと思いますので、どの地域でも同様の傾向があるかどうかは分かりませんが、O氏宅でも同様の事を経験されているそうです。
写真の舟は80Lで、3週間前に全くの綺麗な状態からスタートして、水道水のみで換水しながら出来てきたコケです。雌魚の舟で、2歳を3尾、3歳を1尾入れています。
非常に薄くしっかりと付いており、少々の事では剥がれません。もう少し濃くなるようだとブラシで削るつもりです。
2006年9月17日(日) 当歳魚研究会
O氏のガクト:4歳の夏、褪色を終了
鹿の子更紗、大絞りで染め分けの尾A:返しとバランスが良い安定した魚、
・・・第1位A:丸手で尾が大きい魚、
尾芯を振っているため・・・第5位PO氏分譲魚:渡りと尾の大きさが特徴
欠点は無いが細いため・・・第6位今日の研究会は、台風前の落ち着いた天気で、時折太陽ものぞく天候で、無事研究会も滞りなく終える事が出来ました。
当歳魚の審査では、支部長が抜き出した10尾の魚を、副支部長二人と私の3名で順位付けを行うように指示をされました。
この結果を再度支部長が最終調整して決定しましたが、3番手に位置していたものを8番手に下げられた他は、3人の順位付けは妥当なものだとの評価で、審査員一同ホッとした所です。
いつもながらの支部長の配慮で、魚を見る目を養う訓練が出来、大変良い勉強になりました。
審査結果、私の持っていった魚は、3尾とも入賞する事となり、1位、5位、6位となりました。
これらの魚の簡単な解説は、写真の下に一言ずつ入れていますが、その他の魚については、支部長による各魚の解説をビデオに撮影していますので、後日希望される会員の皆様にお渡しするつもりです。
また、今日は驚きの画像を公開します。黒い秘密兵器と呼ばれていた時代から、4歳となるまで褪色をせず、黒いままだったO氏のガクトが、ついに褪色を終えたばかりか、非常に目を惹く、上品な艶やかを感じさせる鹿の子更紗となっていました。
以前から話には聞いていましたが、想像し難い模様であり、実物は非常にインパクトがあります。いつも思うのですが、このガクトは写真に撮りやすい良く極める魚で、どの角度から撮っても絵になります。
ただ、どうしても実物には及ばない写真となってしまうのが残念です。実物を見れる方は是非見ておいて頂きたい銘魚です。
研究会での様子は、「研究会活動報告」に明日掲載する予定です。しばらくお待ち下さい。
2006年9月16日(土) いよいよ明日は研究会
B:丸手で角尾、柔らかい尾肩 A:丸手で柔らかい尾肩 PO氏分譲魚:中手、目が・・・ E板前で硬い尾肩 明日は、いよいよトサキン保存会西日本支部の研究会です。
今回は当歳魚の研究会で、各自が持ち寄った魚を審査して順位付けを行います。
一人3尾を出品することとなりますが、今年の当歳魚創りを検証する上で、有益な研究会となりそうです。
台風13号が接近しており、明後日には中国地方にも最接近するとの事で、こちらも今朝から雨で、水温も終日20℃を少し超えた程度で、低く推移しています。
研究会での天気が少し心配なのですが、会場は支部長宅で、降雨でも研究会が可能なので助かります。
さて、明日持って行く魚については、前から決めていた2尾と、おまけで連れて行くもう1尾を、一応今朝、決めました。
今日の写真は、持って行かない魚達で、それぞれ、今後の伸びを期待してはいますが、現在の状態ではまだまだ出来上がっておらず、今回は居残り組です。
持って良く魚も、実はまだまだなのですが・・・。
2006年9月15日(金) 二歳雌魚その2
2006年4月9日 2006年9月10日 今日の写真は9/2に紹介した褪色中の二歳雌魚と同腹の姉妹魚です。
こちらも雌魚で、春の産卵期には卵を持っており、腹型が良かったのですが、今は少し寂しい状態です。
この魚は、両親が雄親は2歳時、雌親は3歳時にかけ合わせて採ったのですが、両親ともその年に急に伸びた魚でした。
雰囲気は母親似ですので、来年の好転もまだ期待出来ると思っていますが、どうなる事でしょうか?
とりあえず、これからの秋の仕上げで、太さを増すように出来れば良いのですが・・・。
2006年9月13日(水) 寒いほどの日が続き、食欲の秋のようです。
今朝の水温は19℃、日中も20℃までしか上がらず、ここ数日は涼しいというより寒いほどの日が続いています。
明日は少し回復するようですが、台風13号も近づいて来ていて、進路次第では日曜日の研究会も少し心配です。
右の写真2枚は同一魚で、研究会で分譲に出す予定の二歳雄です。
左が静止時、右はやや後退して尾を広げた姿です。
皺があり品評会魚ではありませんが、返しが非常に大きい事、胸ビレも大きいので、今後もまだ反転が大きくなると思います。
長手で姿勢が安定しており、長く楽しめる魚ですので、飼育規模の縮小時にも無理に手元に残していましたが、ここに来てそれぞれがサイズアップしてくると、冬越しの当歳のスペースも考慮して、やはり手放す事にしました。
会員の方のところで、種親として活躍できれば一番良いのですが・・・。
2006年9月6日 2006年9月13日 当歳の方は、ここ数日の寒さで太さを増して少しサイズも上がってきました。
右の白勝ち更紗の魚も、1週間前の写真と比べてみると、尾の後ろが少し大きくなり、腹も太くなってきています。
左右の写真を見比べると、各部分の違いは、極僅かで、ほとんど違いが無いように思えるのですが、全体で見ると、印象は大きく違って見え、非常に良くなったように感じるのですが、贔屓目でしょうか?
2006年9月10日(日) 秋の気配、読書の秋 その2
今日は涼しい一日で、日中も23℃までしか水温が上がらず、秋を感じさせる過ごし易い一日となりました。このところの朝晩の冷えで、そろそろ土佐錦魚達も太り始めようかと、体が感じ始めているのかもしれません。
今日は昨日紹介した魚と兄弟魚で、Aの中から残している5尾の中の1尾ですが、明らかにタイプが異なり、兄弟魚には見え難い特徴を持っています。
こちらはいかにも丸手と言った感じで、尾の後ろも小さめですが、筒から前は非常に良い雰囲気だと思います。
親骨は非常に柔らかく、当歳の段階では返しも十分に決まって来ないでしょうし、2歳以降の魚だとは思いますが、それより皺が入りそうな張りの弱い後ろで、そちらの方が少し心配な魚です。
それから、今朝は9時ごろ、頼んでいた古本が届きました。桜井良平氏の「金魚百科」:西東社です。非常に優れた名著との評判通りの内容でしたが、土佐錦魚の飼育家として有名な、高知市の亡き矢野忠保氏のビニールハウスやその内部、角舟の写真に加え、土佐錦魚自体も5枚も紹介されており、期待をはるかに越えて楽しめました。
「土佐錦魚関連の書籍類」のページ、上から10冊目に記事を追加していますので、興味のある方はご覧下さい。
2006年9月9日(土) 当歳の顔・・・
土佐錦魚の当歳は、O氏が言われる通り、本当に毎日顔が変わっています。毎朝鉢をのぞいて見ると、洗面器に上げるまでもなく、良し悪しがはっきりと感じられるので、その都度一喜一憂する毎日です。
顔の印象を左右する要因として、最も変化の激しいのは目の出具合ですが、不思議なもので、短期間で伸び縮みするようには思えない目先も、この変化に合わせて変わっているようにも感じます。
これらの変化の原因としては、餌の量と水の傷みの影響が大きいようです。今の所、換水の方は、毎日の換水を続けているので、特に気を遣う必要は無いのですが、餌の量は結構難しいように感じています。
時々メールなどでも餌の量について、お問い合わせもあるのですが、はっきりとした基準があるわけではなく、尾数やサイズ、天候や水温を基準にしながら、コケの突き具合や水面に口をあけて寄って来る姿で食欲の程度も確認して、感覚的に量を(できれば回数も)調整するようにしています。
先日、水温の低下をあまり考えずに、少し多めに夕方放り込んだイトミミズが、翌日の朝まで残っていた事がありましが、
その朝の当歳は特に顔が悪い状態で、その時の写真が下の9/6(水)の日記の写真です。目が出て目先の無くなっている様子がひどく感じられます。
同じ魚を今朝撮った写真が右のものですが、水曜日から餌を控えめにしただけで回復し、(最近の水温低下も)大きく影響しているとは思いますが、見違えるほど良い感じになっています。
目先については、6日の写真がやや後方から撮影したものでしょうから、実際にこれほど伸びたわけではないと思いますが、目が引っ込んでいるのは間違い無いようです。
2006年9月6日(水) 久しぶりの雨、読書の秋も間近・・・
今日は一日雨で、夏以降久しぶりの降雨です。最近の水温は、早朝で23℃付近で安定してきました。秋も間近です。
実は、ここ1ヶ月の間に、金魚関連の書籍類を10冊も購入しています。今日は時間が取れたので、これらを撮影して、「土佐錦魚関連の書籍・資料」のページに記事を追加しておきました。
中でも、「日本金魚大鑑」、「中国金魚大鑑」は期待通りの内容でしたし、運良く古本で入手できた「最新金魚&らんちゅうカタログ」1993年版、1994年版、1996年版の3冊は年を経過するごとに土佐錦魚の扱いが増えており、楽しむ事が出来ました。
その他には、金魚伝承10号、フィッシュマガジン2冊、アクアライフ1冊、書籍の「金魚がウチにやってきた」、「金魚のたのしい飼い方」を追加しています。
今日の写真は当歳のAの1尾です。現在1鉢に5尾としています。親骨の押さえが良い魚ですが、この兄弟では腹が最も細く、後ろも幅が少し狭いのが難点です。
写真では見難いのですが、腹部が赤く、口先と各ひれに僅かずつ朱が乗っており、これで背びれが赤ければ、各ひれの赤は少ないながらも、どうにか六鱗模様となったのですが・・・。
2006年9月2日(土) 褪色中の二歳雌魚
2006年4月8日 2006年9月2日 9月に入り、朝晩の水温も下がってきましたが、おかげで褪色途中の魚の色変わりが、よりゆっくりとなってきた感じです。
三歳魚などは、完全に止まっていると思えるほどで、秋までにどこまで変わってくるのか少し不安に思われます。
写真の二歳雌魚は、三歳魚ほどゆっくりではありませんが、それでも、色変わりが始まったのは7月中旬ですので、ゆっくりとした褪色です。
この魚は丸尾で、尾に皺も無く張りが良いのが魅力です。
写真では分かり難いのですが、実物は渡りがもう少し短い感じです。また、規模縮小時に1週間世話が出来なかった事での影響か、環境の急激な変化かが原因と思われますが、その頃から急に顔が左に曲がってしまったのが残念な魚です。