無選別稚魚分譲会 : 広島県福山市加茂町の小川支部長宅にて (2008年5月25日11:00〜17:00) |
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洗面器ごとに分譲稚魚が並ぶ |
選別済みの分譲稚魚 |
新規会員の選別実習 |
四角い白バットでの選別 |
今年3回目の行事となる「無選別稚魚分譲研究会」は、出席者17名(会員17名+S養魚場の取材)で開催されました。今回も関東、近畿、四国や山陰などからも参加があり、本格シーズン開始に伴う熱意が感じられる研究会でした。
分譲稚魚は全て支部長が準備され、採卵と成長のタイミングから、今回は選別済みとなる孵化後2〜3週目のものを17鉢分(各60尾前後)が、くじ引きによって希望順に分譲されました。
また、現在孵化したばかりの針仔については、無選別で後日希望者に郵送される事となっています。
当日は、新規入会者を中心に選別の実習を行い、選別間違いや選別漏れの指導も行なわれました。また、一般に良く行なわれる選別盆や洗面器など、丸い容器での選別では、稚魚が周囲を泳ぎまわるため、尾形を見やすくする方法として四角いバットなどの利用も紹介されました。
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丸鉢で孵化させている卵 |
ブラインシュリンプの与え方 |
大発生している水路のイトミミズ |
泥とともに掬い取り、後で分離 |
飼育状況の見学では、分譲された稚魚の両親の説明や卵の管理や扱い、初期飼料となるブラインシュリンプの与え方の工夫などが説明され、実際の稚魚を洗面器に上げて見てみながら、選別時の注意点や親骨の張りと泳ぎによる尾肩の流れなどの解説もありました。
その後は、車で10分足らずの距離ですが場所を移動してイトミミズの採集に出かけました。前日の雨で水かさが増して採りやすくなった水路で、各自キロ単位での大収穫に驚かされながら、イトミミズの餌や保存などの話題も出ていました。 |
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当歳時に優勝した二歳雄魚 |
同じく9位の二歳雄魚 |
同じく11位の二歳雄魚 |
二歳時に優勝した四歳雄魚 |
17時前には一応解散となりましたが、遠方の会員を駅に送るまでの1時間弱の時間は、希望者は残って支部長への質問や情報交換など、それぞれ有意義に過ごされていたようです。
上の4尾の写真は何れも支部長の魚で、4月に見た時と一回り以上大きくなっており、二歳などは特に伸びが著しく、今年の成長を予感させてくれる感じでした。 |