高知新聞 土佐錦魚 1〜25 (平成5年2月より8月まで連載) | ||
著者の野中進氏は、高知市の土佐錦魚保存会の会長も努めた著名な飼育家で、土佐錦魚を県の天然記念物に推薦した方です。 高知新聞に毎週連載された記事で、25回の連載です。毎回テーマを設け、その歴史(上中下)、1〜12月の飼育(各月に分けて掲載)、病気(上下)、門田真澄さん(上下)、矢野城楼さん(上下)、田村広衛さん(上下)、懐かしの仲間、健康の秘けつと、題して様々なエピソードを散りばめて分かり易く解説してあります。 土佐錦魚についての情報は、この記事で概要を全て知り得る事が出来る秀逸の内容だと思います。 高知県立図書館では、この記事をスクラップブックにしてあり、お願いすればコピーを取らせてもらう事も可能です。ただし、せっかくのカラー写真は白黒になりますので、ぜひ直接見たいものです。 新聞記事だけあって一般の人でも分かり易く解説されていますが、内容は専門用語も多々あり、完全に飼育家向けの非常に参考になるものとなっています。 |
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高知学芸高等学校研究報告 第15号 「土佐錦魚の歴史」 | |||
高知学芸高等学校研究報告15号には、4種の論文が掲載されていますが、「土佐錦魚の歴史」はその一部で7ページに渡る論文です。 著者の矢野城楼氏は、高知市の土佐錦魚保存会の会長も努めた著名な飼育家ですが、郷土史への造詣も深く、この論文でも貴重な文献などの資料が掲載されています。 下の写真左は、土佐錦魚の生みの親である須賀家に伝わる古文書で「土佐錦魚元祖」、中央は矢野氏の持魚で3歳の白勝ち更紗、右は唯一現存する昭和4年11月の土佐錦魚の品評会番付表「土佐錦魚見競鑑」です。 |
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