掛け合わせの参考に、良い結果を得られた交配を、親子の写真とともに解説します。
(両親は産卵時に近い写真、子は当歳の秋の写真を選定。他所から稚魚を導入したもので両親の写真があるものも合わせて紹介しています)
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雄親(三歳)×雌親(二歳) | 両親(二歳) | 両親(三歳) | 両親(三歳) | 両親(二歳) | |||||||||
雄親はトップページの魚が三歳の時に採った魚で、雄親の両親と雌親の両親はO氏の系統魚です。尾が大きく親骨が柔らかい雄に、親骨が硬く張りの強い雌の組み合わせです。5/18の産卵で、約500個の採卵でした。 | これも両親ともにO氏の系統の魚で、二歳同士の採卵としました。雄は親骨が柔らかく尾の大きなタイプで、雌は長手ながら、大きくかさもよく出た安定した尾を持つ魚です。5/6の産卵で、約1,00個の採卵でした。 | 雄親は極めの良い親骨で、両親とも返しが抜群で大きく張りの良い後ろを持つ魅力的な魚です。ともに当歳の秋に褪色し、ともに二歳でほぼこの姿となった早熟な魚です。5/6の産卵で、約800個の採卵でした。 | 雄親は左隣の白勝ち更紗の雄と同腹の兄弟魚で、後ろは大きいのですが親骨の柔らかい魚、雌親は左と同じ魚です。この両親もともに当歳時に褪色をした魚です。5/6の産卵で、約1,000個の採卵でした。 | 雄はO氏系。雌はO氏系とI氏系の掛け合わせにI氏系をかけ戻したもの。今回はこれにO氏系をさらにかけ戻したものとなります。6/16の、この年最後の産卵。約400個の採卵でした。 | |||||||||
@♂広島O氏系 | A♀広島O氏系 | B♂広島O氏系 | C♀広島O氏系 | D♂O氏×I氏 | E♀愛知I 氏系 | F♂O氏×I氏 | G♀愛知I 氏系 | H♂広島O氏系 | I♂O氏×I氏 | ||||
撮影:2008/5/17 | 撮影:2008/5/517 | 撮影:2008/5/6 | 撮影:2008/5/6 | 撮影:2008/4/24 | 撮影:2008/5/6 | 撮影:2008/5/6 | 撮影:2008/5/6 | 撮影:2008/5/6 | 撮影:2008/6/16 | ||||
2008年 子(当歳魚) | 2008年 子(当歳魚) | 2008年 子(当歳魚) | 2008年 子(当歳魚) | 2008年 子(当歳魚) | |||||||||
J | K | L | M | N | O | ||||||||
撮影:2008/11/1 | 撮影:2008/11/22 | 撮影:2008/12/18 | 撮影:2008/11/2 | 撮影:2008/10/11 | 撮影:2008/11/8 | ||||||||
尾が目立って大きな仔が多く出た腹となりましたが、尾芯を下げるものも多く、翌春まで残せた魚は3尾でした。親骨の硬さは両親の中間型が多かったように感じました。この魚は尾芯わきにわずかに皺になりそうな癖がありますが、後ろの幅が際立っており、全国大会でも4位と高く評価されました。 | 少し顔が悪いものが多く気になりましたが、親骨は柔らかく尾の大きな魚が多く出ました。ただし、皺の入らなかったのはこの1尾のみで、もう1尾を翌春まで残しただけとなりました。癖の無い尾で晩秋には少し腹も出てきたので、全国大会でも5位に評価された魚です。 | 秋までに3尾残した兄弟の中で、褪色したのはこの一尾のみでしたが、この魚は褪色が早く、紅白のはっきりした色に変っています。体型や顔は良いのですが、親骨が硬すぎのが難点で、長くは持てない魚となりそうです。他の魚は親骨の柔らかいものもあり、やや細身が多い腹だったと感じています。 | 産卵が集中した時期のため、他と異なり丸鉢で孵化させましたが、低温で孵化まで11日もかかり、100尾しか孵化しませんでした。褪色は比較的早く、秋までに残した4尾のうち3尾が褪色済みとなりました。体型は丸手ですが尾筒が詰まり気味。渡りは広いのですが親骨の抑えが弱い感じでした。 | 尾芯を下げてはいますが、太みのある三角形のきれいな体型に張りのある大きな尾が付く理想的な姿の仔が得られました。ただし、秋までに残せたのはこの1尾のみで、他は体の細いものや尾の小さいものばかりで、確率が低い腹でした。 |