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FRP舟: FPJ-180(20) |
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FRP内のタマミジンコ |
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孵化73日目の①:3/29孵化 |
梅雨入りの発表後は、ほとんど毎日雨がいくらかは降る感じで、さすがに「梅雨」といったところですが、日中の水温は30℃まで上がる日もあって、水の傷みには特に配慮が必要なため、丸鉢の当歳魚は2日に1回の換水を実施しています。
また、5月の終わりに産卵した3歳雌親魚ですが、昨日3尾とも産卵していました。 すでに丸鉢が全て埋まるだけの稚魚は確保できているので、あえて遅くまでとる必要もなく、そのまま流しています。
さて、クワイや蓮を育てている鉢で毎年自然発生していたタマミジンコですが、今年はようやく先日休眠卵から自然と孵って増殖し始めていました。
ただ、このタマミジンコでは、今年の最初の稚魚の給餌に間に合わなかったので、先月の研究会で会員宅で増えている種ミジンコをもらって帰って、今年はこれを種として増やしています。
いつもの年は220Lのプラ舟2個でタマミジンコの培養を行っていましたが、今年は180LのFRP舟も加えて、3舟での培養として、スピード増殖をはかっています。
おかげでこのうち2舟では十分に増殖が進んで、数日前から毎朝夕4~5鉢には与えられる程度に増殖が進んでいます。
180LのFRP舟は水深が30cmもあり、日当たりや風通し共に悪い場所にあるため、いつもの180Lのプラ舟とは異なって、エアーレーションをしています。
タマミジンコには、朝夕2回ドライイーストを溶いて餌として与えていますが、半日で完全に透明になるのを見ていると、いつもながらミジンコの浄化作用には驚かされます。
一方、丸鉢の①の当歳魚ですが、今年初めて鰓捲れが発生していました。すぐに薄皮を切り取っておいたので、影響は無いと思いますが、尾数が多すぎるので、今日の換水とともに1鉢10尾に減らしています。
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