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一般の書籍として発刊された土佐錦魚専門の唯一の書籍で、まさに土佐錦魚愛好家のバイブルと言える内容です。 表紙カバーに「蘇る幻の名魚」と副題があるように、カラーが47ページもあります。優秀な土佐錦魚が著者の批評とともに1ページに1尾づつ大きく紹介されており、魚の見方を知ることの出来る貴重な資料です。 後半には昭和46年のフィッシュマガジン連載記事や、著者によるトサキンの飼い方があり、歴史や特性について知ることが出来ます。 特に巻末8ページのトサキンの飼い方は、田中氏のつくりにこだわった詳細な説明があり、非常に参考になる内容です。 残念ながら、現在は絶版です。ネットオークションや古本屋さんでまれに見かけますが、入手は困難な状況だと思います。 |
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著者の矢野城楼氏は高知市の土佐錦魚保存会(昭和47年設立)の会長もされていた方で、飼育と普及に非常に大きな貢献をされた方です。 氏は郷土史の執筆がある他、版画や三味線、盆栽、釣り他と多芸多趣味の持ち主でしたが、各分野で非常に優れた腕前だったそうです。 内容は題目の通り、高知市の四季をも感じさせる細かな描写で、時期毎の土佐錦魚の飼育や管理のポイントが詳細に解説されていて、実践家のみが書く事が出来る貴重な情報や体験が随所に見られ、土佐錦魚の実践的な飼育書としては唯一の書籍と言える内容です。 写真も所々に掲載されていて、カラー写真は以下の3点ですが、当時の土佐錦魚の姿を伝える貴重な写真です。 後半には昭和49年に高知学芸高等学校研究報告15号に矢野氏が執筆された「土佐錦魚の歴史」も転載されており、巻末には土佐錦魚保存会の会則や登録証・認定証の交付規定、土佐錦魚展示大会規定が参考資料として添付されています。 残念ながら、発行部数が500部と非常に少なく入手は非常に困難ですが、高知県立図書館には貸し出し用のものもあるので、是非一読しておきたい書籍です。 |
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金魚関連の書籍の中で最高の評価を得ているもので、松井博士の研究成果を随所に掲載している至極の金魚本です。 装丁も豪華で、箱入りの専門辞典のような感を受けますが、巻頭の12ページのカラーには各頁間に油紙が挟まっており、中には左の写真の中央のように、重ねた状態で解説があり、捲ると絵が現れるように工夫されたものもあります。 タイトルにずばり表されている内容で、形態や内部器官、生活や習性、外界の刺激への適応や反応の他、遺伝の実験研究成果による解説などが、科学的根拠のもと非常に詳細に書かれており、今後の飼育や交配親の選定にも是非参考としたい記述を見ることが出来ました。 品種の解説では土佐錦魚についても触れられており、巻頭のカラーでは左下写真(下)の素赤の土佐錦魚の図を、また、本文中の解説では、下写真中央(図の一部を右下に大きく掲載)のように、非常に貴重な資料とともに、当時の土佐錦魚の形についても若干触れられています。 下の写真の左から二番目なども、素赤のらんちゅうと更紗のおおさからんちゅうの図ですが、特に下のおおさからんちゅうは土佐錦魚の作出過程での交配親となっている事もあり、興味深い図だと思います。 その他、昭和7年の全国の金魚生産概要の資料が興味深く、金額で広島県は奈良、愛知、東京に次いで全国4位、尾数では9位の高級金魚主体の産地で、当時は広島市近郊に養殖場が多くあり、全国有数の生産県だったそうです。 |
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著者の松井博士が6年前に記した「科学と趣味から見た金魚の研究」のダイジェスト版のような内容ですが、こちらも小さいながら装丁が良く、箱入りに油紙のカバーが付いたミニ辞典の雰囲気があります。 博士がその後に新たに得た知見から、内容を修正してポイントを絞りながらも、別の情報を盛り込んで加筆して記載されています。 内容は、文章が主体で、挿絵などは少ないのですが、金魚の来歴や生態、品種紹介、遺伝などについては特に詳細に記載されています。 また、国内外の金魚に関する研究業績を、簡単に要旨をまとめて列記している章があり、非常に興味深い内容となっています。 |
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著者の松井佳一博士の「まへがき」には、発刊前年の昭和17年12月の日付で「大東亜戦争第一周年の日」と記載があり、「金魚の刺身は食えぬもののたとえに使われるが、金魚はとてもおいしいもので、立派な食用魚」との表現があります。当時の食糧難の時代にこの本を出版する難しさを表しているようで、次のページから始まる品種紹介の項でも、ワキンは「大型のものは食用種として飼育され、美味である」と重ねてこの話題を取り上げています。 ページ数は少ないながら上製本で高級感もあり、内容は扉の1ページがカラーで、その他はモノクロながら写真が64ページもあります。写真主体の構成で、内訳は金魚の標本や系統図など研究成果に関わるものが13ページ、著者の収集した浮世絵や古文献が44ページ、品評会風景と百貨店屋上や露天での金魚販売の様子などが7ページに渡って記載されています。 ![]() また、横見の写真で「トサキンの遊泳」、上見のスケッチで「トサキンを背面から写生したもの」が紹介されています。 品種の解説の項では、トサキン(土佐金、土佐錦魚)と表現して、「高知市で飼育せらるる高級な金魚」、尾びれについて「頗る美麗」、「今事変前までは品評会が開催せられ、盛大に飼育せられたが最近は極少数が飼育せられているに過ぎない」などの解説があります。 |
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![]() 水温と溶存酸素量の表など、実用的な解説に加えて、実践家らしく鑑識の方法(見方)や、運搬方法や取り扱い方、餌料についての記述が詳細です。 特にイトメの採集と分離は4ページに渡って詳しく書かれていて参考になります。 土佐錦魚については、カラー口絵に「土佐琉金」として、桜尾の目先の無い個体の絵があります。 また、琉金の品種解説の項で、「土佐琉金」と表現して解説されていますが、「琉金より小型」、「体は極めて短く、丸く」、「尾びれが大きく、著しく左右に開き、動作の自由を妨げている」、「性虚弱」との表現があります。 巻末の「色屑閑話」は、著者の金魚に関わる日常の話題をさらに深く考察したもので、読み物としても面白く参考となります。 |
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著者の肩書きに農林技官新井邦夫とあるように、内容は氏の経験と知識に基づく緻密で詳細な解説が魅力の本です。 写真は全てモノクロですが、品種紹介の他、養魚場や観魚会のらんちゅうの入賞魚、輸出魚の出荷の様子など当時を知る貴重な写真を見ることが出来ます。 土佐錦魚については、本文中には僅かな紹介にとどまっていますが、二歳とみられる褪色前の魚が写真で紹介されています。尾は少し小さ目ですが目先、腹出しも良く、丸尾の良い魚のように思えます。 趣味と実益の泉、実用書シリーズとのことですが、内容も趣味と職業の飼育方法の違いをそれぞれ詳しく解説されている他に、「副業及び専業としての金魚飼育」の項では15ページを割いて導入から販売までのポイントを述べられています。 下の画像は左から「とさきん」、「側線の断面図」、「視覚の説明ページ」、「東京都水産試験場の写真による受精卵の発生の様子」です。 |
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様々な趣味の分野から1つのテーマを絞って詳細に紹介するシリーズの保育社のカラーブックス34です。 金魚の父と呼ばれる松井佳一博士の著で、一般向けとは思えないような詳しい内容です。構成はカラーブックスと題するだけあり、2/3をカラー写真と白黒写真が交互に並び2段組で各所に解説を入れ、残り1/3を通常の文庫スタイルでの縦書き1段組の記事としてあります。 内容は、品種紹介の中にも随所に古い文献や挿絵、調度品などの美術的価値の高いの資料をちりばめて解説がある他、歴史や愛玩の文化としての紹介、ひいては生態や形態の特徴や遺伝など多岐に渡る内容をまとめてある非常に秀逸な本です。 土佐錦魚の品種紹介では、博士の実験過程で出現した反転尾の魚の写真も紹介されており、トサキンがリュウキンとオオサカランチュウの交雑から生まれ、この中から反転性の尾の突然変異を淘汰して固定したのではとは、との見解が述べられています。 また、土佐錦魚のページでは、当時の生舟飼育方法として、現在高知で残っているモルタルの角舟が写真で紹介されていますが、丸鉢には触れていません。カラー写真の土佐錦魚は褪色前の当歳と二歳と見られる素赤と赤勝ち更紗が紹介されています。当時の土佐錦魚の貴重なカラー写真です。 |
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品評会を目指してのらんちゅうの飼育方法を主体に、飼育や選別のポイント、四季の管理など詳細に書かれており、非常に参考となる一冊です。 内容の随所で、当時の飼育家がそれぞれの飼育方法や選別のポイントなどを寄稿しており、幅広い飼育方法を感じることが出来ます。 土佐錦魚については、品種紹介のページで段組1段の10行と僅かな記載ですが、当時の貴重な写真(左下)があり、褪色前後の2尾の姿を見ることが出来ます。 また、なぜか「愛知県天然記念物”六鱗”とその飼育法」の寄稿があり、これが非常に興味深く、土佐錦魚に通じるものがあるように感じました。 その他、ミジンコやイトミミズなどの、生餌の増やし方に関する記載があるのも興味深い所です。 |
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熱帯魚と金魚の割合は、私の感覚としては8:2位です。ただし、金魚の父と呼ばれる松井佳一博士の数ある金魚関連書籍でも比較的新しい物だと思います。(表紙裏にDr. kaichi matsuiとあります。一般には‘よしいち‘とふりがながありますが・・・?) ハードカバーの箱、本体にはビニールのソフトカバーでしっかりしたつくりの本です。序文では分類や形態、歴史、習性、遺伝などをコンパクトにまとめて解説してあります。また、本文では、有名な松井博士の系統図をはじめ、各品種ごとにカラー写真付きの解説があります。 特に昭和45年の発行でもあり、古い系統の日本の地金魚の写真が多いのが目を惹きます。トサキン、地錦、ナンキンの日本三大地金魚はもちろん、ヤマガタキンギョ(山形金魚)、ワトウナイ(和唐内)などがあります。また、江戸錦や東錦の青の非常に強い系統の個体の写真も貴重なものです。 土佐錦魚については、ページ半分の簡単な説明ですが、カラー写真は大きく記載されています。当時の土佐錦魚のカラー写真は貴重な資料だと思います。(写真の錦魚は口が非常に小さく尖って見えます) |
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現在は絶版ですが、流通量が多かったためか、古本屋さんなどで比較的容易に入手することが出来ます。 | ![]() |
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![]() 年間の管理を週ごとにポイントをあげて紹介している他、飼育設備から選別方法まで、非常に詳しく、本の半分以上のページを割いて丁寧に解説してあります。 また、遺伝についての記載や品評会、愛好会のあり方などの記載もあります。大和郡山の実践教育者であり愛好家である著者が経験を凝縮した内容で、参考にすべき点の非常に多い本です。残念ながら、これも現在は絶版です。 |
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著者は当時京都府技術吏員で、金魚の研究者として著名な、桜井良平氏です。 表題の通り、金魚に関わる全ての事が凝縮された名著と言える素晴らしいもので、自身もらんちゅう愛好家で会にも所属されている事もあり、一般向けの内容と愛好家向けの内容がバランスよくまとまっていて、非常に充実しています。 写真はカバーがある状態なので隠れていますが、現在の一般的な金魚本とは違い、2センチほどの厚みのある重厚な上製本で、見た目も豪華ですが、情報量が非常に多く、資料的な価値も高い構成で、是非手元においておきたい書物だと思います。 特筆すべきは写真を非常に多用している事で、あらゆる方面の貴重な写真が、白黒ながらふんだんに用いられており、大変参考となります。 土佐錦魚についても、カラーと白黒で土佐錦魚そのものの写真が5枚も紹介されている他、当時はじめて高知から外へ土佐錦魚の普及をおこなった「トサキン保存普及会」(東京都千代田区の緑書房が事務所)の設立に尽力された矢野忠保氏(高知市)の金魚飼育場であるビニールハウスや、その内部の写真、当時のモルタル角舟の写真も紹介されています。 |
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![]() 高級金魚と特性 高知県の特産品種トサキン |
![]() 口絵カラーのトサキン 長沢兵次郎の持魚 |
![]() 矢野忠保氏の 金魚用ビニールハウス |
![]() トサキンの当歳魚 横見 |
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著者は父の代からの金魚店経営者の大森氏です。多くの業界知識と飼育上の工夫など、参考になる1冊だと思います。 内容は題名の通り「飼い方」が中心の構成です。中でも餌や病気などが詳しく紹介されています。生餌の紹介も多く、1升ビンを用いたブラインシュリンプの孵化器の作り方なども紹介されています。(下の写真右側)その他にイトミミズの採取や分離、保存方法も簡単に記載されています。 土佐錦魚については、1ページのみの紹介ですが、よく反転した親魚のモノクロ写真があります。 また、巻頭カラーのランチュウも素晴らしく、巻末には「ランチュウの飼い方」が15ページ記載されています。 |
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一般的な金魚の飼い方の飼育書ですが、所々に専門的な記載も見られて、少し驚かされる本です。 金魚の歴史や改良、体のしくみ、水について、品種紹介などの一般的な内容もありますが、飼育方法は水槽の場合と、屋外の場合と分けてかなりのページを割いて解説されている他に、ミジンコ池の作り方や、養殖で使われる人工飼料(ねり餌)の作り方など、専門的な情報もあって、参考となります。 外敵や病害などのページでは、屋外飼育を想定した記載で、右下の害虫の図や、傷口などの消毒方法(下中央)など、現在の屋外飼育でも同様に用いることが出来る参考情報が随所に見られます。 土佐錦魚の品種紹介のページでは金座について触れていて、「尾付けが黄金または銀白色に光るのが特徴」と記載されていて、驚かされました。 |
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![]() 病気(疾病)の治療や分類、観賞魚用医薬品の基礎知識とその対処根拠など、専門的な内容です。 発行は魚病薬の代表的なメーカーであるニチドウですが、内容はこの会社の製品に偏ったものになっておらず、他社の薬品なども一般名(商品名ではありません)で表記されているので、信頼性の高い内容となっています。 金魚の飼育者には(特に初心者のうちは)避けて通れない病気の対策を的確に行い、病気自体を引き起こさない飼育を行なう上でも必帯の1冊だとおもいます。 一般にはあまり見られない貴重な病魚や病原菌などの写真も紹介されています。 |
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昭和47年から51年に渡って月刊フィッシュマガジンに掲載された記事をまとめた書で、箱入りの上製本で豪華な印象です。 全編が対談形式で、らんちゅうの著名な飼育家による体験談や考え方が溢れる内容で、非常に魅力的な本です。掲載内容は以下の通りです。 ![]() ●京阪の愛魚家飼育問答:昭和47年3月、4月号掲載「現代ランチュウ飼育を考える」宇野仁松氏他 ●伊勢のらんちゅう飼育秘法:昭和47年6月、7月号掲載「伊勢のランチュウの秘訣を語る」柴田惣七郎 ●浜松の古老奥義を語る:昭和52年2月号掲載「らんちゅう一代記」清水弥一氏他 ●専門家優魚作出の秘訣:昭和48年7月、8月号掲載「優秀魚作出の秘訣はここだ」高橋清 ●東西巨人の遊魚道楽譚:昭和49年7月掲載「らんちゅう一代記」山崎節堂氏、昭和51年6月、7月号掲載「らんちゅう一代記」宇野仁松氏 |
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題名の通り金魚と日本人の関わりを歴史や文化の面から解説している珍しい本です。著者は、水族館長を歴任されており農学博士でもある鈴木克美氏です。 飼育書が全盛の金魚の出版界では、それらの本の中のごく一部で簡潔に語られるに過ぎなかった内容を、非常に詳しく体系立てて知ることが出来る貴重な1冊で、金魚愛好家としては是非一読しておきたい内容だと思います。 内容については、金魚のルーツ、日本渡来、江戸時代の金魚について主に語られています。随所に資料や挿絵、文献の引用・紹介を行ないながら史実を忠実に紹介されています。 地金魚の紹介として「とさきん」の解説があり、弘化二年(1845年)に「土佐錦魚元祖」を著したとされる須賀克三郎氏の時代より35〜40年前の書物「蔵六庵金魚飼養」:文化七年(1810年)に「とさきん」によく似た金魚が紹介されているとの興味深い記載があります。 巻末には「金魚を日本の水族館に」と題した章があり、その中で「金魚には日本の文化財として見直すべき大きな価値があるのではないか。」と訴えられています。 |
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![]() 口絵カラー32ページ、内容は赤黒2色カラーで、イラストを多用した構成になっています。 らんちゅう、地金、ナンキンと土佐錦魚については、カラー写真の下に愛好会の連絡先が記載されています。 土佐錦魚のカラー紹介ページの写真は、田中国衛氏の作出魚と思われる素赤の親魚が紹介されています。この1枚を見るだけでも価値のある1冊です。 |
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写真もおよそ100枚が全てカラーでふんだんに用いられていて、飼育書としても役立つ内容ですが、なにより著者の金魚への見方は、愛好家が、「一般の飼育者にもっとここを教えてあげれば、さらに楽しめるのに・・・」と感じているポイントをずばり突いてくる文章で、共感を覚えます。 ちなみに、著者の前書きの言葉に「この本は単なる金魚の飼い方の本ではなく、これまで金魚などにあまり興味の無かった真っ当な人を、こうした金魚道楽の怪しい落とし穴におびき寄せる目的で作られている〜中略〜一人でも仲間が増えたら嬉しい。」とありますが、すでに金魚愛好家であれば、軽い気持ちでいっぱい楽しめる本だと思います。 |
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「金魚のすべて」と題するだけあって、一般にはあまり知られていない情報まで、現在の金魚を取り巻く様々な項目が紹介されているおすすめの書籍です。 マリン企画は月刊アクアライフという熱帯魚専門誌を発行しており、緑書房(月刊フィッシュマガジン)と並んで、魚類に造詣の深い出版社です。 内容は、基本的な品種紹介にとどまらず、土佐錦魚、らんちゅう、ナンキン、地金では各愛好会の会長を訪問してカラー見開きで紹介してあります。土佐錦魚では、中部土佐錦普及会の河辺改治会長の訪問記(下写真中央)が特に興味を惹くところです。素晴らしい作出魚や飼育環境などもカラーで紹介されていて大変参考になります。 その他に、品評会や金魚の競り、養魚場の様子なども、カラーで多くのページを割いて記載されており、水槽飼育と並んで池飼育の方法を詳しく紹介されている他、繁殖方法なども紹介されています。 |
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金魚をテーマとして作られたフルカラーの美術写真集?です。385ページもの大変分厚い本で、右下の写真のように簡単に立てる事が出来るほどです。 内容は金魚に関する浮世絵、古い金魚の文献などの挿絵の紹介、美術品とも言える金魚を描いた食器や生活用品、金魚をかたどった置物などの写真を中心に構成されています。これほどの金魚にまつわる資料を見ることが出来る本はこれが初めてではないでしょうか。 その他に、岡本かの子の小説「金魚繚乱」が65ページに渡り掲載されています。 また、品種別の写真紹介もあります。特に普段は見られない角度から撮影されたものや、集団で泳ぐ姿など、美術的な1シーンを写した紹介形式をとっている様で、全編に渡り軽く読み進めて楽しむ事の出来る内容となっています。 土佐錦魚では二歳魚とみられる魚を、上見、斜め上見、前面から、横見などと撮影されています。 |
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全頁がフルカラーでこの低価格は少し驚きの金魚本です。最近の飼育本はここまできましたか!と思われる1冊です。 フルカラーならではの写真やイラストを多用した構成ですが、品種別の金魚の写真もレベルの高いものが紹介されており、一般向きには出来すぎた感もあるほどで、大変読みやすく楽しく理解しやすい内容です。 土佐錦魚の品種紹介のページでは、普段は目にすることが出来ない「すり鉢状のモルタル丸鉢」の写真が紹介されています。全1ページで写真は小さ目ですが、良魚と思われる2〜3歳魚の土佐錦魚も上見で写っています。 その他に、歴史のページでは浮世絵などが大きく紹介されている他、「金魚のコラム」のページが随所にちりばめられており、品評会、愛好会、弥富町、競り市場、養魚場などのテーマに見開きで紹介されています。また、繁殖に挑戦しようのページではブラインシュリンプの孵化方法などわかりやすく紹介されています。 |
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著者は現在、日本インターネット金魚愛好会副会長でもあり、雑誌などでも活躍されている川田洋之助氏です。(前述のHPの別館でもある金魚やかた別館も運営されており、HP中には土佐錦の間もあります。) 内容は全編に渡って豊富な経験に基づく実例を多く用いた丁寧な解説で、大変理解しやすい素晴らしい本です。特に屋外飼育の方法や繁殖について充実しています。 また、題名の「医」の部分である病気の治療も詳細で、具体的な予防方法と調子の悪い魚の判断ポイントなど、予防の大切さを説きながらも、実際の治療方法もあわせて詳しく紹介されています。 ちなみに書中の可愛いイラストは、実際にピンポンパールを飼育されており、「鱗道:うろこみち」というホームページを運営されている「ひよこママ」こと三宅ひよこさんです。(右下イラスト) |
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昭和48年に発行された「養魚講座 金魚」を復刻したもので、他の一般の金魚関連の書籍と違って、読者を養殖業者に絞って記されています。 そのため、飼育の観点は効率や採算、経済性を重視した言い回しが多くなっていますが、個人の愛好家としても見習うべき点が多くあり、非常に参考となる1冊です。 内容は遺伝などの難しい分野もありますが、非常に平易に分かりやすく記載されています。 また、「主産地の歴史」や、「生産計画と経営」、「流通機構と市場構造」、「出荷と輸送」、「品評会の歴史と運営」などの章では、他の金魚関連書籍ではほとんど知り得ない情報を得ることも出来て、非常に参考となりました。 |
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写真を非常に多用して構成されている本で、らんちゅう(本書ではらんちうと表現)の形態と色彩について、非常に専門的ながらも極めて理解しやすい内容となっています。 「参考魚で形質を検証」のページでは、合計14尾を各1ページを割いて解説されていて、見方の参考書としても優れています。 その他にも、飼育管理面や餌の解説でも、実物写真を随所に散りばめ、分かりやすく解説されています。 また、品評会写真なども美しい写真で記載されています。 写真には一部に画像が荒いものが見られますが、らんちゅうのみならず、金魚飼育において、非常に参考となる内容だと感じました。 |
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