土佐錦魚写真館2007年

2007年の写真から気に入ったものをまとめて紹介しています(No.と撮影日を併記しています)
〜サムネイル表示ですのでクリックすると拡大します〜

丸鉢ライン

2007年 うちの土佐錦魚:四歳魚 

gallery-S001(2007/5/3)

gallery-S002(2007/6/18)

gallery-S003(2007/11/24)
 上3枚は同じ魚で、四歳となった丸手の雄です。もともと大きな反転は、この一年でさらに大きくなり、姿勢も非常に安定した魚です。3年連続して産卵にも多用していますが、衰えを感じさせない魚で、種親として非常に優れた魚だと感じています。
 昨年で褪色は終わったかに見えましたが、今年も再度褪色が進み、更紗模様になった変わった魚です。

gallery-S004(2007/10/31)
 左の写真の、頭に大きな窓の開いた赤勝ち更紗は、この秋に大賀氏のところを訪問した際に無理をお願いして導入した四歳雌魚です。
 太い尾筒に大きな尾、太い親骨の張りの良さ、丸手で綺麗な体と紅白のはっきりした体色と、どこをとっても非常に優れた魚だと思います。
 普通に考えれば導入するにはやや高齢の点が気になるところですが、支部長の純粋な系統との事でもあり、この形質を次年度の産卵に是非使って導入したいとの思いで譲っていただきました。

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2007年 うちの土佐錦魚:三歳魚 

gallery-A001(2007/2/16)

gallery-A002(2007/4/7)

gallery-A003(2007/6/12)
 上3枚は同じ魚で、2006年春に導入したI氏の雌魚です。昨年はS001の雄と掛け合わせて、良い形質の子が多く得られています。白勝ち更紗で尖った顔と綺麗な腹型が魅力的な魚でしたが、産卵時の太らせすぎが原因か、卵詰まりの症状で失ってしまいました。最期は右端の写真の通り、太らせすぎで尾付けが高くなり逆立ち気味に泳ぐようになってきました。三歳となるこの年に尾が大きくなってきた魚でした。

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2007年 うちの土佐錦魚:二歳魚 

gallery-B001(2007/5/27)

gallery-B002(2007/9/8)

gallery-B003(2007/12/8)
 上3枚は同じ魚で、こうして並べてみると、春から秋にかけて成長に伴う大きな姿の変化を感じさせます。トサキン保存会西日本支部の第一回品評会(2006年)で当歳魚の部の優勝魚で雄魚です。当歳時から親骨が横に張っていましたが、この親骨が柔らかいことから、二歳の冬になってもバランスを崩さない安定した泳ぎの魚となっています。写真では後はあまり大きく見えませんが実際は非常に後と袋が大きな魚で、反しの形状が独特で、これは古い高知の形質を見せている魚とのことでした。

gallery-B004(2007/5/5)

gallery-B005(2007/10/8)

gallery-B006(2007/11/25)
 上3枚も同じ魚で、春から秋にかけての大きな変化を見せた魚です。昨年春に導入したI氏の無選別分譲稚魚から残した魚で、長手の体型ながら雌魚です。当歳時には非常に素直な魚ながら、親骨の押さえが良い特徴がありましたが、二歳で急に変化した魚です。

gallery-B007(2007/5/19)

gallery-B008(2007/7/14)

gallery-B009(2007/11/4)
 こちらも上3枚は同じ魚で、2006年9月のトサキン保存会西日本支部の当歳魚研究会で優勝した魚です。白勝ち更紗の雄魚で、こちらも上のB004ほどの反しにならなかったこと、尾芯の先に癖が出たので品評会には出しませんでしたが、2008年には会で使える魚になりそうな予感を感じさせる伸びを見せています。

gallery-B010(2007/5/27)

gallery-B011(2007/7/28)

gallery-B012(2007/12/22)
 上3枚の写真は、素赤に褪色する前後の姿で、この魚も二歳となったこの年にそれなりに変化した魚です。顔と体型が素晴らしい丸手ですが、この腹で雄魚です。B007の魚とは兄弟魚で、雄親はS001、雌親はA001ですが、両親の形質を見せ始めているような変化となっています。

gallery-B013(2007/4/30)

gallery-B014(2007/9/27)

gallery-B015(2007/12/2)
 この魚は血統の1/4に東京のT氏の血が入っている魚で、当歳時に後ろが小さかったためハネに近い扱いでしたが、綺麗な更紗模様であることと、素直で癖が無い魚なので、とりあえず手元に残していましたが、結構面白い魚となってきています。小規模飼育では血が濃くなることにも備えておきたいので、できれば残しておきたい魚です。

gallery-B016(2007/4/14)

gallery-B017(2007/6/13)

gallery-B018(2007/11/4)
 この魚は顔が非常に良くなったという珍しい変化を見せた雄魚で、左端の時点では非常に顔が悪く体も細いのであまり期待していなかった魚ですが、右に順次見比べてみると分かるように、今年一年で目先が出て腹も丸みを帯びて来ました。左の返しが1枚返しで右が2枚返しとなっているので左右の返しが大きさが異なる欠点がありますが、後ろが大きくなれば、さらに良くなるかと思います。

gallery-B019(2007/3/25)

gallery-B020(2007/5/27)

gallery-B021(2007/10/28)
 上3枚は同じ魚で、この春にI氏に分譲していただいた魚ですが、左端の写真にある淡い朱色が春の温度上昇とともに消えてしまった点が残念な魚です。尾芯両脇の皺も気になりますが、三歳ではさらに尾が大きくなることを期待しています。

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2007年 うちの土佐錦魚:当歳魚 

gallery-C001(2007/11/11)

gallery-C002(2007/11/7)

gallery-C003(2007/11/11)
 上の3尾と下の左端の1尾は全て@の兄弟魚です。偶然ながら白、黒、素赤、更紗と様々なバリエーションの子が得られましたが、残したこの4尾は当歳魚にしていわゆる土佐錦魚の形を既に見せている体型で、見ていて飽きない魚たちです。特に上の中央の白勝ち更紗は非常に良く出た腹と顔の良さで尾に小さな皺はありますが気に入っています。

gallery-C004(2007/10/14)

gallery-C005(2007/10/14)

gallery-C006(2007/10/5)
 上中央のC005はBのペアから得られた魚です。尾芯わきの皺さえなければ、私自身が考えている当歳魚のほぼ理想の姿とも言える姿をしていますが、若干尾筒が短いのが気になります。C006は研究会で持ち帰った卵から残している魚で両親はDです。体の若干の曲がりはありますが、尾の大きさと張りの良さなど、次年度の産卵に用いてみたいと思わせるものを見せています。

gallery-C007(2007/10/28)

gallery-C08(2007/11/7)

gallery-C009(2007/11/7)
 上の3尾と下の左端1尾は、全てJの両親から得られた魚です。上左端のC007は特に気になっている魚で、袋の大きさや体と尾のバランスが素晴らしく、二歳以降の伸びを期待させる魚です。上中央のC008は尾を左に大きく振っている魚ですが、種親としての資質はC007と並ぶものを持っているように感じています。

gallery-C010(2007/11/7)

gallery-C011(2007/11/13)

gallery-C012(2007/11/16)
 上中央のC011の両親はIで、やや小柄な魚ですが、尾肩の角度や安定した姿勢が優れた魚です。上の右C012は研究会で分譲されたO氏の無選別稚魚から残した魚でCが両親です。柔らかい尾の魚なので、二歳以降も期待できそうです。

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2007年 見学先での土佐錦魚の写真 
ここで紹介する写真は、見学先で撮影した写真です。

gallery-D001(2007/3/13)

gallery-D002(2007/4/15)

gallery-D003(2007/4/15)
 上の左端D001はI氏の四歳魚で3月の姿ですが、この年の11月にはトサキン保存会(池袋)で親魚の部で優勝された魚です。上中央D002はO氏のガクト(雄魚)で五歳となった春の姿で、まだまだ衰えを微塵も感じさせませないすごい魚です。上右端D003もO氏の魚で四歳雄魚、こちらはやや小型ですが素晴らしい反転を見せています。

gallery-D004(2007/5/20)

gallery-D005(2007/8/23)

gallery-D006(2007/10/31)
 上左端のD004はO氏の当歳魚で、体と尾のバランスの良さと素直な後が魅力で、この後の伸びを期待させる魚です。上中央D005も同じくO氏の魚で、鱗目の細かな綺麗な肌を見せる丸手で尾が大きな三歳雄魚です。上右端D006は大賀氏の三歳雄魚で、二歳の折にはトサキン保存会西日本支部品評会で準優勝だった魚です。

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