土佐錦魚日記「トサキンにっき」

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2013年10月31日(木)
品評会の結果
親魚の部:準優勝(雄魚) 二歳魚の部:優勝(雌魚) 当歳魚の部:準優勝
二歳魚の部:第5位(雄魚) 二歳魚の部:第6位(雄魚) 当歳魚の部:第17位

 10月27日に行われた「トサキン保存会西日本支部 第八回品評会」の結果をまとめて、「品評会の記録のページ」に掲載しました。

 写真は、うちから出品した7尾のうち、入賞した6尾です。


 今年の行事も、11月10日に愛知県で開かれる「第六回 全国土佐錦魚品評大会」を残すのみとなりました。

 朝の水温は継続的に10℃以下となってきたので、換水や給餌が非常に困難な状況となっていますが、冬眠までのあと1か月をどうにか良い状態で保ちたいものです。

2013年10月28日(月)
品評会も無事終了
品評会には会員20名が参加 分譲開始を待つ人達で盛況の分譲会

 昨日の朝は丸鉢で8℃の水温でしたが、日中は良く晴れて、品評会日和の中、会員20名が参加して、第八回トサキン保存会西日本支部の品評会が行われました。

 出品者は17名で、当歳魚48尾、二歳魚40尾、親魚34尾の合計122尾が洗面器に並びました。

 例年通り、親魚と二歳魚は15位まで、当歳魚が20位までを入賞として、午前中に審査して、午後13時からは分譲会と審査結果の展示としました。

 今年は分譲会が特に盛況で、朝から来場されていた方も多く、開始時間の直前には約30名が集まる状態となって、分譲魚もすぐに完売となりました。
 毎回この秋の分譲を楽しみにされている方もあるそうで、顔なじみのメンバーも何人も見られるようになり、分譲会が一層定着してきたように感じました。

 また、今回は、しばらく病気療養されていた支部長も、久しぶりに皆に元気な姿を見せていただき、短時間でしたがいつもの土佐錦魚談義の中に土佐錦魚の保存と普及への熱い思いを聞いて、その思いを新たにする機会となりました。

 さて、品評会の方ですが、出品数、レベルとも例年並みといった感じでした。
 今年の異常な暑さで、難しい飼育を強いられた様子がうかがわれる魚が多く出ていたように思いますが、それぞれ工夫して飼育した話なども色々と参考になりました。

 うちからは、親魚を1尾、二歳魚を3尾、当歳魚を3尾出品しましたが、親魚の部で準優勝、二歳魚の部で優勝と5位と6位、当歳魚の部で準優勝と17位といった結果となりました。

 詳細については、後日掲載の予定です。

2013年10月26日(土)
明日は「トサキン保存会西日本支部第八回品評会」、その準備と分譲魚選び
当歳魚:N(5/12孵化) 当歳魚:N(5/12孵化) 当歳魚:N(5/12孵化)
当歳魚:G(5/4孵化) 当歳魚:G(5/4孵化) 当歳魚:G(5/4孵化)
 当歳魚:H(5/4孵化)  当歳魚:H(5/4孵化)  当歳魚:C(4/21孵化)

 明日は、トサキン保存会西日本支部の第8回品評会です。

 当日は午後13時から、会員以外の方も購入できる分譲会が合わせて行われるので、今日の午後は、うちから出す分譲魚を選んでおきました。

 今年の当歳魚は、80Lプラ舟4個で越冬させる予定なので、1舟7尾前後として30尾を残して、他は分譲に出すこととし、写真の当歳魚の他に3尾を加えて、12尾を出すこととしました。

 上段の3尾は全てNから残している魚で、雄親譲りの尖った顔と大きな尾を持っていて、全ての魚の胸鰭に追星が少し出始めているので雄魚のような感じです。

 中段の3尾は全てG
から残している魚で、両端は雌魚、中央の赤勝ち更紗は雄魚のようです。

 下段の左端はHで、先月の当歳魚品評会で11位になった魚ですが、残念ながら尾芯が消えて桜尾になったので手放すこととしました。
 下段中央の更紗もHで、先月の当歳魚研究会で優勝した魚と同腹なので、これとよく似ていて、首の曲りと尾芯の皺が気にはなりますが、良い種魚となるかと思います。
 下段右の更紗は、うちで最も大きなサイズに成長しているCのうちの1尾で、太い体に尖った顔、返しと金座や尾の大きさも良いのですが、尾芯のからみと桜尾で手放すこととしましたが、こちらも良い種親になるかと思います。

 明日は少し寒くはなりそうですが、良い天気のようなので、楽しみな一日となりそうです。

2013年10月20日(日)
来週は品評会。当歳魚は、雄ばかり・・・。
当歳魚:I(5/4孵化) 当歳魚:I(5/4孵化)
 当歳魚:H(5/4孵化)  当歳魚:G(5/4孵化)

 17日(木)の朝の丸鉢は7℃まで冷え込み、日中は20℃に達しない日が続いて、秋も一層深まってきました。

 この気候で、当歳魚にははっきりと追星が確認できるようになってきていますが、今年の当歳魚はそのほとんどに追星が出ていて、雄魚ばかりのようです。

 今日の写真の当歳魚は、何れも皺などの欠点があり、来週の品評会には出せませんが、それぞれ優れた長所もあり、来年まで残すことになりそうな魚達です。

 掲示板にも掲載した通り、品評会では、例年同様に会員以外の方も自由に参加できる分譲会を開催するので、今日は分譲魚選びを進める予定でしたが、予想以上に雄ばかりの状態で難航しています。

 分譲魚の選定は、大会前日の土曜日までかかりそうですが、うちから出す分譲魚は、おそらく雄魚が中心になりそうな感じです。

2013年10月9日(水)
一番大きな当歳魚と二歳魚の伸び
当歳魚:C(4/21孵化) 二歳雄魚
二歳雌魚 二歳雌魚

 10月に入り、早くも9日目ですが、30℃前後の日も多く、まだ残暑がしっかりと残っている感じです。

 日中はかなりの暑さであっても、朝晩は比較的涼しくなっているので、土佐錦魚も秋の変化を見せています。

 今日の写真は左上が当歳魚で、残している中では一番大きなC(4/21孵化)
のうちの1尾です。
 桜尾でわずかに片腹ですが、体の太みは写真以上に凄い魚で、追星も出ているので、良い種雄になりそうな魚です。

 また、二歳魚もそれぞれ秋の伸びを感じさせる成長を見せています。

 写真右上は、二歳雄魚、下段の2尾は二歳雌魚です。

 二歳魚の伸びが感じられるこの時期は、一年の中でも楽しい時期で、写真の3尾は何れも皺があり品評会魚ではありませんが、換水の度に洗面器に上げるのが楽しみな毎日です。

 秋の変化にも個体差はありますが、顔付きが鋭くなり、尾の返しが大きく、かさが入ってくるものなど様々で、それぞれ非常に見応えのある土佐錦魚の姿になってきています。 

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