土佐錦魚写真館2012年

2012年の写真から気に入ったものをまとめて紹介しています(No.と撮影日を併記しています)
〜サムネイル表示ですのでクリックすると拡大します〜

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2012年 うちの土佐錦魚:親魚(三歳魚) 

gallery-Z(2012/11/11)
 究極の土佐錦魚 【連続3部門制覇】
 この土佐錦魚(両親)は、三歳になる雄魚で、当歳魚から3年連続で品評会に優勝し続けた過去に例のない魚です。
 土佐錦魚では、当歳魚で良い姿を見せる魚は二歳以降では親骨が前に来過ぎたりして崩れるものが多く、逆に親魚で評価される魚は当歳時には平凡なものがほとんどです。
 この魚は、当歳から親魚までの成長過程全ての段階で、継続的に良い資質を見せ続け、欠点が見当たらないだけではなく、顔の尖りや体型、更紗模様、尾の広がりや大きさ、返しの見事さ等、土佐錦魚の見所の全てで、他を圧倒的に凌駕する特徴を見せていたため、この評価に繋がったようです。 
 この魚の品評会入賞歴 

2010/11/23
全国大会:当歳魚の部優勝

2011/11/13
全国大会:二歳魚の部優勝

2012/10/28
支部大会:親魚の部優勝
 
2012年 うちの土佐錦魚:親魚(三歳魚・四歳魚)  


gallery-V(2012/10/8)

gallery-W(2012/4/1)

 左上の素赤(両親)は三歳雌魚で、雌魚ながら大きな尾を持ち、二歳時には全国大会で4位支部大会で準優勝した魚です。秋の冷え込みで座り込むようになったため、親魚では品評会への出場はありませんでしたが、この年の産卵では非常に良い子を多く出しています。
 また、右上の白勝ち更紗(両親)は四歳雄魚で、やや長手で大きな返しと後ろを持つ魚です。三歳時には支部の品評会で第4位となっています。


gallery-X(2012/10/8)

 gallery-Y(2012/10/8)

 
 左の派手な赤勝ち更紗(両親)は三歳雄魚で、返しや後ろが大きく目を惹く魚ですが尾芯が途中から消えていしまい、当歳魚で支部大会6位の後は種魚扱いですが、2013年の全国大会二歳魚の部優勝魚の父親となりました。
 右上の素赤(両親)は三歳雌魚で、一番上で紹介したZと兄弟魚です。突然変異で当歳時には鱗がパールになっていましたが、三歳になるとほぼわからないように目立たなくなっています。この魚も返しや後ろの広がりが見事な魚です。

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2012年 うちの土佐錦魚:二歳魚 

gallery-A1(2012/5/4)

gallery-A2(2012/7/8)

gallery-A3(2012/11/11)
 非常に太みのある丸手で、尾の押さえが良く、後ろの大きな雄魚(両親)で、全国大会の二歳魚の部で優勝した魚です。親骨が柔らかい魚でしたが、二歳の秋には前に来てしっかりと極まっています。褪色の進みが遅く、二歳の初夏から始まっても冬に終わらない程でした。丸手の体に対して尾が大きすぎる感じで、この後の冬越しで座り込んでしまいました。

gallery-B1(2011/10/17)

gallery-B2(2012/7/14)

gallery-B3(2012/10/20)
 上の素赤は雌魚(両親)で、明け二歳の春から急に太みも増して、後ろや返しも大きくなりました。尾芯付近に癖があり、秋には尾の縁がばさばさにさばけてしまいましたが、資質の高い種雌として残しています。ただ、この年は産卵が無かったため、産卵は次年度に持ち越しとなっています。

gallery-C1(2012/6/2)

gallery-C2(2012/7/14)

gallery-C3(2011/11/18)
 上の赤勝ち更紗は雌魚両親)で、尾筒が太く尾付けの良い中手の魚で、姿勢も安定し泳ぎが良い魚です。尾芯両脇の皺が残念で、秋には尾の周辺部もさばけてしまいましたが、種魚としての形質を期待して残していますが、2012年の産卵はなく、おかげで三歳魚並の大型の魚に成長しています。

gallery-D1(2012/4/30)

gallery-D2(2012/7/7)

gallery-D3(2012/10/18)
 上の更紗は雌魚(両親)で、尾筒が短く、何度も尾芯が消えたため秋には尾の形が乱れてしまい、さらに親骨の先も前に来て海老尾気味となっいますが、色目の良さと体の太みが魅力的なため、手元に残しています。

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2012年 うちの土佐錦魚:当歳魚 

gallery-E1(2012/11/11)

gallery-E2(2012/11/11)

gallery-E3(2012/11/13)
 上のE1からE3の3尾と、下のE4とE5の計5尾は、両親を同じくする兄弟魚で、全ての魚の顔と体型が優れ、尾も大きく欠点の少ない魚が多く、2012年の産卵で最も出来の良かった交配となりました。
 左上の褪色中のE1は特に渡りが広く既に親骨が極まっている魚で、上中央の虎禿のE2も同様にほぼ欠点が無く、この2尾は品評会に上位入賞の結果を残しています。
 右上の素赤のE3も、丸手で太みのある体に尖った顔と大きな尾を持ち、二歳魚での産卵に期待している魚です。

gallery-E4(2012/11/13)

gallery-E5(2012/11/13)

gallery-F1(2012/10/9)
 左上の左の褪色中のE4は親骨の柔らかい素直な魚で、中央上の口白のE5は親骨の張りが強く、これら5尾の兄弟魚同様に良い顔と体型をしています。
 右上の濃い素赤のF1(両親)は、丸手で太みのある体に素直を持つ魚で、尾筒が短いのが気になりますが、来年の種親としての活躍を期待しています。

gallery-F2(2012/11/18)

gallery-G(2012/11/13)

gallery-H(2012/11/13)
 左上の尾の大きな素赤F2(両親)は、F1とは同腹の兄弟魚ながら特徴が異なり、尾が大きく尾付けや返しも良いタイプです。
 中央上の白勝ち更紗G(両親)は、実物はやや顔の尖りが悪いのですが、広い渡りと大きな袋を持っていて、色目もはっきりとして、欠点が無いため、来年の品評会も密かに期待している魚です。
 右上の赤勝ち更紗(両親)は、際立った特徴が無く平凡な魚に見えますが、欠点が無いため来年の伸びを期待して残しています。

gallery-I1(2012/11/13)

gallery-I2(2012/11/13)

gallery-J(2012/11/13)
 左上の尾の大きな更紗I1と、中央の素赤I2は、同じ両親を持つ兄弟魚で、尾の大小が混在する腹となりました。
 右上の素赤のJ(両親)は、長手で尾筒が少し詰まり気味ながら返しの良い大きな尾を持つ魚です。

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