土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2006年7月31日(月)
梅雨明け宣言
K-18尾(5/27孵化 左の中のお気に入り3尾

 昨日、中国地方が平年より10日遅れて梅雨明けしたそうですが、この5〜6日は非常に暑い日が続いています。

 おかげで、二歳の80Lプラ舟は、2日と半日ほど換水出来ていなかった舟で青水化が激しく、今年初めて尾にガスが入っていました。

 もちろん、この舟は夕方更水で全換水しておきましたので、明日朝には治っていると思いますが、油断大敵で気の抜けない夏が本番となって来ました。

 今日の写真は、K-1
です。遅くに採った稚魚ですので、まだ体型(腹型)もずん胴で、幼さを見せていますが、少し目先が無いのが不満の鉢です。

 今日は40Lプラ舟の稚魚も整理し、少し選別も行って、1鉢8尾程度にしています。

モルタル丸鉢(日付は孵化日)
G8尾
5/14
N8尾
(6/11
K-18尾(5/27 E-2:8尾(5/14 A7尾(5/3
I:会分譲魚:8尾
(5/初
L:8尾
(5/27
PO氏分譲魚
8尾(6/1

E-1:8尾(5/14 B8尾(5/4

プラ丸鉢 40Lプラ舟■
K-37尾
(5/27
O10尾
(6/17
M8尾
(6/4
混合ハネ4尾 予備(空き)
2006年7月30日(日)
猛暑・・・。
E-2:9尾(5/14孵化) 左の中のお気に入り3尾

 今日も暑い一日となり、朝10時にはすでに30℃まで水温は上がっていました。

 換水は朝に丸鉢6個を換えています。写真はその時のもので、昨日と兄弟魚のE-2です。

 この兄弟達は、孵化後1ヶ月の時に、サイズを見て大き目のものをE-2、小さめのものをE-1と2鉢に分けていますが、約二週間前からこの鉢を少し多めにしていたので、自然と同サイズになって来ました。
 写真を見比べても分かるように、当初から別の鉢で育ててもやはり同じ形になっています。


 
また、下の写真はLの中の1尾で、この腹で初めて褪色が始まった魚ですが、ご覧のとおりキャリコ土佐金のような三色模様になっています。

 もちろん、この後は、黒や青っぽく見える部分も色が抜けて行き、普通の紅白の更紗になると思いますが、褪色には本当に様々なパターンがあるもので、最近は丸鉢も少しずつ賑やかになっていて、楽しみな季節となって来ました。

2006年7月29日(土)
真夏の暑さ
E-1:8尾(5/14孵化) 左の中のお気に入り3尾

 今日も非常に暑い一日で、丸鉢も35℃まで上がっており、水の傷みも進んでいます。
 
 朝は二歳以上のプラ舟を全て換水、夕方には丸鉢を7鉢換えています。

 今日の写真はE-1で、両親の特徴をそのまま受け継いだような体型を見せつつあり、少し細身の体と目先の尖りが特徴的な兄弟達です。
 両親とも褪色が遅い魚ですが、アップの写真、右下の魚は褪色が始まっているようです。
 尾は少し弱いものが多いのですが、泳ぎの安定したものが多く感じます。

2006年7月28日(金)
暑い暑い・・・。
I:会分譲魚:8尾(5/初孵化) 左の中のお気に入り4尾

 今朝は、昨日換水できなかった当歳魚の丸鉢などを、全て換水しています。

 蒸し暑い盛夏を思わせる気温が、この数日続いています。水の傷みも早く、明日にはまた換水が待っています。

 今日の写真はIです。他の魚とは全く系統の違う魚で、褪色が非常に早い他、当歳時は腹が細身で、尾筒も長く見えるのですが、2歳以降で急に大きく改善する系統のようです。

 アップの4尾は、それぞれよく見れば欠点がある魚で、写真撮影も迷いましたが、成育の記録と割り切って一応掲載しています。

 アップの当歳魚はどれも泳ぎの安定した魚で、今後の伸びを期待したいところです。ちなみに左上の当歳は褪色が進んでいます。

2006年7月27日(木)
梅雨明けでしょっ?
G8尾(5/14孵化) 左の中のお気に入り3尾

 今日は非常に蒸し暑く、丸鉢の水温も35℃まで上がっていました。広島では、まだ梅雨明け宣言は出ていないようですが、もう真夏の温度と湿度のようです。

 今朝は丸鉢を4個換水したのみですが、写真はその折のもので、Gの当歳魚です。


 右の写真は中でもバランスの良い3尾ですが、丸手ですが尾筒もしっかりしており、泳ぎも安定しています。

 今日は選別も合わせて行い、以下のようにしています。これで丸鉢はほぼ8〜9尾になっています。

モルタル丸鉢(日付は孵化日)
G8尾
5/14
N10尾
(6/11
K-19尾(5/27 E-2:9尾(5/14 A9尾(5/3
I:会分譲魚:8尾
(5/初
L:8尾
(5/27
PO氏分譲魚
9尾(6/1

E-1:8尾(5/14 B9尾(5/4

プラ丸鉢 40Lプラ舟■
K-38尾
(5/27
O10尾
(6/17
M8尾
(6/4
混合ハネ15尾 K-29尾
(5/14)
2006年7月26日(水)
梅雨明け目前の猛暑
A9尾(5/3孵化) 左の中のお気に入り2尾 左の上の魚のアップ

 今日は朝の換水で2歳以上のプラ舟を全て換水しておきました。

 日中は水温も30℃を軽く越えていたようで、いよいよ夏本番を感じさせます。

 今日の蒸し暑さは、その前兆のようです。高温になると水の傷みも早くなるので、これからが換水に追われる日々が始まりそうです。

 写真は、昨日のもので、今日はAを掲載しています。(昨日の写真に間違いがあったので、修正しておきました)

 この腹の稚魚は典型的な丸手で、目先の尖りの非常に良い特徴があります。


 中央の写真の2尾がお気に入りですが、下の稚魚はどうやら褪色を始めているようです。また、上の稚魚は、さらにアップにして右端に載せています。

2006年7月25日(火)
雨の中の最後の換水?
B9尾(5/4孵化) 左の中のお気に入り3尾

 今日は朝夕で、2歳以上の舟を除く全ての飼育槽を換水しました。

 明日から1週間は雲り続きで、週末には晴れ間ものぞく予報となっているのため、今日が最後の梅雨の雨となるかもしれません。

 今日の夕方、換水中にどしゃぶりとなりましたが、何とか合計13個の丸鉢・プラ丸鉢を換水しておきました。

 現段階の稚魚は、そろそろ当歳魚と呼びたいサイズになってきましたが、写真のBをはじめとして、AGKが特に丸手のようです。

 写真のBも、他の掛け合わせの稚魚と比べても、特に丸い体型と大き目の尾が見られる様に感じます。
 その他の稚魚も、特に最近、日増しに腹部が出てきたようです。

2006年7月24日(月)
朝夕の凪ぎ?

 梅雨もあと数日で明ける予報も出ていますが、この雨続きの中、不思議と朝夕の換水が、ほぼ滞る事無く出来ました。

 うちでは、換水と管理の時間である朝5時過ぎと夕方6時半頃は、風も止まって凪いでおり、この梅雨の間は偶然か、それまで雨が降っていても、その時間になると数十分間は止むような事が多かったように感じます。

 どちらにしても、無事に1鉢10尾を切るようになってきました。

 今日の写真はPです。毎日少しずつ腹が出てきているようで、日増しに成長を感じます。

2006年7月23日(日)
続:金魚のフン

 今日は時折小雨のぱらつくすっきりしない天気で、降雨が無い持間でも一日中薄曇で、日が射す事はありませんでした。親魚には15cm幅の板をかけっぱなしにしていますが、稚魚の丸鉢にはこの様な日には板による覆いを行っていません。

 また、換水は、水の傷んだ5鉢と4舟を換えておきました。飼育を始めた当初から、給餌は決まって換水の後としています。(給餌後の換水は消化不良を招きやすいので行うことはありません)

 写真の3歳雌は、今年の採卵にも使った種魚ですが、今朝7時の時点で、写真の通り30cm近いフンを引きずっていました。

 フンは濃い緑色で、舟のコケを十分に食べているようです。フンが長くつながっているのは体調の良い証拠ですが、コケのフンは切れやすく、これだけ長いフンはまれにしか見られません。 

2006年7月22日(土)
梅雨もそろそろ・・・

 昨日の朝で全ての鉢の換水を終え、昨日の夕方と今朝とで、舟も換水しておきました。

 梅雨は来週中ごろには明けそうな予報ですが、明日は昼過ぎからは雨の予報となってるので、梅雨の合間を縫っての換水も今日が最後となってくれればと思っています。

 写真右端はO
です。今日の選別で15尾として、40Lのプラ舟からプラ丸鉢へ昇格させています。雌親の血を強く引いているようで、体が棗型で、親骨が柔らかく、前に来やすいようです。これが、うちでは最も小さい稚魚となります。

 写真中央はPで、尾筒の付き方になんとなく独特の特徴が見られ、今後の成長が楽しみです。こちらは今朝長手のものを1尾ハネて、9尾/鉢としています。

 写真左端はBの中のお気に入りですが、こちらは1鉢に9尾のままです。今年の稚魚は総じて左右非対称なものが多く、残すべき魚がいない鉢も出て来そうで、少し心配です。

モルタル丸鉢(日付は孵化日)
G10尾
5/14
N10尾
(6/11
K-19尾(5/27 E-2:9尾(5/14 A9尾(5/3
I:会分譲魚:10尾
(5/初
L:10尾
(5/27
PO氏分譲魚
9尾(6/1

E-1:8尾(5/14 B9尾(5/4

プラ丸鉢 40Lプラ舟■
K-38尾
(5/27
O15尾
(6/17
M8尾
(6/4
混合ハネ17尾 K-210尾
(5/14)
2006年7月20日(木)
雨の中の換水は・・・

 今日の帰宅時には雨も霧雨となっており、丸鉢を換水し始めると、激しい雨が降ってきて、5鉢で断念しました。明日の朝は早くに出勤なので、一部の鉢は少し換水が遅れそうです。

 餌を控えめにしている事もあって、あまり水の傷みも気にならないのですが、降雨で水が澄みきっており、判断を迷い易いところですが、迷ったら換水する事にしていますので、どうにか早く換えたい気持ちです。

 今日の換水では、ABE-1、E-2、Pを換えましたが、その多くが腹の丸さを増しており、目先も非常に良くなってきています。この時期は稚魚が良く見えたり悪く見えたりと、一喜一憂ですが、本当に管理と天候でよく変わる魚だと思います。

2006年7月19日(水)
月刊アクアライフ「2006年キンギョの夏」

 今日は何気なく書店をのぞいてみると、マリン企画の月刊雑誌の「アクアライフ」があり、よく見ると金魚の特集号でしたので、購入してみました。
 内容は非常に濃いものとなっており、品種紹介に終始する事無く、ヘルペスの詳細な解説や、ブリストル朱文金の歴史や堀口琉金の記事など、愛好家にも満足できるレベルの記事が多く記載されていたと思います。
 土佐錦魚に関する記事が僅かにありましたが、特に目新しいものが無かったのは少し残念ですが、時折こうやって学問的に知識を深めるのは、今後の飼育にも何か役立つものもあるかと思いますので、出来る限り書物なども読むようにしています。
 一昨年もアクアライフは春に金魚特集をしていますが、これほどのページを割いて特集を組むほど、金魚ブームは本格的になっているのだとあらためて感じました。

 今日の広島の天気は、昨夜の豪雨が明けて梅雨も小休止の感でした。明日はまた激しく降る予報ですので、出来るだけ換水しておきたいところですが、時間の関係で、管理は親の舟を4舟換水したのみです。

 今日はイトミミズを1kg購入しています。これで、また2週間は餌の心配をしなくて良いので一安心です。

2006年7月18日(火)
今週は雨続きの予報

 広島では、今日から週末まで雨が続く予報が出ています。夕方小雨がぱらつく程度の天気だったので、出来るうちに丸鉢を換水しておきました。

 合わせていくつか数を減らして以下の通りとしています。

モルタル丸鉢(日付は孵化日、数字のリンク画像は両親)
G10尾5/14
N15尾(6/11
K-1:10尾(5/27
E-2:10尾(5/14
A9尾(5/3
I:会分譲魚:10尾(5/初
L:10尾(5/27
PO氏分譲魚 10尾(6/1
E-1:8尾(5/14
B9尾(5/4

プラ丸鉢 40Lプラ舟■
K-310尾
(5/27
K-210尾
(5/14)
M10尾
(6/4
混合ハネ15尾 O20尾
(6/17
2006年7月17日(月)
イトメは1kgで2週間

 今朝と夕方で、残りの丸鉢を全て換水して、留守中の管理不行き届きをリセットした気持ちです。給餌は、昨日の夕方少なめにやったものが今朝には綺麗に無くなっていたので、安心して今朝から普通の量に戻しています。

 稚魚にはイトミミズのみの給餌ですが、明日の朝の給餌でイトミミズが無くなりそうです。イトミミズは、1kgを購入していたので、ちょうど2週間持った事になります。

 昨年より抑えて創る事を、今年の課題としていますが、昨年の日記の大きさと比較してみると、少しは小さく創れているようです。給餌を昨年の朝夕2回から、朝1回のみにしているのがその原因だと思いますが、管理時間の減少で、換水が毎日出来ない事から、どうしても選別を早めて薄飼いとしていたいため、油断するとすぐに大きくなりそうです。

2006年7月16日(日)
二日ぶりの世話

 夕方帰宅して、まず土佐錦魚のチェックを行いましたが、皆無事に過ごしていたようです。餌を与えていないのに水の傷みの激しいプラ舟や丸鉢が散見され、飼育容器の環境によって水の持ちが大きく違う事をあらためて感じました。

 留守の間には、雨もかなり振り込んでいたようですので、傷みの激しい飼育容器を優先して、とりあえずプラ舟を全て換えておきました。


 今日の写真は、Bの中から気に入っている稚魚(右側)です。土佐錦魚は親骨が前に来るため、泳ぐ際に非常に負荷が大きいので、左右が対称であることが、その後の成長に従って特に大切となりますが、その対称である魚は、実際には非常に少ないものです。
 最近のハネの原因はほとんどが体や尾の曲がりなど、左右が非対称となったもので、この後も皺がどんどん出てくるでしょうから、自然に数は減ってくると思います。

 現在は1鉢10尾前後としていますが、全ての鉢を平均すると、1鉢の中には、良さそうな稚魚が1尾足らずとなりそうな感じです。この時期はいつも思いますが、秋に何尾残るかが不安で、見通しは微妙な状態で、それが楽しみでもあります。

2006年7月15日(土)
今日明日は管理なし

 今日から丸二日留守にするので、今朝は丸鉢を全て換水して、餌を与えずに出発しました。

 写真はLの稚魚ですが、プラ丸鉢からモルタル丸鉢に移動させてまだ二日ですが、腹部が出てきて、顔の尖りも明らかに良くなっています。

 特に暑い時期は、モルタルの丸鉢の影響力の大きさを非常に感じます。

2006年7月14日(金)
暑い一日が続きます・・・

 今日も蒸し暑い日が続いています。今朝丸鉢の半数を換水して出勤しましたが、帰宅後夕方に様子を見てみると、明らかに換水した丸鉢と、していない丸鉢で泳ぎが違っていました。
 
 換水していない鉢では動きが緩慢で、「静かに浮いている状態」に近い様子でしたが、換水した鉢では、稚魚は盛んにコケを突いたり、餌を求めて寄って来たりと、調子の違いをまざまざと感じさせます。
 今日は杉板をかけるのを忘れて出勤していたので、一日ほぼ曇天でしたが、時折非常に暑い日差しもあったので、これも大きな要因ではないかと思っています。

 なお、写真の稚魚は、朝の換水中のAです。

 さて、昨日は右の写真の番号札を品評会用に購入しました。同じく品評会用のFRP洗面器も今月中には届く見込みで、準備も少しはじまって来つつあります。


 また、今日はメールで質問が来ていたので、皆様の参考になる部分がある事も考えられるので、掲示板の方に転記して、お返事とさせて頂いています。

 明日から留守にするので、親の舟を夕方全部換水しておきました。

2006年7月13日(木)
降格と昇格・・・その2

 今日も非常に蒸し暑い一日で、昨日に引き続き曇天でしたが、丸鉢の水温は夕方6時でも32℃もある程でした。風もほとんど無く、体感でも耐え難いほどでしたが、稚魚は元気そのものです。

 夕方丸鉢の半数を換水しましたが、昨日に引き続いて、
@+P:10尾(5/1の稚魚を2尾減らして、40Lプラ舟に降格させました。この鉢にはプラ丸鉢からL:10尾(5/27を移し入れ、このプラ丸鉢には140Lプラ舟の50尾を半分の25尾に選別して移動させています。

 今日は空いた140Lプラ舟を片付けた他、ブラインシュリンプの給餌も最終日として、孵化装置を片付けておきました。飼育設備も少し様変わりして、なんとなく夏本番の感じがしてきたようです。

モルタル丸鉢(日付は孵化日)
G10尾
5/14
N20尾
(6/11
K-111尾(5/27 E-2:10尾(5/14 A11尾(5/3
I:会分譲魚:10尾
(5/初
L:10尾
(5/27
PO氏分譲魚
10尾(6/1

E-1:10尾(5/14 B10尾(5/4

プラ丸鉢 40Lプラ舟■
K-312尾
(5/27
K-225尾
(5/14)
M10尾
(6/4
@3尾(5/1)+F:7尾(5/14)+P:5尾(6/1 O50尾
(6/17
2006年7月12日(水)
降格と昇格

 今日は時間が取れたので、朝と夕方でプラ舟と丸鉢を全て換水しておきました。広島でも今日は暑く、水の傷みもあるかと夕方確認してみましたが、丸鉢の稚魚は、少な目の給餌もあってか、コケを突いたりぐるぐる回ったりと、非常に調子が良いようです。
 最近では、稚魚も人影を察知すると餌を求めて寄って来るようになってきて、管理のし甲斐があります。

 今日の換水では、どうしても気に入らないFの10尾を、丸鉢から40Lプラ舟に降格させて、代わりに右の写真のNを、20尾に選別して丸鉢に昇格させました。
 Fは、残せるものが当初から非常に少ない腹でした。現在残しているものも、全て両肩の親骨が平行になるほど極端に後ろに流しており、全く前に来る可能性は無いと判断しましたが、舟で泳がさない事で少しでも改善の兆しがあればと、一応残しています。
 Nに関しては、目先が良く尖り、長手の体型ですが、素直なのが昇格の理由です。これから腹が出てくればと期待していますが、どうなる事でしょうか?

 その他には、もう一つの40Lのプラ舟も、一昨日選別を進めて、一気に1/3の50尾まで絞っています。
数を絞ると目に見えて大きくなります。

モルタル丸鉢(日付は孵化日)
G10尾5/14 N20尾
(6/11
K-1:11尾(5/27 E-2:10尾(5/14 A11尾(5/3
I:会分譲魚:10尾(5/初 @+P:10尾(5/1 PO氏分譲魚
11尾(6/1

E-1:10尾(5/14 B10尾(5/4

プラ丸鉢 40Lプラ舟■ 140Lプラ舟■
K-312尾
(5/27
L:10尾
(5/27
M10尾
(6/4
F:10尾(5/14 O50尾
(6/17
K-2:50尾
(5/14)
2006年7月11日(火)
早い褪色

 今日は忙しくて換水が全く出来ず、親の舟などはかなり傷みが見えたのですが、明日まで我慢させる事になってしまいました。

 写真は140Lのプラ舟のK-2で、今朝20尾をハネて、50尾とした所です。ブラインシュリンプと人工飼料(小粒の鮎餌)が主体でここまで成長して来た事もあって、目先の無いのが見てとれます。

 その中の1尾(左の写真の左側の稚魚)が、両わき腹からオレンジ色に、褪色を始めています。
 孵化後2ヶ月弱ですので、褪色が始まる事はありえない事ではありませんが、体長はいまだに2.2cmですし、3/4がO氏の系統の血筋でもあり、うちで採った中では特異的に早いので驚きです。

 また、今朝見た時は体色が黒っぽく、ヒレ先が透明になっていた程度でしたが、夕方あらためて見てみると、写真の通り腹部にオレンジが見えており、小さな時に褪色が始まるものは、特にそのスピードが速い事をあらためて実感しました。

2006年7月10日(月)
丸鉢は今日も換水。
B10尾(5/4孵化) A11尾(5/3孵化) G10尾(5/14孵化)

 今日も蒸し暑い一日で、夕方には丸鉢を換水しておきました。
 最近は1日半で換水している感じです。

 写真は全て夕方の換水中に撮影したものですが、特にB
が良い感じです。
 うちでは、Aとともに一番大きくなっていますが、どの鉢でも今の所、1〜3尾は残せそうな魚がなんとかいるようなので、一安心です。

 ただし、うちでは総じて昨年より1〜2週間遅れの成長速度のようですが、水を傷ませず長持ちさせたい気持ちもあって、かなり少なく飼っている事が、サイズを早く大きくさせすぎる事につながるので気がかりです。
 明日から餌のイトミミズを与える折に、若干少なめにしておこうと思っています。

 なお、Gについては、一回り小さく、現時点では際立った魚が見当たりませんが、丸手の体型ですので、これからの伸びに期待したい所です。

2006年7月9日(日)
換水とコケのフン

 今日は非常に暑く、水温は軽く30℃を越える日となりました。昨日の予定通り、早朝に丸鉢とプラ丸鉢を13個、午後3時にはプラ舟を6個換水しておきました。

 丸鉢の稚魚は1鉢に10尾程度となり、換水時の洗面器への追い込みも少し楽になってきましたが、それでも10鉢を換えると20〜30分はかかります。
 理想的には、換水時に洗面器に僅かの水を残し、新しい水を徐々に足していきながら30分程度浮かべて、水温差を無くすように換水すべきところですが、今日のような早朝の換水時には、貯め水のタンクと飼育水に水温差がほとんど無いので、水合わせを1〜2回行って、10分程度浮かべて、すぐに入れています。

 午後の換水では、朝使い切ったタンクの水を、新たに張り直して(井戸水を十分に爆気して)8時間程度で用いたので、プラ舟の温度とタンクの水は5度の水温差がありましたが、この暑い時期に5℃下げる換水は、金魚の最適水温に近く換水となるので、ショックというよりは気持ちが良くなるのかもしれませんが、この場合も今朝と同様に洗面器を浮かべて、10分程度慣らしての換水としています。

 写真の二歳は換水後、約1時間後のものですが、今年はほぼ朝1度だけの給餌としているため、午後はコケをよく食べて、写真のように長い緑色のフンをしています。
 雌魚の場合は特にフンが太いので、よく目立ちますが、状態が良いほど長くなるのを実感しています。

 今日の換水時には、十分に魚を見る時間があったので、さらに選別を進めたため、1鉢が10尾程度となって来ました。

モルタル丸鉢(日付は孵化日)
G10尾5/14 F:10尾(5/14 K-1:11尾(5/27 E-2:10尾(5/14 A11尾(5/3
I:会分譲魚:10尾(5/初 @+P:10尾(5/1 PO氏分譲魚
11尾(6/1

E-1:10尾(5/14 B10尾(5/4

プラ丸鉢 40Lプラ舟■ 140Lプラ舟■
K-312尾
(5/27
L:10尾
(5/27
M10尾
(6/4
N30尾
(6/11
O150尾
(6/17
K-2:70尾
(5/14)
2006年7月8日(土)
三歳魚の褪色

 写真左は、トップページ中央の三歳雄魚のアップです。尾先から褪色が始まってすでに1ヶ月になりますが、この状態で非常にゆっくりとした褪色をしています。
 O氏の分譲魚は褪色が遅く、良い魚ほど遅いように感じますが、もう1尾の褪色前の三歳雄魚も同様に、褪色が始まってきたようで、この夏で、どのように変化するか楽しみです。

 今日は、親魚の舟も丸鉢もほとんど換水が出来ず、多くの鉢で夕方には少し水の傷みが見られていましたので、少し心配です。
 また、夜には激しい雨が降り込んでいるので、明日は換水を出来るだけしておこうと思います。

 写真の右の稚魚はNで、唯一換水したプラ舟からすくったところです。これを少し選別して、40Lの舟に30尾としています。この稚魚も雄親の形質を強く引いているようで、すでに長手の体型が伺われます。

2006年7月7日(金)
よく似た稚魚・・・

 すっきりとは晴れない薄曇の天気が続いていますが、今日は丸鉢を換水しておきました。2日ぶりに洗面器に上げると、一層丸さが増しているのが感じられました。

 写真は一昨日の換水時に目に付いた、お気に入りの2尾で、7月5日に撮影したものですが、非常に良く似た2尾が別の掛け合わせから得られています。
 
写真は、左がA、右がBの鉢の稚魚で、雄親が同じ腹違いの兄弟です。
 以前O氏が、「今年ガクトの仔を母親を違えて3腹採ってみたが、昨年の稚魚も合わせて、皆が安定して金座や後ろの大きな同タイプの良魚が得られており、ガクトの影響力の大きさを感じる。」と言われていた通り、雄親の影響力の大きさをあらためて感じました。

 今日も一部を選別して、以下の通りとしています。

モルタル丸鉢(日付は孵化日)
G12尾5/14 F:12尾(5/14 K-1:12尾(5/27 E-2:12尾(5/14 A12尾(5/3
I:会分譲魚:14尾(5/初 @8尾(5/1 PO氏分譲魚
12尾(6/1

E-1:12尾(5/14 B12尾(5/4

プラ丸鉢 40Lプラ舟■ 140Lプラ舟■
K-312尾
(5/27
L:12尾
(5/27
M12尾
(6/4
N35尾
(6/11
O150尾
(6/17
K-2:70尾
(5/14)
2006年7月6日(木)
稚魚の飼育密度と容器
5/27孵化 40Lプラ舟で6/4まで飼育(5/27孵化
6/4 モルタル丸鉢飼育開始
200尾
140Lプラ舟で飼育開始
1,000尾
6/17
35尾

600尾
プラ丸鉢に移動
45尾
7/5
モルタル丸鉢のK-1
12尾(体長2.8cm
140Lプラ舟のK-2
70尾体長1.8cm
プラ丸鉢のK-3
15尾体長2.3cm

 今日も梅雨の晴れ間で、少し不安定な天気でしたが、親の舟を換水しておきました。

 雨の前にすでに、傷みがひどく濁りが見えた舟がありましたが、今日この舟で、尾先がわずかに充血した魚を見つけました。
 雨で透明になり、見た目には水質が改善したようにも見えますが、やはりこれが落とし穴で、実際はかなり傷んでいる事を改めて確認しました。
 とにかく、早めの換水、出来る時にはやっておく事が基本です。

 さて、右の表は全てKの兄弟魚達ですが、飼育容器と選別の時期(密度)の違いでの成長がかなり違ってきましたので、簡単に比較してみました。
 K-1は、モルタル丸鉢の飼育ですが、小さな稚魚から無作為に200尾を選んでスタートしたため、際立って良い魚は見当たりませんが、ゆったりと飼って換水を頻繁にしている事、ブラインシュリンプ→イトミミズの給餌ですので、一番大きく、素直に育っています。
 K-2は、終始密飼いで、換水は5日おき程度、ブラインシュリンプを主体に給餌し、この2週間は人工飼料のみですので、当然サイズは小さく、目先が無くなってきています。今日の選別で約半数にしましたが、親骨が開きすぎてハネとなる魚が半分程度ありました。四角い容器で泳がせていない弊害が出ているのだと思われます。
 K-3は、半月前の時点で、選りすぐりのものを45尾でスタートしたプラ丸鉢ものですが、
特に尾が柔らかい特徴が見られます。また数を減らすと急に大きくなり、ここ数日で金魚らしい体型になって来ました。

2006年7月5日(水)
梅雨の合間に換水

 昨夜の豪雨も早朝には止んでおり、今日は一日中薄曇で、時々僅かに雨が降る1日でした。

 昨日届いたS商店のイトミミズは、小さめで状態も比較的良いようです。毎回1kgを購入し、10日程度でなくなりますが、今朝も大量にある事から少し多目の給餌となってしまったようで、水には傷みの兆しが見られました。

 そのため、朝と夕方とで、丸鉢とプラ丸鉢を全て換水する事にしましたが、合わせてそのほとんどの鉢を、夕方撮影してみました。各鉢をほぼ12尾としたためか、この数日で急に太ってきたようで、管理が楽しくなる程です。
 写真にすると分かり難いのですが、それぞれの鉢で形質は大きく異なっていて、掛け合わせ親も思い出しながら、交配のポイントを探っています。

 また、この数日で尾芯の脇に皺があるものが3〜4尾出たため、ハネておきましたが、この時点ですでに期待できるのは数尾の感じがしています。


 なお、Nについては、今朝思い切って選別を行い、100→35尾にしておきました。

モルタル丸鉢(日付は孵化日)
G12尾5/14
F:12尾(5/14
K-1:12尾(5/27
E-2:12尾(5/14 A12尾(5/3
I:会分譲魚:14尾(5/初
@8尾(5/1
PO氏分譲魚 14尾(6/1

E-1:12尾(5/14
B12尾(5/4

プラ丸鉢 40Lプラ舟■ 140Lプラ舟■
K-315尾(5/27

L:12尾(5/27
M12尾(6/4
N35尾
(6/11

O150尾(6/17
K-2:150尾
(5/14)
2006年7月3日(月)
金魚伝承十号

 先日発売になった金魚伝承十号を、今日入手しました。十号は品評会の紹介ですが、今回は「トサキン保存会西日本支部」の前身となった「広島土佐錦魚の会」の第三回品評会の結果が紹介されています。
 創刊第二号から四・六・八号と品評会の紹介を重ねてきましたが、当初の二号では、2001年の品評会の中で、土佐錦魚関連のものは3ヶ所の紹介でした。
 それが、今回の2005年には8ヶ所になっており、その後の振興と普及が進んでいる事をうかがわせます。

 さて、今日も梅雨の晴れ間のお決まりの換水で、昨日の残りの舟とプラ丸鉢
を全部換水しておきました。あわせていくらか選別を進めて以下の通りとしました。
 今回は、ABE-1、G、Pの鉢で、特に顔の尖りが良くなったと感じました。腹も少しずつ出はじめて金魚らしくなってきて、日々の管理が楽しみな状態です。

モルタル丸鉢(日付は孵化日)
G15尾5/14 F:14尾(5/14 K-1:15尾(5/27 E-2:12尾(5/14 A12尾(5/3
I:会分譲魚:14尾(5/初 @8尾(5/1 PO氏分譲魚
14尾(6/1

E-1:12尾(5/14 B12尾(5/4

プラ丸鉢 40Lプラ舟■ 140Lプラ舟■
K-315尾
(5/27
L:12尾
(5/27
M12尾
(6/4
N100尾
(6/11
O200尾
(6/17
K-2:150尾
(5/14)
2006年7月2日(日)
梅雨の晴れ間

 今日は朝の雨が上がると、曇り時々晴れのようなおかしな天気でしたが、この隙をついて、丸鉢は全て換水しておきました。

 今日の写真は、Bの鉢です。1日1回の少な目の給餌で、なかなか大きくならず、当然腹も出難い状態でしたが、さすがに少し膨らみを出してきました。
 この両親は、ともにお気に入りの掛け合わせで、期待をしていましたが、現在残している12尾にもかなりの形質の異なったものが出てきています。
 右の3尾は、左端が「標準形」、中央が尾の後ろの大きな「個人的には理想形」、右は後ろが狭いように見えますが、尾にひだが見えることから分かるように「ゆとりのある後ろをもったタイプ」で、それぞれ特徴的な3尾です。

 左の写真中央やや左下で一番大きい個体が、現在のうちの稚魚で最も大きなサイズです。仕事の都合で昨年とは管理が大きく変わっている事からか、孵化後2ヶ月を迎えようというのに未だにこのサイズです。

 また、他の鉢は換水時にいくつかハネて以下の通りとしました。ハネではあっても捨てれない素質を持っていたP-2ですが、サイズアップして欠点が目立ってきたので処分し、洗面器で細々と生き延びてきた@を復活させる事としています。

モルタル丸鉢(日付は孵化日)
G15尾5/14 F:14尾(5/14 K-1:15尾(5/27 E-1:15尾(5/14 A12尾(5/3
I:会分譲魚:14尾(5/初 @8尾(5/1 PO氏分譲魚
15尾(6/1

E-2:15尾(5/14 B12尾(5/4

プラ丸鉢 40Lプラ舟■ 140Lプラ舟■
K-321尾
(5/27
L:25尾
(5/27
M35尾
(6/4
N100尾
(6/11
O200尾
(6/17
K-2:150尾
(5/14)
2006年7月1日(土)
今日から7月

 今日からは、いよいよ梅雨本番の7月に入りました。今日は豪雨の予報が出ていた割には雨量はそれ程でもなく、昼過ぎには雨も上がって、極少量の餌を与えておきました。

 昨日でイトミミズのストックが無くなったため、稚魚には睡蓮鉢で湧いているミジンコを3鉢分、その他の鉢には人工飼料を少量与えておきました。明日は冷凍飼料と人工飼料とを与える事になりそうです。

 さて、親魚の方は産卵シーズンも完全に終わって、雌魚は腹部の膨らみも普通の状態に戻っています。
 一方、雄魚にはそれほど変化も見られません。
 雨続きという事もありますが、目先や顔の尖りは春の方が勝っていた様で、少し顔の悪さが気になってきました。

 写真の白勝ち更紗は4歳の雌です。残念ながら、他の二歳・三歳の雌全てが産卵したにも関わらず、この魚はとうとう今年は抱卵しませんでした。
 この魚で採卵できなかったのは、冬越し時に完全に転覆していた事が原因ですが、現在はかなり改善して写真のようになっています。
 今年の冬越しも、恐らくさらに厳しそうですので、昨年この魚で採った魚(今年二歳となる魚)から得た稚魚の成育をゆっくり見てみようと思います。

 今日はプラ舟(40L×2個、140L×1個)の稚魚の選別を行い、以下の通りとしています。

モルタル丸鉢(日付は孵化日)
G15尾5/14 F:15尾(5/14 K-1:15尾(5/27 E-1:15尾(5/14 A14尾(5/3
I:会分譲魚:14尾(5/初 P-2:O氏分譲魚
20尾(6/1
P-1O氏分譲魚
17尾(6/1

E-2:15尾(5/14 B12尾(5/4

プラ丸鉢 40Lプラ舟■ 140Lプラ舟■
K-321尾
(5/27
L:25尾
(5/27
M35尾
(6/4
N100尾
(6/11
O200尾
(6/17
K-2:150尾
(5/14)

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