金魚詳報誌 金魚伝承 | ||
唯一の金魚専門誌です。金魚伝来500年である2002年に創刊されました。年に2回のペースで、訪問取材記事中心の号と品評会結果中心の号と交互に発刊されています。 飼育者数を反映して、らんちゅうの割合が非常に高いのですが、土佐錦魚の記事も常に取り上げられています。また、全国の著名な飼育家を取材して、見開きで紹介するページに土佐錦魚編があり、大変参考になります。 土佐錦魚に関する特集は、創刊号でトサキン保存会(田中國衛会長)、第7号で中部土佐錦普及会(河邊改治会長)、9号では田中國衛氏、蓬田堅氏、泉憲明氏がそれぞれ4ページで紹介されています。 非常に読み応えのある内容で、十分に価格以上の出来ではないかと思います。(2006年7月現在:10号まで刊行) |
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金魚詳報誌 金魚伝承別冊「日本金魚大鑑」 | ||
金魚伝承の別冊という形で、日本で現在流通している金魚を全て取り上げて紹介するオールフルカラーの豪華な1冊です。 先に発刊された「中国金魚大鑑」と同様に品種紹介をメインとした構成で、各品種ごとに見開きを基本として紹介されています。 土佐錦魚については。「土佐金」や「土佐錦」、「トサキン」ではなく、「土佐錦魚」の字を当ててきちんと紹介されており、三大地金魚である「地金・六鱗」と「出雲ナンキン」とともに各4ページを割いて紹介されています。 土佐錦魚の作出や普及の経緯や、丸鉢飼育の意味や品を重視する事、魅力や鑑賞のポイント(見方)など細かな紹介が行われています。 写真には一言ずつコメントが添えられており、「飼育は決して難しい魚ではない」との嬉しい表現も見られます。 ちなみにO氏のガクト二歳時の写真も掲載されています。 |
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金魚詳報誌 金魚伝承別冊「中国金魚大鑑」 | ||
金魚伝承の別冊、中国金魚のみを取り上げた内容で、「日本金魚大鑑」と対を成す1冊。 金魚伝承と同様の装丁で、A4サイズのオールフルカラーの豪華な内容です。 美しい写真を主体に、中国や台湾の金魚事情をおりまぜながら記事が掲載されています。 さすがに土佐錦魚は掲載されていませんが、蝶尾やロングテール琉金の中には反転性を持つものも見られ、その血を引く可能性がある品種もいくつかあるとの見解もあり。 |
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月刊「金魚道」 | ||
(株)錦彩出版の「月刊 錦鯉」の毎号の付録という形での発行予定だったようですが、単独でも入手が可能です。 A4サイズのフルカラーで、美しい写真を主体に、記事が掲載されています。創刊号では、金魚の歴史、品評会結果、品種解説、ブリーダー訪問などがそれぞれ見開きで紹介されています。 業界初の金魚の月刊専門誌ですので、今後の一層の内容充実を期待したい所です。 |
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月刊フィッシュマガジンVol.493 2007年4月号 「春うらら そうだ!金魚にしよう!!」 | |||
月刊フィッシュマガジンの金魚特集号です。金魚関連のページ数がかなり多く、見ごたえのある内容となっています。 この号にはトサキン保存会西日本支部の小川支部長による「トサキンの楽しみ方」が、カラー3ページで掲載されています。小川氏の作出魚ガクトの2、3、4歳時の写真が掲載されている他、土佐錦魚飼育の特徴や楽しみ方が詳細に解説されています。 その他には、ランチュウが4ページ、地金が3ページで解説されている他、金魚のタイプ別博覧展(ランチュウ型、琉金型、和金型)が12ページ、飼育の予備知識が2ページ、養魚場紹介が3場各2ページ、その他に大和郡山の情報などの構成となっています。 |
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月刊アクアライフNo.325 2006年8月号 「2006年、キンギョの夏」 | ||
月刊アクアライフの金魚特集号です。 カタログの品種紹介では、最近の中国金魚なども美しい写真で紹介されていますが、日本の地金魚の紹介もあります。 その他にカラーページでは、「金魚拝見」と題して飼育家や養魚場をいくつか訪問しての記事、「ブリストル朱文金の歴史」などがあります。 また、「金魚産業今昔物語」、「ヘルペスウイルス病」など、記事も充実しており、参考になるものも多く見られます。 |
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月刊フィッシュマガジンVol.482 2006年5月号 「春だ!金魚満開!!」 | ||
月刊フィッシュマガジンの金魚特集号です。 タイプ別の品種カタログが8ページ、水槽飼育のスタイル提案が4ページ、アクアマリン福島の水族館職員が答えるQ&Aが6ページ、飼育のポイント、金魚お宅訪問、金魚フードカタログなどで構成されています。 土佐錦魚は、下の写真のきれいな更紗個体が紹介されています。 また、フィッシュマガジンでは、毎号連載で各地の金魚品評会を順に紹介し、入賞魚の写真を掲載している「金魚名鑑」も連載されています。 ちなみに、品種はらんちゅうが中心となりますが、トサキン保存会の品評会結果も毎年掲載されています。(この号では第86回京都金鱗会:らんちゅうです) |
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月刊フィッシュマガジンVol.475 2005年10月号 「レッツ!色揚げ!! 金魚、匠の仕上げ」 | ||
月刊フィッシュマガジンの色揚げ特集号です。 副題のひとつに「金魚、匠の仕上げ」とありますが、金魚の色揚げについて特集があるのではなく、品評会前のらんちゅう、琉金、土佐錦魚について、それぞれの仕上げをテーマに、各品種カラー見開きで解説があります。 「土佐錦の見方と飼育の注意点」では、田中國衛氏により、当歳魚、二歳・親魚と分けて、飼育のポイントや時期ごとの管理の注意点などが非常に簡潔に的確に表現されています。一般の観賞魚愛好家が土佐錦魚の飼育を始めてみようと思わせる内容ですが、創りにおいても参考になる点が多くありました。 毎号連載で各地の金魚品評会を順に紹介し、入賞魚の写真を掲載している「金魚名鑑」の品評会結果は、第40回京浜らんちゅう会です。 |
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月刊フィッシュマガジン別冊 vol2 らんちゅう指南 | ||
副題に「達人が教える秘伝の技」とあるように、著者で観魚会副会長の山田勝久氏が、らんちゅうの飼育を鮮明な写真で、詳細にポイントを解説しています。 親魚を選ぶポイントから、1年を通じた管理を順を追って、ほぼフルカラーで紹介されています。 特に、繁殖(人工授精)の方法、選別や換水、品評会への出品、冬ごもりの方法など、一般の金魚解説書ではあまり触れられない内容が記載されていて、非常に参考となる内容です。 |
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月刊アクアライフNo.310 2005年5月号 「春は金魚を楽しもう」 | ||
月刊アクアライフの金魚特集号です。 様々な品種の美しい写真が際立っていますが、内容の方も充実しており、水槽飼育や、屋外飼育のそれぞれのポイントの解説など、参考になるものも多く見られます。 カラー紹介の記事では、らんちゅうについての解説の他に、金魚を常設展示している水族館として有名な「アクアマリンふくしま」のカラー紹介ページがあります。 |
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ProFile100 別冊 宇野系らんちゅうの魅力 | ||
副題に「宇野系らんちゅうを楽しむための入門書」とあるように、 多くあるらんちゅうの系統の中から、特に更紗模様が美しいことで知られている宇野系のみを取り上げて解説している書籍です。 当然、多くの飼育スタイルがあるランチュウ飼育ですが、ここでは宇野系に拘った飼育方法や鑑賞のポイントを紹介されています。 その他の内容としては、銘魚カタログ、品評会、飼育家訪問があり、何れも参考となるものが多々あります。 なお、著者の田中氏は、HP「らんちゅう至上主義」を運営されている方です。 |
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月刊フィッシュマガジンVol.458 2004年5月号 「春だ!らんちゅうを飼おう!!」 | ||||
月刊フィッシュマガジンの2004年5月号では、「いざ拝見!!驚きの混泳水槽」と「春だ!らんちゅうを飼おう!!」の2つが特集となっています。 らんちゅうの記事は観魚会審査長の山田勝久氏によるもので、冬眠明けの魚の管理から仔引き、選別までを全カラーページで詳細に解説されています。 その他に、「金魚がかかりやすい病気」、「飼育家訪問」、「日本らんちゅう協会東部本部品評大会」などがこちらもフルカラーで掲載されています。 |
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宍道湖自然館第5回特別展 「金魚・銀魚・鉄魚−いづもナンキンのルーツを探る−」展示解説 金魚・銀魚・鉄魚 |
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島根県にある汽水湖、宍道湖の湖岸にある体験学習型の水族館「島根県立宍道湖自然館ゴビウス」が平成15年の夏に特別展を開催した折に作られた展示解説書です。 内容は金魚の解説書としても、驚くべき充実した物となっており、人気が高く展示が終わった後も多くの問い合わせがあったそうです。そのため、発行の翌年には改訂版として増刷されています。 島根県では地金魚である「いづもナンキン」が、県の天然記念物に認定されていることもあり、この解説書もいづもナンキンをメインにしていますが、日本3大地金魚である、土佐錦魚と地金についても取り上げて、詳しく解説されています。 土佐錦魚については、中部土佐錦普及会の河邉改治氏が、3ページに渡って寄稿している他、地金の調色の方法なども詳しく掲載されています。 |
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観賞魚飼育管理教本No.1 観賞魚マニュアル 金魚編 | ||
日本内水面漁業協同組合連合会が金魚の振興を目的に発刊したもので、観賞魚業界が広く関わる事業の一環として作成されたようです。 内容は金魚の歴史や品種の解説、飼い方の基礎など、金魚の飼育方法の普及を目指したものとなっていて、この中には琉金、土佐錦魚、地金が特別に個別に解説されています。 また、病気の診断や治療方法など、カラー写真の記載もあり、飼育解説書としても充分な一冊となっています。 流通や養殖業に関わる業界が主体となっていることから、流通部門に関する記事も記載があり、流通サイズ別の呼称、規格の解説や競り市場の役割と管理法の記事も一般の書籍には無いもので、参考となります。 その他には、ランチュウの飼育と見方に関する記事があります。 |
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月刊アクアライフNo.283 2003年2月号 「小さな水槽のある暮らし」 | ||||
熱帯魚が中心の観賞魚雑誌「月刊アクアライフ」です。表紙に小さいながら土佐錦魚の写真もあります。 この号では、イベントレポートで「トサキン保存会の第30回品評会」を紹介しています。(今回は30回の記念大会となっています。) カラーページでは、写真で「親魚の部」、「二歳魚の部」、「当歳魚の部」の上位各5尾について、出品者名と魚評が簡単に掲載されています。 白黒ページでは川田洋之助氏による「土佐錦魚を飼ってみよう」と題して、購入の準備や、導入魚の選択のポイントなど、実際の導入場面で非常に参考となる記事が掲載されています。 |
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ProFile100 別冊 らんちゅう入門 | ||
「らんちゅうの飼育を楽しむための入門書」と副題にあるように、 金魚の中でもらんちゅうに絞って記されています。 著者の野木一男氏は科学的な見地から飼育を深めている方のようで、随所に知識とデータに裏打ちされた部分が見られます。 内容は銘魚の写真紹介、屋外の飼育例、飼育器具の写真、らんちゅう各部の名称と見方などです。 その他に、野木氏自身の飼育状況や、水作りなど、限られた紙面の中で、ポイントを抑えた表現で、解説されています。 個人的には、濃厚塩水浴の方法や、実際の飼育の中での問題点をQ&A形式で答えている部分などは非常に参考となりました。 |
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ProFile100 VOL.10 金魚の楽しみ方 | ||
熱帯魚を中心に1品種のみを取り上げて発刊されているプロファイルシリーズの中で「金魚」を取り上げた書籍です。 内容は、品種解説、飼育器具のカラー写真での解説がある他、ポイントを絞って、初めて金魚を飼う人にお勧めの入門書として充分な内容の記事があります。 品種解説の中では、もちろん土佐錦魚がありますが、その他にも、養魚場の紹介の中に、ブリーダーの飼育環境の紹介として、河邉改治氏の丸鉢や角鉢、泉憲明氏のプラ舟の様子などで、土佐錦魚の姿が僅かに見られます。 その他、初心者が気になるQ&Aなどの記事があります。 |
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月刊アクアライフNo.274 2002年5月号 「金魚のはなみち」 | |||
月刊アクアライフの金魚特集号です。 美しい写真で様々な品種が紹介されています。 カラーページでは、「ランチュウという金魚について」野木一男さんの飼育場も紹介されています。 水槽飼育が主体の記載ですが、屋外飼育の効果を紹介されていて、土佐錦魚の丸鉢飼育(写真左下は睡蓮鉢)や土佐錦魚が交配親となっているミューズのトロ舟屋外飼育(写真右下)などの記事もあります。 |
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隔月刊アクアウェーブ No.14 2001年2月号 「夢がふくらむ小さな世界」 | |||||||
アクアウェーブは、ピーシーズが発刊する隔月刊の観賞魚雑誌です。この号では、表紙にも土佐錦魚の写真が載っています。 連載されている「金魚銘魚探求」10ページで、地金(目次は前号と同様の出雲なんきんとなっていますが・・・)と土佐金を取り上げて、各品評会の取材をもとにした解説を行なっています。 田中國衛氏への取材による解説では、土佐錦魚の普及の歴史や飼育に当たっての心構え、現在の土佐錦魚に対する評価などがあり、参考になります。 この号には、連載企画の「生餌採集記」で、〜ミジンコを飼う事〜の記事があり、これも参考となりました。 |
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最新 金魚&らんちゅうカタログ 1996年7月 | |||||||||
金魚(特にらんちゅう)に興味のある人を対象にした、少し上級者向けの飼育書ですが、この号ではさらに土佐錦魚の扱いが多くなっています。 メインのカタログ品種紹介では、なんと「金魚観賞の手引き」と並んで「トサキン観賞の手引き」があり、らんちゅう以外の品種で唯一の扱いです。 そこでは下の写真の通り第22回と23回のトサキン品評大会の優勝魚と準優勝魚を掲載し、田中國衛氏の魚評までついています。 また、前号に引き続き、田中國衛氏による「トサキンの飼育管理の注意点」と題した解説まであり、充実の内容です。 |
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最新 金魚&らんちゅうカタログ 1994年7月 | ||
金魚(特にらんちゅう)に興味のある人を対象にした、少し上級者向けの飼育書ですが、この号では土佐錦魚の扱いが非常に多くなっています。 カタログ編の品種紹介では、第12回日本観賞魚フェアでの入賞魚を中心に、1993年発刊のものとは別の個体を紹介されています。 土佐錦魚については、田中國衛氏の解説による「トサキンの魅力」のコラムや写真の魚に対する魚評、さらに、見開きで「トサキン飼育のすすめ」と題した飼育解説まであり、充実の内容です。 |
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最新 金魚&らんちゅうカタログ 1993年9月 | ||
ありきたりの金魚飼育書では物足らない、金魚(特にらんちゅう)に興味のある人を対象にした、少し上級者向けの飼育書です。 カタログ編での品種紹介では、A4サイズの1ページに1枚の大きな写真を基本として、品評会上位入賞魚を基本に紹介されています。 土佐錦魚については、品種紹介で右の写真の2尾が掲載されています。 その他カラーページでは、日本らんちゅう協会や観魚会のらんちゅうの品評会の優等魚が、魚評付きで紹介されています。 また、この号では全くの金魚初心者向けの「金魚の飼い方」と、らんちゅう入門者用に「らんちゅうの飼い方」が記載されており、飼育書としても参考になります。 下の写真は東京都水産試験場での金魚養殖の流れを写真で紹介しているものですが、一般に流通する金魚の生産現場の写真として興味深いものでした。 |
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最新 金魚&らんちゅうカタログ 1992年9月 | ||
金魚(特にらんちゅう)に興味のある人を対象にした、写真を多用した解説書です。 ランチュウの品評会が大きく取り上げられ、上位入賞魚の魚影と解説があるのがこのシリーズの大きな特徴で、この号では、観魚会の99回品評会〜101回品評会が詳しく紹介されています。 また、「ランチュウ愛好者に聞く」では、実践家の飼育場を訪問して紹介しています。 この号では土佐錦魚の扱いは少なく、「金魚のカタログ」での品種紹介で、見開き2ページですが、大きな写真で紹介されています。 |
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