雄は二歳で際立って良い魚に変化した魚で、各ひれが大きく反しの良さが特徴の丸手です。昨年の産卵で非常に良い結果を得られたのですが、顔の尖りと腹型に今一歩の子が多く出ていたので、顔の尖りの良い丸手で腹型の理想的な魚を掛け合わせてみました。単純なイメージで「雄の尾を雌の体型につける」のが目的の掛け合わせで、セオリー通りですが、雄も丸手の体型だったため、より良い結果が出たようです。系統の違う魚の掛け合わせでしたが、あまりばらつかず良い子が多く得られました。 |
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左の交配と同じ考え方で、Aの雌と同様に顔が良く尖り腹型の良い雌を合わせました。こちらは同系統で、雌の親骨が非常に柔らかい事が異なっています。(後で感じたのですが、これが良い結果に繋がっているようです) |
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ガクトの相手は昨年と違う更紗で、5/26の採卵です。写真のガクトは四歳となりますが、顔と反しの良さは健在で、尾にも張りがある若々しい魚です。雌も色のはっきりとした顔と反転の良さが特徴の魚で、狙い通りの組み合わせだそうです。 |
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両親ともに顔の尖りが優れていますが、やや細めの体型です。雄は桜気味で雌は皺を寄せる事、親骨の張りが強すぎるものと弱いものとの組み合わせで、中間を狙ってみました。稚魚は予想に反して顔の良いものがあまり出ませんでした。 |
期待を上回る子が多く出た腹となり、稚魚は丸鉢3個に分けてスタートしましたが、選別でなかなかハネが出せない兄弟でした。親は丸手同士の掛け合わせでしたが、子は体と尾のバランスが良く安定した泳ぎのものがほとんどで、特に体型は理想的で二歳以降も十分に期待できる魚が多く残せました。体色は早いものと遅いものと時期はかなりバラけています。
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全体的に子は左隣の腹と非常に良く似て良い結果でした。注意してみると皺が若干多いように感じましたが、この当歳のように親骨がここまで張りながら、しなやかなため泳ぎが安定する魚も得られました。 |
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通称:ガクトの子2ndエディションです。孵化後2週目の終わり頃、47尾を分譲して頂いた中から残した1尾です。体はやや細いのですが大きな尾と広い渡りを持つ存在感のある魚です。体色が濃いようです。 |
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雄親がガクトの子なので、N、Oはガクトの孫になります。子はやや長めが多いのですが揃いは良かったです。大器晩成型なのか当歳で際立つものは得られませんでしたが、二歳以降が楽しみです。 |