選別済稚魚分譲会 : 広島県福山市加茂町の小川支部長宅にて (2007年6月17日11:00〜18:30) |
|
|
|
|
今年3回目の行事となる稚魚分譲会が行われました。関東方面や遠くは鹿児島からと、広島県外からの参加も5名を含み、出席者15名(うち会員14名)での開催となりました。
先月の稚魚分譲と異なり、今回は選別済みのみですが、10セットが並びました。各セットはそれぞれ大きさも色々なものがあり、孵化日の違いでサイズも様々ありました。見学するだけでも、これらの稚魚を比較する事で、サイズ別の残すべき姿を知る事ができるので、皆勉強になった事と思います。
また、当日は4歳の分譲魚も4尾並びました。写真の素赤は左が雄、右が雌で、どちらも来年の産卵にも十分に使えますし、分譲魚の中には左の雄の様に、品評会に出せるレベルのものも含まれていて好評でした。 |
|
|
|
|
研究会では、分譲稚魚を例に支部長の解説があった他、指名された4名による選別の実習と検証がありました。実習者は皆が見守る中での作業で、平常心でいつもの選別が出来ていたとは思いませんが、それぞれの選別のくせが修正できる良い機会になったようです。
その後の支部長の飼育管理の見学では、イトミミズの代用の餌として使われている鮎餌の粒の小さなものの与える量や与え方の注意点(写真右端が解説中の様子)など、実際に目で見て覚える飼育方法を学ぶ事ができました。 |
|
|
|
|
今回もいつもどおりミジンコ採集に出かけ、軽トラックに一人1袋を山積みして持ち帰りました。これをネットとザルの2枚重ねで濾し取り、1鉢当たり親指の爪の大きさぐらいの塊で給餌するとの事でした。
丸鉢は2日おき程度の換水で、コケはきれいにとって管理されています。右端の稚魚は無作為に一部を掬い取ったものですが、どの鉢にも尾の後の大きい稚魚が多く見られ、尾を柔らかく絞って勢い良く泳ぐ姿が印象的でした。 |
|
|
|
|
二歳魚は、産卵時期から成長の時期へと移ってきており、伸び盛りの様子が非常に頼もしく思えるほどです。今年の天候の良さが原因か、色変わりを始めているものが例年より多く感じました。 |
|
|
|
|
右端の3歳雄魚が昨年の本部2歳優勝魚で、特に渡りの伸びと尾の成長で、前回よりもさらに良い魚になっていました。
ちなみに左端の褪色中が2歳の他は、素赤が4歳でともに雄で、黒い魚も褪色を始めているようです。
全体的に特に2歳は丸手が多く、その他の中手の魚も含め、尾の大きい魚が目を惹きます。 |